「天の声を聞く」「神と対話する」を心理学的に説明してみる

心の話
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天の声が聞こえる、神様と対話してしまうと言うと(知られると)とりあえず「変な人」「危ない人」と思われます。

ですが理屈でいえば、特別なことでも、不可能なことでもありません。

多くの人が「勘」だとか「なんとなく」でキャッチする情報を、「声」という形で受け取っているに過ぎません。

その受け取り方法が少し珍しいぐらいです。

天の声を聞いてみたい人も、何かから語りかけられて悩んでいる人も、心理学から見た理屈を読んでみてください。

  • 天の声の情報源は2つある
  • 虫の知らせ・シンクロニシティと天の声の関係
  • 気の「反応」で天からの回答を得られる

天の声は「無意識」と「集合的無意識」の2つの情報をもたらす

1.無意識:無意識の気付きなど

漁師が、波や風の動きで天気が変わるのを察知したりします。

パン職人が、その日の気温や湿度などで、水の配合を変えていつものようなおいしいパンを焼きます。

これを、「海の声を聞く」とか、パンの「材料と対話する」とか、そのように言ったりしますよね。漁師の勘とか、職人の経験という場合もあります。

職人など、経験を積んでいれば、多くのデータが無意識に蓄積されています。そのデータの中から最適なものを無意識が選別してくれます。

天との対話も、このような理屈で起きます。無意識が何かの情報に気がついて、それが意識まで伝わった結果、通常ではわからないような情報が得られます。

それが、「なんとなくの勘」なのか、「声で聞こえてくる」のかの違いです。

2.集合的無意識:アクセスすれば先の必要なものが読める

集合的無意識とは、スイスの心理学者ユングが提唱しているものです。人間個人の無意識の下には、個を超えて共通するものがあり、それは共有され繋がっています。

人が2人以上集まると、集合的無意識が出来上がります。

少人数ならば「場の空気」という形で現れます。社会ならば、暗黙の了解とか、常識というものを作っていきます。

「オリンピックには魔物がいる」と言われるのもこれです。何か見えないけれど、理屈では説明しにくい大きな力が働いています。考え方によっては「神」とも言えます。

集合的無意識にアクセスすれば、見えない「大いなる流れ」が読めてきます。それが予想や予感という形で現れる場合もあります。

小説やアニメのストーリー、音楽の歌詞などで、未来を予知したかのような内容が描かれるのもこれにあたります。作品作りに没頭するがあまりに集合的無意識までアクセスした結果です。

これを、声という形で受け取れば「天の声で未来を予知する」ような現象になります。

「虫の知らせ」「シンクロニシティ」と天の声

シンクロニシティは「意味のある偶然」と言われる現象で、みんなで共有している集合的無意識の働きによるものです。

急に、昔の友人のことが気になり連絡を入れると「ちょうどあなたの事を思い出していた!」と驚かれることがあります。その逆に、ふっとある人が頭に浮かんだ時にその人から連絡がきたという現象があります。

会いたいと思っていた人に、店で偶然バッタリとか、そのようなこともありますよね。

対象が人間でなくても、シンクロニシティは起こります。

欲しいと思っていた商品のセールにやたら出くわすとか、知りたいと思っていた情報がすぐ見つかるとか、やりたいと思っていたことに誘われる、などです。

シンクロニシティは、集合的無意識とのアクセスで起こります。

仲良しの友達であるAちゃんという人がいたとします。そしてある時ふっと、Aちゃんに会いたいなと思ったとします。

その頃Aちゃんは、あるカフェに出掛けるために家を出ました。

それによって、Aちゃんがカフェに出かけたという情報が集合的無意識に発信されます。

Aちゃんに会いたいと思っているあなたは、Aちゃんに関係する集合的無意識にアクセスしている状態です。そこから、Aちゃんがカフェに行こうとしているという情報をキャッチします。

キャッチした情報は、「なんとなくあのカフェに行きたいな」と思うとか、そのカフェのことが頭に浮かんで、なんとなく行ってみようとか、そのような形で知らされます。

「あのカフェに行けば、何か良いことがありそうな予感がする」という受け取り方をする人もいます。

その勘に従って行動すれば、望み通りAちゃんに会えたという形になります。このことが他の人に知られても「運がいい」「勘が冴えている」と思われるくらいです。

天の声を聞くタイプの人は、その情報を声で受け取ります。

いきなり「Aちゃんに会いたければ、あのカフェに行け」という声が聞こえてくるとか、そんな感じです。

「とにかくあのカフェに行け!」という情報だけの、不親切なパターンもあります。

そしてその声に従って行動すれば、望み通りAちゃんに会えます。

このことが他の人に知られればどうなるかと言えば、キャッチした情報の伝わり方が違うだけなのに、なぜか(良い意味でも悪い意味でも)特別な人扱いになってしまいます。

自分でもこの理屈が分からなければ、とうとう気が狂ったのかと悩みます。逆に「自分は選ばれし人間だ!」と、違う方向性に突き進んでしまうかもしれません。

「気」の反応による対話

気は、物理的な反応をします。気が上に溜まれば頭が重くてフラフラします。徳という良い気を集めれば、良いことが起こります。

他にある反応として、自分が持っている疑問の「気」に対し、その答えを持っている「気」は、回答をくれるというものがあります。

これは化学反応的なものと同じです。疑問と事実が一致した「気」同士が触れると、回答という反応が起こります。

もしその反応を声で受け取り、場所が神社だったならば、「私は神様から答えをいただいた」という形になります。(神社は知恵のある良い気に触れやすい場所なので、このような現象はよく起こります)

まとめ

  • 無意識と集合的無意識の情報が、声で伝わることがある
  • 勘で情報を受け取る人もいれば、声で情報を受け取る人もいる
  • シンクロニシティの情報が声ならば、まるで天に導かれたようになる
  • 「気」の反応で回答を得られるので、神様から言葉をいただいた状態になる

この記事は、天の声のようなものが聞こえて悩んでいる人に

情報を得る方法が少し違うだけなので、「あなたは異常ではないから大丈夫」という事実を知ってほしくて書きました。

私は昔から「勘が冴えている」では納得できないほどに情報が降りてくるタイプでした。それが怖くて、人にも相談できず、いつか気が狂って死ぬという恐怖に囚われながら子ども時代を過ごしました。

それが解決できたのは、二十歳過ぎの時です。

社会人になってすぐに通ったカウンセラー養成学校の先生が、トランスパーソナル心理学を研究されていた方でした。

トランスパーソナル(=個を超える)の理論から、私の情報の受け取りの原因に対し、多くのヒントをもらえました。

ただ、何かしらの声が良く聞こえる上に、共感覚で色々なものが見えているので、頭の中はにぎやかです。

声が聞こえると言っても、自分の脳内独り言のような声がします。言っている内容や口調の違いで無意識からのものと分かる感じです。
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