【ONE PIECE】ウソップ「俺は元からネガティブだ」の考察

アニメ
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こんにちは。くまの(Kumano@deguneko)です。

ウソップはアニメONE PIECEに出てくるキャラクターです。

主役であるルフィの仲間の中では臆病な性格をしています。

麦わらの仲間が、悪魔の実によるネガティブ攻撃を受けた時、ウソップだけが立ち上がり「俺は元からネガティブだ」と反撃をし見事に危機を脱したと言うエピソードがあります。
(アニメ第356話 ウソップ最強? ネガティブは任せとけ)

ウソップはネガティブだからネガティブな攻撃が効かなかったのでしょうか?

それは違いますという考察ネタです。

ウソップ(Usopp)とは

ウソップ(Usopp)は、尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE』に登場する架空の人物。

「麦わらの一味」狙撃手。ルフィの3人目の仲間。長鼻が最大の特徴。

非常に臆病な性格で、当初は戦いから逃げることしか考えていなかったが、ルフィ達の思いを踏みにじることになると反省し、次第に積極的に戦闘に参加する姿勢を見せるようになった。しかし慎重さ・臆病さは今でも健在

WIKI[「ウソップ」 より抜粋

スリラーバーク編ペローナ戦

スリラーバーク編で登場するペローナは敵幹部の一人。ホロホロの実(悪魔の実)の能力者で霊体を自在に生み出すことができる「霊体人間」。

その能力の中でも『ネガティブ・ホロウ』という、相手をネガティブにし戦闘不能のさせる能力がかなり強力です。

実際にこの攻撃を受けた麦わらの仲間は

  • サンジ「サバ以下だ、おれという存在は」と、立ったまま両手を膝に置きうなだれる
  • フランキー「そうだ、野良犬などに生まれたい」と、膝→手の順に地面につき前を見て号泣
  • ゾロ「皆さんと同じ大地を歩いてすみません」と、両手両膝を地面につきうなだれる
  • ウソップ「お、終わった、何もかも」と、仰向けにひっくり返る

と、次々と倒れていきました。

この4人の体感的な反応ですが、ウソップはネガティブ攻撃対し抵抗が唯一少なくあっけなくひっくりかえっています。

残り3人はネガティブに抵抗しつつも、この中でネガティブと縁遠いゾロが一番呑まれています。

「俺は元からネガティブだ!」

ネガティブ・ホロウを受けた麦わらの仲間は戦闘不能で全滅かと思われ、後始末を部下に任せたペローナは「あっけねぇなぁ」とこの場を去ろうとします。

ですがウソップは立ち上がり反撃を開始します。

攻撃が当たっていなかったと判断したペローナはウソップに再びネガティブ・ホロウを放ちますが、戦闘不能になるどころか、真っすぐに立ち

「俺の名はキャプテンウソップ」と名乗ります。

ペローナの「何故だ!?何故てめぇ膝をつかねぇ!?」「一体どんな手をつかって??」という驚きに対し

「どんな手も何も」
「俺は元からネガティブだーー!!」

と、いう言葉を発します。

そうかウソップはネガティブだからネガティブ攻撃が効かなかったんだなぁと思います。

本当にそうでしょうか?

ここで違和感が2つ。

1つ目は、ウソップには攻撃が効いています。現に最初の攻撃の時「お、終わった、何もかも」と言いながらひっくり返り倒れています。

2つ目は、ネガティブな人にネガティブな攻撃をすれば普通は効果があるということです。

想像してください。ネガティブな人にネガティブなものを浴びせると、あり得ない程落ち込むか、怒るかという反応だと思います。

後ろ向きな考え方の人が「どうしてそんなに悪い方向に考えるんだ」と言われれば、酷く落ち込むかものすごく腹が立つかです。

これは、闘争逃走反応といって、危機の時に闘うか逃げるかを選択するアドレナリン・ノルアドレナリンの反応です。

ネガティブな人ほどこの反応が起こりやすくなります。本能的な生命の危機を人一倍感じやすいからです。(闘争反応の場合でも今回のウソップのような冷静な攻撃は出来ません)

ウソップは、自分はネガティブと認めネガティブな自分を受け入れ、その上さらにネガティブな自分しか出来ないことを成してきたから、

「ゴーストのネガティブパワーを凌いだ!」 のです。

なので攻撃を受け倒れても立ち上がり、反撃ができました。

ウソップはネガティブだからネガティブを凌いだのではなく、

元からネガティブな自分をポジティブに肯定した結果です。ネガティブを乗り越えた上で「自分のネガティブな部分をポジティブに受け止めている」のでネガティブ攻撃も乗り越えられます。

ネガティブでも良い(ネガティブな自分でもOKだ)ではなく

ネガティブな自分だからこそOK、までネガティブを極めたからゴーストの攻撃からすぐに立ち上がったのだと思います。

人間離れした麦わら海賊団の中で、人間らしい読者に近い存在とも言われているウソップ。

といっても人間基準で言えば十分すぎるほど強いですし、狙撃の腕は勿論、武器開発も超一流です。

アラバスタ編で、ナミがミス・ダブルフィンガーにとどめを刺したクリマタクトの玩具の鳩(ウソップ制作)は強く印象に残っています(なんであれで決着がつく!?という意味でも)

ですが見方も敵も完全に人間離れした強い者ばかりです。

その中でウソップは恐れたり逃げたり負けたりを繰り返しながらも闘い勝ってきました。自分は弱いんだ、ダメなんだと落ち込みながら、そんな自分でも出来ることを見つけてきました。

さらに、そんな自分だからこそしか出来ないものを見つけていったことで、「ネガティブでもOK」ではなく「ネガティブだからこそOK」 まで自分を認めているのだと思いました。

まとめ

イム様を倒すのはゴッドウソップでは!?とまで考察されている彼の未来を楽しみにしています。

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アニメ感想と感覚
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