徳の発達段階としてチャクラの上昇を紹介している当ブログですが、もっと簡単に3ステップで徳を積んでいく方法をご紹介します。
物事には上手くいく順序があります。これを飛ばしても先には進めないとか、この手順でやれば順調に行くとか、そういう感じのものです。
人の成長の順序を示した「発達理論」は、徳を積む手順にもあてはまります。この手順を踏むことで、効率よく徳が貯められるようになります。
徳とは何か?
良い行いをして人の役に立つ、良い気持ちを持つなどで貯まっていく良いエネルギーのことです。嬉しいことや楽しい良い出来事が起きると消費されます。
徳を多く積めば、良いことが起きやすくなります。環境にも恵まれやすくなります。エネルギーは同質のものを呼ぶので、貯まるほどにさらに貯めやすくなります。
悪いエネルギーは「カルマ」と呼びます。
「ロバート・キーガンの成人発達理論」を用いた3ステップ
この理論を元にしていますよという事なので、発達理論とか知らなくてOKです。
この理論は、成人が発達段階2→3→4→5へと成長していく過程を説明しているものです。(段階1は幼児の時点なので触れません)
この理論をものすごく簡単に言うと下の通りです。
発達段階2:まだまだ子供
↓(1step)
発達段階3:ちょっと大人
↓(2step)
発達段階4:しっかりした大人
↓(3step)
発達段階5:ものすごい大人
いや単純すぎるだろと思う方、もしくはキーガンの成人発達理論に興味を持たれた方は下の記事を読んでください。
もう少しだけ踏み込んで書くと
発達段階2:人の気持ちが考えられないわがままな状態
↓(1step)
発達段階3:我慢を覚え空気を読み人の指示に従う状態
↓(2step)
発達段階4:良くしていくために自ら積極的に動く状態
↓(3step)
発達段階5:徳の循環のシステムを作る状態
このステップの手順を詳しく書いていきます。
徳を積む3ステップ
ステップ1:発達段階2→3
人の気持ちが考えられないわがまま→我慢を覚え空気を読み人の指示に従う への成長
大人の多くは段階3に属しているので、このステップを終えている方も多いと思います。
発達段階2では、人の気持ちが考えられないので自己中心的に動きます。勝ち負けの世界観なので、自分より強い人には低姿勢ですが、それも独りよがりです。
そんな状態では徳は積めませんよね。
発達段階3では、我慢を覚え、人に譲ったり周囲の人に合わせていく段階です。指示に従いルールも守ります。
集団の中の良き一員としてまじめに役割をつとめます。
これが徳を積む第一歩です。
ステップ2:発達段階3→4
我慢を覚え空気を読み人の指示に従う→良くしていくために自ら積極的に動く への成長
発達段階3では、人に譲る、人に合わせる、のが中心でした。ですがこの場合、自分の気持ちを押し殺したり、自分は我慢をして人を優先するといった行動がみられます。
自分を大切にしていない状態です。自己犠牲で自分をないがしろにする行為はカルマを少しだけ生みます。
発達段階4では、自分が良いと思う行動をします。人のことを大切にすると同時に自分にとって良い状態にしていきます。
よくある問題は、発達段階4への成長ではなく、発達段階2へ後退することです。
「自己犠牲をやめて自分を大切にしよう」
「自分の感情を解放しよう」
「自分の心の声を聞きましょう」
という意見がありますよね。これを「わがままで自分勝手に好き放題やれ」と解釈し実行すれば、発達段階2へ戻ってしまいます。
この段階を人生の目標としてOKです。
発達段階4で、成人の5人に1人くらいしかいません。次の発達段階5は成人の1~2%です。目指すのは良いのですが、到達できないからと落ち込むのはあまり良くありません。
ステップ3:発達段階4→5
良くしていくために自ら積極的に動く→徳の循環のシステムを作る への成長
発達段階4では、自分も人も大切にしながら良い状態にしようと積極的に動きます。これだけでも十分徳は貯められます。
発達段階5では、徳を効率よく貯められます。ポイントは2つです。
- 徳が徳を生むシステムの構築
- 陽徳ではなく陰徳が中心になる
何か成しえたい強い目標がある場合は、ここまで進んでどんどん徳を貯めることをお勧めします。
徳が徳を生むシステムの構築
徳によって得たもので、さらに徳を生み雪だるま式に徳が増える循環をシステムとして構築します。
1人勝ちではなく、win‐winの関係を目指します。
ある商売が下火になった時に、独り勝ちではなく別の店を助け、その商売そのものの質を全体的に上げていき、人気が出るようにしていく感じです。
陽徳ではなく陰徳が中心になる
- 陽徳:人に知られる良い行い
- 陰徳:人知れずやる良い行い
陰徳の方が効率よく貯まります。陽徳の場合は人に知られるので感謝され褒められます。
徳は良いことが起これば消費されます。感謝されるのは「良いこと」なので、その分徳が減ります。
発達段階5で徳を積む行為は、人に良い行いだと理解されにくい場合があります。なので必然的に陰徳になります。
まとめ
- 徳は良いことをして貯める良いエネルギー
- 発達理論の段階順に進んでいけば効率よく貯められる
- ステップ2まで進めば十分な徳が貯められる
「自己犠牲はカルマを生みますよ」といっても最初から「自分も人も同時に大切にする」のは難しいものです。
なので段階2で自分のやりたい様にして、段階3で人を中心に動いて、段階4でその両立を目指していくという形で徳が上手く積めるようになります。