こんにちは。くまの(Kumano@Rpgmg)です。
世間では「引き寄せはすばらしい、もっと早く知りたかった!」と絶賛する声もあれば、効果をほとんど感じない人もいます。
引き寄せにより幸せになる人もいればそうでない人もいます。
なぜ効果のある人とない人がいるのか、幸せな引き寄せとそうでないものの差は何か、現実的な視点で書いていきます。
引き寄せの危険や徳の貯め方については別の記事に書いていますので(この記事中にリンクを貼っています)今回の記事では、引き寄せの方法について書いています。
この世の現象は特殊な才能や単純な運・不運ではなく、タネも仕掛けもあります。運を良くする方法もあります。
引き寄せを叶えるためには、その種も仕掛けも利用してください。
引き寄せとは
引き寄せは無意識の力を使う
人の心は意識と無意識に分かれています。
- 意識(顕在意識):自分で認識・自覚出来る心の部分
- 無意識(潜在意識):簡単には認識できない心の部分
意識は氷山が水面に出た部分に例えられます。表面に見える意識の部分は1割、隠れている無意識の部分は9割と言われています。
- 水面に頭を出している氷山の一角の全体の10%が意識
- 水面下にある、全体の90%にあたる大半が無意識
普段私たちが自覚出来る1割の意識だけでなく、9割の無意識の部分に働きかけ、願いを実現させようというのが「引き寄せの法則」の基本になる考え方です。
無意識が力を発揮する1例を書きます。
本屋で何かいい本がないかと本がぎっしりつまった棚を見るとします。
意識では自分が目で追っている本のタイトルしか気が付きませんが、無意識では視野に入る本のすべてのタイトルを把握しています。
無意識に必要な本のタイトルやキーワードがインプットされていると、本棚の前に来ただけで必要な本が見つかります。このように無意識には、意識だけでは成し得ない力があります。
何なら、本屋に入った段階でどこら辺の棚に必要な本があるのか分かる時さえあります。
この力を利用して願いを現実化させようというのが引き寄せです。
引き寄せで必要な2つのもの
引き寄せは、見える世界の「買い物」と同じです。
見える世界で買い物をするためには
- 買う方法を知っている(どこの店で買えるかなど)
- 購入できるお金を持っている
の、2つが必要です。
見えない世界の法則である引き寄せを使うためには
- 引き寄せを使う方法を知っている
- 願いを現実化させるだけの徳を持っている
の、2つが必要になります。
- 1.が欠ければ願いの現実化の代わりにただ幸せな気持ちが続きます
- 2.が欠ければ願いが叶わないか、叶う代わりに運が悪くなります
徳は見えない世界のお金のようなものです。運を良くする、見えない世界に助けてもらうために徳は必要不可欠なものです。
引き寄せで幸せになる人とそうでない人の違い
引き寄せとは、持っている「徳」を消費して願いを叶える方法です。
引き寄せで願いを叶え幸せになる人は「幸せになる引き寄せの使い方」をしていて、引き寄せが叶っているのにどんどん不運になる人は「幸せになれない引き寄せの使い方」をしています。
幸せになる引き寄せの使い方
- 良いことを多く行ったので徳が貯まった
- 貯まった徳の交換先として願いを指定する
- 指定する方法として引き寄せを使う
幸せになれない引き寄せの使い方
- コツを習得してどんどん引き寄せで願いを叶える
- 徳を消費し運が悪くなる
- 持っている分のカルマが抑えられなくなり不幸な状態になる
一番良いのは、引き寄せで叶えた願いでさらに徳を貯めることです。
例えば、引き寄せで手に入った収入で皆の役に立つものを買います。そうして役に立てば徳が貯まります。その貯まった徳でさらに役に立つものを手に入れ、もっと徳を貯めるといった感じです。
それが人のためになると同時に自分にも役に立つものならば幸せの循環が大きくなります。
引き寄せを「思考派」と「行動派」で分けて考える
意外に思われるかもしれませんが、どのような方法であれど引き寄せを成功させるためには努力必要です。
努力の方向性を大きく2つに分けると
1.引き寄せのコツ(イメージの方法など)を習得する努力(思考がメイン派)
2.引き寄せたいことを現実化させるための行動という努力(行動に助力が得られる派)
となります。
中には先天的にどちらかを習得している人もいます。
- 引き寄せの法則を知らなくても願いが叶うような考え方が出来る人、もしくはやり方を学んだだけでコツを習得出来る
- なら夢に一直線に向かって、努力を努力とも思わずひたむきに進んでいける
誰もが持てるものではないので、大抵は引き寄せを成功させるために何かの努力が必要になります。
引き寄せによくある誤解
引き寄せのイメージとして、お金を引き寄せる方法は
と、こんな感じに煩悩をただ念じるだけのものかもしれません。
このような方法では、
思考がメイン派:「これでは ”お金がほしい=お金がない”という自分を引き寄せているだけなので逆効果だ」
行動に助力派:「お金が欲しいと思うだけで状況が動くわけがない」
と、双方からダメ出しをされます。
引き寄せの例
ある自動車が欲しいという例をとって説明します。
思考がメイン
1つの方法として、3ステップの考え方があります。
1.まず。欲しい自動車をリアルに思い浮かべます。(リアルに思い浮かべるというのはかなりの技術がいります、下の記事の明晰夢を見るコツを読んでください)
「かっこいいあの自動車」と想像しても「かっこいい」はあくまでの主観であってその自動車そのものではありません。自動車の名前もそのものではありません。写真では感じられないその自動車の大きさや存在感、金属の光沢や質感までも想像します。
2.次に、その自動車を手に入れた自分を想像します。車内の匂い、シートの座り心地や手触り、アクセルを入れる力加減、それを乗っているあなたを見た周囲の反応、ドライブ中に見える景色等、凄い、綺麗等という感想とは違う「そのもの」を想像します。
3.最後に、この想像を確信をもって信じます。
自動車はもうあなたのものです。すでに手に入っているので届くのを楽しみに待つだけです、この確信を少しでも疑ってはいけません。
心理学的には「すでになっている」と無意識から思う=なっていない自分に違和感を覚え勝手にそれを埋めていくという形での現象化と説明出来るようです。
このように、引き寄せるための思考にはかなりの技術と集中力が必要です。ただ煩悩を念じているわけではありません。
願うことで引き寄せが現実化しない場合、「そのもの」を想像出来ていないからだと思われます。
行動して助力を得る
行動して結果を得るのは当たり前で引き寄せではないと思われるでしょうか?ですが徳が貯まり思いを強くした上での行動は想像を絶するほどのシンクロニシティが起こります。幸運の連続で期待をはるかに超える状況がやってくることも珍しくありません。
これは充分過ぎるほどの引き寄せ効果です。
欲しい自動車があったとします。なぜその自動車が欲しいのか、手に入れたらどうなるかを考えます。この時点で思いが強ければより行動力が増します。
そして、何故その自動車が手に入らないかを考えます。
高価なのでお金が足りないのか、希少なために手に入りにくいのか、家族に反対されているからなのか、理由は色々考えられます。
次に、自動車を手に入れるのに「足りないもの」を手に入れるために行動します。
お金なら、収入を増やしたり支出を減らます。手に入りにくいなら手に入れる方法を調べたり色んな人に聞いたりします。家族の反対なら、反対される理由をなくしたり、交換条件を出して落としどころを探します。
そのうちに、行動と思考がお互いに影響を与えて強化されていきます。行動することでより思いが強まり、その思いがさらに行動を強化していきます。
その繰り返しの中、段々その自動車が手に入るような現象が起きてきます。いわゆるシンクロニシティ(意味のある偶然)が発生しはじめます。
仕事が順調になって収入が増える、その自動車の買い手を探している人が現れる、家族がその自動車に興味を持ち始める、などです。
行動が無意識を味方につけて、ただ行動しただけでは得られない成果が開ける運や助力によって手に入るという引き寄せです。
実際の引き寄せの法則-やり方のまとめ
現実的な引き寄せの方法には以下の6種類があります。
- 強く願う(思う)
- 思考の偏りをなくす
- グラウンディング(現実を見る)
- 無意識・集合的無意識にアクセスする
- 度量・器量を大きくする
- 健康に気を付ける(波動を高くする)
以下詳しく書いていきます。
引き寄せ1:強く思う
思考がメインの引き寄せには独特のコツが必要で現実的ではないかもしれません。
大金を入れた財布をカバンの中に入れたのに何故か見つからない、その時に「絶対に見つかって!!」と瞬間的に心の中で叫ぶほどの強い思いが必要になります。
しっかりと決意する、心の底から重く願う、なら可能です。
収入UPを願うなら、副業をする、転職を試みる、収入が増える資格を取るなどいくつかの手段があります。
そのために調べる、実際に行動に移すと、収入UPへの思いは強くなっていきます。
思いが強くなれば無意識をも動かし、シンクロニシティ等の運が味方になって現実化を助けてくれます。
引き寄せ2:思考の偏りをなくす
無意識の中で自分はどうせ幸せになれないと思っていれば幸せにはなれません。お金は苦労して手に入れるものだと思っていれば、収入を得る時に不必要な苦労まで背負います。
これは自己成就予言効果という、思考が現実化する心の仕組みです。
心の中にこのような思い込みや偏りがあれば、不幸が現実化する「逆引き寄せ」を発生させる原因になります。
その他にも、思考の偏りは負のループから抜け出せない仕組みを作りだします。
なので思考の偏りがベースにある状態で引き寄せを行おうとしても幸せにはなれません。
負のループから抜け出せない人は、引き寄せで抜け出そうとする前に思考の偏りをなくすことが必要です。
当てはまると思われる方は、下の記事を参考にしてください。
引き寄せ3:グラウンディング(現実を見る)
理想の対義語は現実という考え方がありますが、理想を求める上では間違った考え方です。
理想を実現させるためには、現実を理想に近づける必用があるからです。現実をしっかり見ていなければ理想は叶わず、ただの妄想に終わります。
頭に血が上った状態では、同じ悩みがただ頭をぐるぐるするだけで現実を進めていけません。
グラウンディングは心理療法のテクニックで、「現実」に心を戻すものです。
例)
- 自分の名前、年齢、現在居る場所、現在やっていること、次に何をする予定かを口に出して確認する
- 頭の中で100から7ずつ引き算を行い、0になるまでくり返す
- 裸足で(家の中でも良いので)地面を踏みしめて歩く
- 手や足などを意識がクリアにあるまで軽く叩く
などがあります。
グラウンディングにより引き寄せが叶う理由は
- 強く静かに目標を決心出来る
- 目標を叶えるための行動力が増す
- 目標をあきらめない気持ちが身に付く
- 自信が付き自己肯定が良い状況を引き寄せる
引き寄せ4:無意識や集合的無意識とアクセスする
瞑想状態(トランス状態)になれば、自分の無意識やその奥の集合的無意識とアクセスが出来ます。
無意識や集合的無意識には「答え」があります。
一休さんが座禅をしながら目を閉じて「ポク、ポク、ポク………チーン!」と、とんちを思いついたりしていますが、あれも瞑想で答えを得ている状態です。
瞑想といえば、無言で座り心を落ち着けるものです。思いの外簡単にできます。
瞑想(トランス)状態は、何かに深く集中した状態で得られます。
- 楽しくて時を忘れるほどだった
- 没頭して映画を観た、音楽を聴いた
- 一心不乱にタイルを磨いた
- 我を忘れるほどにゲームをやりこんだ
上記のようなものでも、瞑想状態を体験しています。
一定のリズムでウォーキングをしている時も、トランス状態になっているかもしれません。
その時にふつふつとわいてくる雑念のようなものをやりすごしていくと、心の中が整理されていきます。
- 雑念をある程度外に出せるので頭がすっきりする
- 徹底的に自問自答が出来る
- 考えたくないと蓋をしていた物ごとをじっくり考えられる
トランス状態になれば、上のような過程をえて自分の無意識と対話が出来るようになります。無意識と対話が出来れば、引き寄せが叶いやすくなります。
引き寄せ5:度量・器量を大きくする
人の器には大きさがあり、受け取れる量が決まっています。
宝くじで大金、例えば一億円が当たったとします。
- その人の器が一億より小さければ、仕事をやめて贅沢な暮らしをし、身を滅ぼします。
- その人の器が一億受け取れる大きさなら、仕事は続けお金は将来を見据えた使い方をします。
同じ一億円当たっても、幸福になるか身を滅ぼすかの違いが出ます。
通常は自分の器を超える引き寄せは叶いません。無意識が身の安全を守ってくれているからです。
何か大きな願いを引き寄せたい場合は、自分が受け取れるだけの器に成長する必要があります。
引き寄せ6:体調を良くする
波動を上げれば良いものが引き寄せられるというのがこれにあたります。
スピ系や偏った気功にありがちなものとして、気持ち(気エネルギー)を良くすることだけに集中しがちですが、血・気・水は連動しています。
血が汚れてドロドロなのに気だけは綺麗で波動が高いというのはまずありません。
血・水が綺麗なら、体内ホルモンも正常化していくので気も綺麗になっていきます。気が綺麗になっているのに血が汚れているなら違和感を覚えるので、生活も健康的になっていくものです。
体内ホルモンが正常に分泌されていればメンタルも落ち着いきます。そのような人は体内から綺麗なエネルギーが発せられています。
体の健康は全ての基本です。
何か目標があってやる気がみなぎっていても、体調が悪ければやる気も空回りします。引き寄せ以前の問題です。
自分の体を大切にするということは大きく徳を貯める行動にもなります。
下の記事を参考に健康に気を付けてください。
まとめ
- 引き寄せは無意識の助けを借りるもの
- 引き寄せの方法は「思考」と「行動」があり、行動に助力を得る方法が確実
- 引き寄せを叶える方法
- 強く願う
- 思考の偏りをなくす
- グラウンディング
- 無意識・集合的無意識とのアクセス
- 度量・器量を大きく
- 健康に気を付ける(波動を高くする)