「気を高める」といっても具体的にどういう状態かはつかみにくいものです。
そもそも「気」とは何なのかという疑問もあるかもしれません。
今回の記事では、「気」についての解説と、気を高めるにはどうすれば良いのかを分かりやすく具体的に書いていきます。
気とは何か?
気は簡単に言えば「気持ち」などの見えないエネルギーです。気力は気持ちの力です。
人を構成し動かすものを3つに分けて考えます。
- 物質:体を構成するもの、ホルモンや脳内物質も含みます。飲食物も物質です
- 気エネルギー:良いものを「徳」悪いものを「カルマ」と呼びます
- 情報:言葉などで伝えられたものや、五感(時には第六感)で感じ取ったものです
気はこの中の「気エネルギー」のことです。
気エネルギーは、物質・情報にもそれぞれ変換できます。物質と情報も気エネルギーに変えられます。
体(物質)が良い状態だと、気持ちも良いものになります。
良い知らせ(情報)を受け取っても、良い気持ちになります。
このように物質と情報をつなぎ変換するのも、「気」の役割です。
気を高める3つのポイント
- 質
- 量
- バランス
この3つについて改善するのが、気を高める方法です。
1.質
気の量が多くても、質が悪ければ「高い」とは言えません。
気の量が少ない→元気がなく疲れてじっとしている
「悪い気」の量が多い→イライラが止まらず周囲に迷惑をかける
極端な例ですがこうなります。つまり悪い気なら無い方がマシです。周囲の人からしてもそうですが、本人自身もつらい状況です。
質を高める方法は下の3つです。
物質(体)を良い状態にする。
良い物質から良い気に変換されます。
体の状態が良ければ気持ちも前向きになります。朝すっきり目覚めて美味しいご飯を食べれば良い気分になります。
良い情報にふれる
綺麗な景色や好きな芸術も情報です。良い情報から良い気に変換されます。
感動する映画をみた後は、気持ちも浄化されたような良い状態になります。
気エネルギーを良くする
良いことを行い徳を貯めれば良い気エネルギーになります。
エネルギーは同質のものを呼び込みます。
徳が貯まればよいことが起こりやすくなります。周囲にも気の合う人が集まってきます。徳を積むほどに気持ちも良い状態になり、もっと良いことをやりたくなります。
これが、徳とカルマの法則です。
2.量
気の量が少なければ元気がなく疲れやすくなります。
多いからといって目に見えて元気ハツラツとは限りませんが、何かを達成するのに役立てられます。量を増やす方法は以下のものです。
体力をつける
体力=体の力。何かをやり続けるための健康や、体がどれだけ耐えられるか。
体力を付ける健康でいることが、気力の元です。
健康で体が整っていれば、脳内物質が正常に分泌されます。脳内ホルモンは「体力」の部分です。イライラしやすい、気分が沈みやすい原因として、脳内ホルモンの分泌異常があります。
体力があり、やりたい行動がどんどん出来れば気分も上がります。
知識を付ける・好奇心を満たす
好きなことを積極的に学んでいる人はいきいきしています。
知りたい、体験したいということを実践することが、心のエネルギーになります。
「量」に対する注意点
目標などに対して必要な分だけあるのが自然な状態です。やりたいことがあるからやる気が湧くのであって、目的も何もないのに、気力に満ちているのは不自然です。
アッパー系のお薬を使えばたしかに気力に満ちますが、自分の勢いさえ制御できなくなります。
3.バランス
上虚下実が理想の気のバランスです。気が下がっていて落ち着いています。
これと逆なのが、多くの人に見られる「頭に気がのぼった」状態です。
頭に気がのぼった状態は、実際に気エネルギーが頭部に集まっています。
- 冷静な思考ができない
- 頭がぼーっとする、のぼせた感じがする
- 意味のない妄想が止まらない
- 同じことをグルグル考え続ける
- 1つの悩みが頭から離れない
- 普段なら気にならないことで頭が一杯になる
これらの症状が起こります。情報過多で体を動かすことが少ない現代では、気がのぼっている人が多いようです。
「気の重心」を下げていけば改善出来ます。グラウンディングとも呼ばれます。
実際に気を下げる方法を書いてみます。
体力を付ける、健康になる
足腰を鍛える、ウォーキングや階段を使うのがお勧めです。
情報の断捨離
ネットやニュースなど必要なものではありますが、頭が疲れない程度に抑えておくほうが良いです。インプットばかりでは頭の中がパンパンになるので、適度なアウトプットもお勧めです。
思考を丹田に下ろす
同じ「考える」なら、頭ではなく丹田(第2チャクラ、へそ下5~7㎝)で考えます。
落ち着いた時間を作る
ただ、ぼーっとする時間を作るだけでも、頭の中のごちゃごちゃが整理されます。
現実を見る
現実は目標をあきらめるためではなく、達成するために見るものです。
たとえば「有言実行」
有言実行するためには、実行できることを考えて言わなければいけません。もしくは、言ったことをどのように現実化できるか考えます。
これは、現実をしっかり見ないとできません。
まとめ
- 気とは、「物質、気エネルギー、情報」の中の気エネルギー
- 気を高めるポイントは3つ
- 「質」=体・心・情報を良いものにする
- 「量」=体力をつけ健康になる、好奇心を満たす
- 「バランス」=上虚下実、グラウンディング
人には2種類の気質があります。
- 気エネルギーが湧くエルゴン(送信型)
- 気エネルギーを受け取るエンパス(受信型)
1、の気エネルギーが湧く気質なら、量よりも質の対策が重要です。ストレス対策や、心のわだかまりについて気をつける必要があります。
2、の気エネルギーを受け取る気質は、何を受け取るかがポイントになります。良いものに触れるように心がけてください。自力で気力が湧かないため、量の対策も必要です。体力を付けることを心がけてください。