人の顔が覚えられないのは「相貌失認」だけではない

感想と感覚
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人の顔がどうしても覚えられない、

覚えるのが遅いとかそんな次元ではなく、人の顔が把握出来ないという悩みを持つ人は一定数います。

相貌失認という、脳の機能障害が原因として考えられますが、違う「人の顔が分からない」理由があります。

  • 人の顔が覚えられない/分からない2つの原因
  • 人の顔が分からなくて苦労する実例
  • 顔が分からない事への対策
  • 人の顔が分からないとどんな気持ちになるのか

について、この悩みを持っている側の視点から書いています。

人の顔が分からない/覚えられない原因

相貌失認

脳の機能障害として、人の顔が分からない状態です。

目、口、鼻、といったパーツは分かるけれど、顔全体としての認識に問題があります。

顔を見ても、「誰の」顔か分からないばかりか、表情の識別が出来ない、男女の違いも分からないといった場合もあるようです。

超記憶力者

人は、その時によって感情や気持ちに変化があり、それに伴って表情や顔つきも変わります。

超記憶力者は、その何種類もの顔を、それぞれ別人物と認識します。

同じ人でも、笑った顔と怒った顔は全然違いますよね。それを混乱せずに同一人物と見なせるのは、全体的にふんわりと人の顔を覚えているからなのだそうです。

超記憶力者が人の顔が分からないのは、覚えすぎているために、表情が変われば違う顔に見えてしまうからです。

つまり、覚えすぎているから分からないという矛盾した状態です。

人の顔が覚えられないと困る理由

人を怒らせる/悲しませる

自分を尊重してほしい、特別に思ってほしいという願いは、自覚・無自覚関係なく、多くの人が持っています。

マズローの欲求5段階説で言えば、「承認欲求」よりも手前の「所属と愛の欲求」すらも奪う奴と思われるのかもしれません。

好きの反対は無関心といわれるように、誰か分からない=究極の無関心 と判断されてしまいます。

なので、顔を見ても誰だか分からないと知られれば、大抵はショックを受けられてしまいます。時には「失礼だ」と怒りを向けられる事もあります。

日常生活で不便が生じる

○○さんへの用事があったとしても、その○○さんが分からないから仕事にならない…

という以外にも、いろいろと困る事があります。

私の例での一部ですが

  • 友人と出掛けた時、いったんはぐれるとどの人が友人なのか分からない。(服装を覚えていればなんとかなる)
  • 待ち合わせの時、相手に見つけてもらわなければ出会えない
  • 映画やドラマを見ても誰が誰だか分からないのでストーリーが理解しにくい(アニメなら分かる)
  • 私がファン側なのに、その好きな対象人物がどの人かわからない。
  • 何度も会った人に「はじめまして」と言いかける
  • 兄弟の顔が分からず「誰?」という反応をして笑われる(単純なうっかりと思われている)
  • 亀梨 和也さんの愛称は山Pだとついこの間まで思っていた(ファンの方すみません)というレベルの勘違いをよくしてしまう

といった事があります。

これらの事が日常茶飯事なのですが、理解はされないようです。わざとなのかと疑われる場合もあります。

靴を買いにいった時の事です。試着後に買う商品を決めた時、店員さんが商品を持ったままレジに誘導してくれました。が、他にも買う予定のものがあったのでそれを伝えると

「ではお預かりしておきますので、お決まりでしたら声をおかけください」と言われてしまいました。

親兄弟すら覚えられない私が、なぜたった今会ったばかりのあなたを覚えられると思うんだ!そんなむちゃ言うな!(泣)と、

心の中で絶叫しました。

この悩みを打ち明けにくい

打ち明けた相手は、自分だけは例外な事を強く望みます。

  • あなた以外の、人の顔が覚えられない → OK
  • あなたを含めて、人の顔が覚えられない → NG

といった感じです。

なので、覚えてない事がバレるとショックを受けられます。関係が悪化する場合もあります。会う度に「覚えた?」と確かめられたりもします。

私は中学生の時にこのような経験をして以来、めったな事では打ち明けなくなりました。

人の顔が覚えられない事への対策

顔以外で覚える

やはり個人の認識が出来なければ、日常生活を送るのには不都合があります。なので顔以外で覚えるようにします。

私の場合はまず声で覚えます。

ですが、人は常に声を発しているわけではありません。

なので、職場や学校ならば、その人の定位置、決まった席があればまずそこから覚えます。その後、髪形やメイクの特徴、体形や服装、装飾品、しぐさなどで覚えていきます。

職場などは、そんなに雰囲気を変えてくる人も少ないのでなんとかなります。もしイメージチェンジされても、分からない人=イメチェンした人、という消去法で判断出来ます。

しっかり覚えられるようになるまでは半年くらいかかりますが、「だいたい覚えた風」には一週間くらいで振る舞えるようになりました。

視力が悪いアピール

これは私が実際に視力が悪いから使える言い訳かもしれません。

目が悪いから見えなかった、見えないから分からなかったといった感じに、目の機能に全ての責任をなすりつけます。

人見知りしておく

人を知ることが出来ないのに、人見知りとはこれいかにって感じですが。

知り合いが多い程に、顔を覚えていないトラブルが発生する可能性が上がります。

例外として、仕事や用事系での知り合いは、会う場面が限定されるためにそんなにトラブルは起こりません。なのでそこでは人見知りはしていません。

それ以外の場合は、知り合わなくても生きて行けるなら、トラブルが発生するよりも良いかなと、今までの経験でそうしています。

私はエンパスなので、多くの人と知り合うと疲れるのでちょうど良いのかもしれません。

人の顔が分からないとどんな気持ちになるのか

まず、全方向に向けて謝りたい気持ちになります。

一番に知ってほしいのは、気持ちと顔の認識は比例していないという事です。

サラリーマンの中にYOSHIKIさんみたいな人がいれば、その人は認識出来るとか、そんなレベルです。(逆にビジュアル系バンドっぽい人達の中にYOSHIKIさんっぽい人が居てもわからない)

好きじゃないから覚えられない、関心がないから分からない、というわけではありません。もちろん、悪気があって覚えないわけでもありません。

理解してとまでは言わないけれど、世の中にはそういう人間が居るんだと知っていただいて、そういう時にはあまりショックを受けないでいただけるとありがたいと思っています。

まとめ

人の顔が分からない悩みは、幼稚園の頃からありました。

そういう病気としては相貌失認が有名ですが、私は人の表情も分かるしこれにはあてはまらないと思っていました。なので原因もわからずモヤモヤしていました。

超記憶力者についての記事を読んだ時に、私の場合はこれに近いと思いました。「表情で顔が変わるので別人に見える」という感じが、ぴったりあてはまります。

私は残念ながら勉強に関係した記憶力は大したことはありませんが、過去にした会話や、人の声から感じ取った感覚に関してはしっかり覚えています。逆に忘れられない事が悩みなくらいです。

自分以外で同じ悩みを持つ人はどう過ごしているのだろうか? と、調べる事があります。

そして見つけたのが、「自分の顔も分からない」という悩み。

いや、さすがにそこまでは…と思いつつよく考えると、

私も 自分の顔が分からない!! という事実に気が付いてしまいました。

街で、建物のガラスに自分が写り込んだ時には「私ってこういう姿してるんだなー」としみじみ眺めたり、ショップ内の思わぬ所にある鏡で自分の顔を見た時に「これが私!?」と驚く事が多いのも自分の顔を覚えていなかったからなんですね。

その発想がなかったので気が付きませんでした。

メイクをする時など、人並みに自分の顔は見ているはずですが、意識して鏡を見る時は大体同じ表情なのが判別できない原因と思います。

それを知った時は、さすがにショックで寝込んで(ふて寝)しまいました。

感想と感覚
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