自責が失敗に繋がるという話

心の話
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こんにちは。くまの(Kumano@deguneko)です。

今回の話は「失敗は成功のもと」を否定するものではありません。

ここで書く失敗は、自責→失敗→さらに自責→さらに失敗、という悪循環なものです。

今回の記事では、自責が失敗を繰り返す原因になる理由について書いていきます。

記事の内容
  1. 自責=反省ではない
  2. 自責が失敗に繋がる理由
  3. 失敗をしても自責しないためには

自責=反省ではない

他責は人のせいにしますが、自責は自分のせいにする、つまり反省するのだから必要なこと思われるかもしれません。

ですが自責と反省は違います。

  • 自責=自分を責めること
  • 反省=自分を省みること

です。

失敗した時に

  • 反省:なぜ失敗したのか、どうすれば良かったのか考え次に活かす行為
  • 自責:自分はダメだと思考停止で自分を攻撃する行為

ということになります。

失敗しても次に活かせれば成功に繋がりますが、自責は成功の邪魔にさえなります。

だからと言って、他責をすれば良いわけではありません。

人のせいにした時点で、自力で解決出来るはずの問題さえも本人の手から離れます。そうなれば成功からも遠のきます。

自責が失敗に繋がる理由

自責で脳機能が低下する

自責をすることで

  1. 脳の認知資源を無駄に使う
  2. 失敗が気がかりで脳の作業領域を侵す
  3. 責めることで脳が疲労する

といった弊害があります。

自分を責めることは大きなエネルギーの消費です。責められることに耐えるのにもエネルギーを使います。

1.認知資源の無駄使い

失敗せずにタスクを上手くやるためには認知資源が必要です。

簡単に言えば集中力などに使うエネルギーですが、資源と言われるように有限なものです。

成功のために使えるエネルギーを自責に使うので失敗する確率があがります。

2.脳のワーキングメモリを侵す

どれだけの作業が出来るかのキャパシティがワーキングメモリです。

成功に必要な作業をしている時に、失敗したらどうしようという不安で気が気ではない、以前の失敗が許せなくてつい自分を責めてしまう、などと考えごとをすれば失敗する確率が上がるのも想像してもらえるのではないでしょうか?

3.脳疲労による脳内物質の分泌低下

自責は脳疲労をひき起こします。

自分はダメだ、なんでこんなにダメなんだ!と考え続ければ疲れます。

脳が疲れると、セロトニンなどの心を落ち着かせるホルモンや、アドレナリン、ノルアドレナリンなどのやる気や集中力を出すホルモンの分泌が低下します。

自責は失敗の自己成就予言効果をひき起こす

失敗して自分を責めるのは何故か?ですが、失敗を恐れ成功に執着しているからです。

成功に執着していない状態、「成功するに越したことはないけれど失敗してもまぁいいか」程度の気持ちなら、失敗は怖くないし自分を責めたりもしません。

自責するような失敗は、自分は失敗することが前提で失敗しないように頑張っているものではないでしょうか?

1つ1つの事象だけではなく、自分はうっかりと失敗するダメ人間(もしくは運が悪い人間)なので、これ以上失敗してはいけないという、自分=失敗ぐらいの自己卑下が前提なのかもしれません。

自己成就予言効果という、「自分の持つ信念・世界観は成就するという心理効果」があります。

例:「○○銀行は危ないらしい」と誰かが噂をします。それを真に受けた人々がその銀行から預金を引き上げます。そして本当にその銀行は危なくなります。

簡単に書けば、失敗すると思うから失敗する状態です。

失敗して自責をすれば、さらに「自分は失敗する」という信念が強化されます。

失敗すると思えば絶対に失敗するのか?ですが、潜在意識的に考えれば「成功したりしなかったり」です。失敗することもあればしないこともあります。

失敗したくないという強い執着が、念力や第6チャクラを使った引き寄せ的なもので成功を叶えることもあります。

この場合、失敗すればもう失敗したくないと成功に執着し、成功すればこの成功を逃したくないと成功に固着します。

どちらにしてもいつか失敗する自分、全てを失う自分を潜在意識下に定着させ、いつか必ず失敗します。

この失敗は「焼きじゃがいもにみそをつけて食べると死ぬ」(by中島らもさん)だったり、「パンを食べた人は全員必ず死ぬ」のようなものでも致命傷になります。

内観について興味のあるかたはセッションでご相談ください。

失敗しても自責しない方法

失敗したくない理由を見つめる

なぜ失敗したくないのか、どうして失敗が怖いのかという理由を探します。

勤め先での仕事だったら、失敗をすると同じ課の人に迷惑をかけるのが申し訳ないと思ったとします。次になぜ同じ課の人に迷惑をかけたくないのかを探ります。

もしくは、失敗すれば職場に居づらくなると思うかもしれません。クビになっても次の仕事が見つかるか不安に感じるかもしれません。

これを出来る限り深くまで内観して見つめていきます。

いずれにせよ、こんな自分は認められない、生きていていいとは思えないなどの自分と死を結び付けるような恐怖にたどり着きます。自己肯定感が低ければ、少々の失敗ですら心に大ダメージを与えます。

そして、たどりついた心の底にある信念を、ただ認めて見つめてください。

こんなことで脅えるなんて情けない、そんなこと気にしてはいけないなどと否定するのではなく、ただこんな気持ちを持っていたんだなと認めて観察してください。

  • ただ、「こう思ってたんだな私」と見つめることは認める行為です
  • 「こんなこと思って大変だったんだな私」と自愛するのも認める行為です

認めて見つめるだけで、いらない(=偽物の)信念は徐々に消えていきます。

失敗はただの情報と捉える

上の内観が出来たのなら、失敗を成功に繋げるための「失敗を省みる」が出来るようになっているはずです。

何かに挑戦している時の失敗は、失敗ではありません。

このようにすれば上手くいかない、などの情報の1つとして捉えます。そうすれば、トライアンドエラーの繰り返しで、失敗しないための情報がどんどん増えていきます。

データが集まるほどに成功する確率が上がります。

まとめ

  • 自責は反省ではない
    • 自責=自分を責める
    • 反省=自分を省みる
  • 自責が失敗に繋がる理由
    • 自責による脳機能低下
    • 自分は失敗するという自己成就予言効果
  • 失敗しても自責しないために
    • 失敗が怖い本当の理由を認め見つめる
    • 失敗はただのデータとして分析する
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