食物依存症とフードトラップ【過食対策その5】

過食対策
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「肥満が増えてるのって飯が旨すぎるせい」

「痩せないのは努力が足りないとか言うけれど、農家の方やコンビニや製菓メーカーや外食チェーンのご飯を美味しくする努力が俺の痩せる努力を上回ってるのが原因なんだと思う」(15万イイねのtweetです)

ネットで見かけたこの言葉は、オーバーな表現でも笑い話でも言い訳でもなく真実です。この真実に対しどう対策するのかが、過食対策です。

食べ物が美味し過ぎるから、お腹が空いていなくても食べたくなります。それは食い意地が張っているから我慢が足りないからではありません。

私たち素人がいくら食べ過ぎを抑えようと思っても、食品メーカーであるプロがもっと食べるよう仕掛けてくれば負けてしまいます。

これは、企業が食べ物をどう加工すれば食欲が止まらなくなるかという研究を重ね、依存性の高いものを販売しているからです。

これはフードトラップという、食品に仕掛けられた罠です。

対処法として大切なのは、フードトラップという罠があることと、どのような罠なのかを知ることです。現実を知ってはじめて対処ができます。

フードトラップについて知れば、アルコールやタバコ、ドラッグ中毒と同じものと分かります。「食べ過ぎたから気をつけなくては」で対処できるものではありません。

今回の記事では、フードトラップがどのようなものかについてと、離れる方法について書いていきます。

フードトラップとは

食べると癖になってまた食べたくなる、食べるのを我慢できなくなるような罠を食品に仕掛けられていることを指します。

人間の本能は飢餓状態に耐えられるようにできています。食料が簡単に手に入るようになっても変わりません。

人が餓死しないために、塩・糖・脂肪を摂れば脳が報酬をくれるような仕組みになっています。塩・糖・脂肪によって快楽を得られるということです。

  • 塩:体が強く求める成分
  • 糖:多ければ幸せを感じる
  • 脂肪:摂るほどにもっと欲しくなる

このように塩・糖・脂肪はそれぞれ中毒性があります。

この3つを組み合わせればますます中毒性が上がります。

人は糖分が好きです。甘くて幸せな気分になるスイーツだけではなく、炊き立てのご飯は美味しいというのも糖分が好きだからです。

人は糖が好きといっても甘過ぎればそんなには食べられません。ですが、人が中毒になりやすい糖分の数値が割り出されていて、「至福ポイント」と呼ばれています。

人の脂肪に対する欲求には上限がありません。いくらでも欲しくなる物質です。もちろんただ油でギトギトなものは魅力がありませんが、スナック菓子などのサクサク感を出すためには油を多く使います。

胃もたれして受け付けないとしても、油モノを食べられないのが悪いことかのように胃腸薬が宣伝されています。

砂糖の至福ポイントに加え、さらに中毒になりやすいような塩・脂肪の配合が研究され、やめられないとまらない商品を生み出しています。

ジャンクフードやスナック菓子などの超加工食品は、この研究を元に作られています。体に悪いと知っていてもついつい食べてしまうのはこのためです。

美味しいからではなく、消費者を依存させた結果売れているということです。

つまり、消費者は本能を操作され意志を乗っ取られて購入させられているということになります。

企業が依存ビジネスとして過食を仕掛けてきているのだから、ただ一般の消費者が太刀打ちできるものではありません。

フードトラップで依存する理由

「至福ポイント」に合わせた塩・糖・脂肪の配合のものを食べると、脳が快楽を感じます。

報酬系といわれる脳内ホルモン、ドーパミンが放出されるためです。

本来ドーパミンは、成果が実った時などに出る脳内物質で、この幸せややりがいを目標に努力していきます。

昔なら、食料を調達するもの努力の結果であり、このドーパミンのご褒美をもらうためにも頑張ってきました。

超加工食品はこの快楽物質が多く放出されるように研究されたものです。通常では得られない刺激で本能を狂わされます。

努力なしで手に入り、どんどん快楽を得られるなら簡単に買ってしまいます。脳に電極を埋め込まれ、レバーを押せば快楽を得られるラットと同じような状態です。

ドーパミンの性質として、放出されれば慣れてしまい、もっと快楽が欲しくなるというものがあります。

そうしてもっと依存していきます。

フードトラップの対策

食べ物依存の仕組みを知る

なぜたいして美味しくもないジャンクフードをついつい食べてしまうのか。

健康被害が出ているのに食べてしまうのか。

あきらかにカロリーオーバーなのに食べ続けるのはなぜか。

これは自分の意志が弱いのではなく、依存させられているからなのだと知ることが大切です。

あのクッキーが食べたいとか、ポテトが食べたいとか、そのような気持ちで頭が一杯になっても、依存症だからと知っていれば対処法も考えられます。

超加工食品から離れる

本能を操作されているのだから離れるしか方法はありません。本能を操作されれば人は簡単には抗えないからです。

ついつい食べてしまったという軽い気持ちではなく、ドラッグの一種だと思いコントロールしていくことです。

お酒、たばこ、ドラッグも離れるまでは大変ですが、離脱に成功すればその後は振り回されずに済みます。超加工食品による中毒もそれぐらいの依存だと知ってください。

本当の空腹感を思い出す

人は本能がおかしくなれば、空腹感を感じなくても食べるようになります。

それこそ快楽を得るために、物理的に胃にモノが入るなら詰め込みます。過食症の場合、満腹=胃にモノが入らない限界、と認識しています。

本来は栄養やカロリーが足りないために空腹を感じ、胃で食べ物が満たされなくてもお腹が一杯になりこれ以上食べられないと感じます。

超加工食品で質の悪い油を多く摂れば、正しい空腹を感じなくなります。内分泌系が狂いはじめるからです、

結果「栄養摂取のために空腹を感じる」という本来の機能ではなく「快楽を求める偽の空腹」を感じるようになり、同時に栄養に満たされて満足するという機能である「満腹感」も鈍くなります。

本来の空腹感を思い出す有効な方法はファスティング(断食)です。

まとめ

  • フードトラップとは塩・糖・油の組み合わせで脳を快楽で満たすもの
  • 快楽物質ドーパミンで依存させられるので食べるのをやめられない
  • フードトラップから抜けるためには
    • 食べ物依存の罠を知る
    • 超加工食品を摂らないようにする
    • 本来の空腹を思い出す
過食対策
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