こんにちは。くまの(Kumano@deguneko)です。
恋愛感情とは何か?の定義は人によっても関係性によっても変わるために、絶対にコレという正解は出さなくても良いと思っています。
ですが、これは間違いだとはっきり言えるものがあります。
それは
- 恋愛感情じゃなくただの勘違いで
- まんまと騙され操られていて
- 本能を操作され依存状態になっている
ので
- 逃げて!
- 離れて!
- 近寄らないで!
とはっきりと言える悪質なものです。
恋愛のたびに痛い目に遭うだけではなく、今までの人生を棒にふるレベルでのめり込んでいくこともあります。
その原因は、今回の記事に書く「恋愛感情と勘違いして騙される3つのパターン」のいずれか(もしくはいくつも)に引っかかっているからかもしれません。
感情は勘違いを起こしやすい
感情が勘違いしやすいものだと示すいくつかの実験結果があります。
エピネフリン実験(アドレナリン実験)
心拍数増加・呼吸数増加・血圧上昇等の興奮性の作用を持つエピネフリン(アドレナリン)を投与し、その後にサクラを使って被験者を怒らせるという実験があります。
- エピネフリンについて正しい情報を与えられていた被験者
- エピネフリンについて正しい情報を与えられなかった被験者
この2グループに分けて反応を見るものです。
1.この薬は興奮しやすくなるものと、正しい情報を伝えられていた人たちは「興奮している原因は薬のせい」だと解っているので、いつも通りの態度でいられました。
2.この薬はビタミン剤などと嘘の情報を伝えられていた人たちは、「興奮している理由が分からない」ため、サクラに対して腹が立ち、感情が抑えられない傾向が出ました。
薬による作用にもかかわらず、それを知らなかったために興奮状態はサクラへの怒りと勘違いしました。
吊り橋効果の実験
この実験は有名ですね。
- 普通の橋を男性に渡ってもらい、その直後にサクラの女性がアンケートを依頼する
- 高くて恐怖を感じる吊り橋を男性に渡ってもらい、その直後にサクラの女性がアンケートを依頼する
アンケートの後「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教え、実際にどれだけ電話が来たのかという実験です。
電話をかけてくる=その女性と話したい=女性に好意を持った、ということになります。
結果は
- 普通の橋を渡った男性:16人中2人しか電話をかけてこなかった
- 吊り橋を渡った男性:18人中9人が電話をかけてきた
これは、吊り橋を渡って怖いというドキドキ感を、サクラに対する恋愛感情と勘違いした結果です。
恋愛感情と勘違いして騙される3つのパターン
- 物理的に胸に痛みが走り
- 相手のことが気になって仕方がなくなり
- 相手から離れることができなくなる
というパターンで騙されていきます。
- で恋に堕ち
- で恋にハマり込み
- で恋から抜け出せなくなる
という3ステップです。
この手法を使われてしまえば、
真面目な銀行員が横領して多額のお金を貢ぐ
エリート街道を歩んでいた人が恋に溺れあっという間に身を滅ぼす
といったような「何故あの人が!?」と周囲が驚くような結末を迎えます。
これに引っかかってしまえば、魂が求めていた相手と思い込むかもしれません。ですがこれは
本能を操作され依存させられているだけです。
本能を操作されれば強烈な依存を生みます。快楽ボタンを押し続けるネズミがその例です。
求める気持ちがあまりにも強いので魂が求めていると勘違いしがちですが、本能をいじられて狂わされているに過ぎません。
1.気エネルギーが第4チャクラを圧迫する痛みを「恋」と勘違い
勘違いする仕組み
第4チャクラについて簡単に説明します。
人の体には「チャクラ」と呼ばれる気のエネルギーセンターが7つあります。その中で第4チャクラはハートチャクラとも呼ばれ、感情に関係する場所です。
ストレスが溜まれば胃が痛くなるのは、気エネルギーが第4チャクラを圧迫しているからです。
心を閉ざしている状態は、第4チャクラが閉じている状態でもあります。
第4チャクラが閉じていれば、今までのつらい気持ちやわだかまりが排出されず詰まっています。
その気の詰まりが、なんらかの形で刺激されれば痛みが出ます。気エネルギーは物理的なものでもあるからです。
その痛みが、胸の痛み=もしかして恋!? という錯覚を生みます。
チャクラの外部からの操作=本能の操作なので、ここですでに依存させられています。
どのように騙されるか
子どもの頃に周囲の大人に認めてもらえず、自分自身が嫌い、孤独を感じているなどで心を開く気になれず、がっちりと第4チャクラを閉じる人がいます。
「誰も自分のことなんか気にかけていない」と思っている所に、心を動かすようなことを言われれば、第4チャクラが刺激され、詰まりが圧迫されて痛みが出ます。
- 以前何気なく話したことを覚えてくれている
- ちょっとした変化に気が付いてくれる
- 誰も注目してくれなかった部分を見てくれている
など、さりげない小さなことで胸に痛みが出ます。これが異性で、本人に恋愛経験が少なければ恋と勘違いするかもしれません。
このような形で恋に堕(お)ちてしまうタイプを勘で見抜く人がいます。何を言えば堕ちるのかも分かるようです。
そんな人を堕(お)として便利に利用する、奴隷のように使う、優越感を得る材料にする、金づるにするなど、そんな目的で近づき騙します。
「騙されている」のですが、勝手に好意を持って尽くしている状態になっています。なので騙したことを問いただしてもとぼけられます。勝手に親切にしたんでしょ?という扱いです。
そして騙された側は、痛みが強ければ強いほど、それを相手への恋愛感情の強さだと思います。それこそ魂が求めていた相手とさえ思います。
ですが本物の恋愛感情ではないので、気持ちはいつまでたっても満たされません。それがさらに相手への渇望と認識するという悪循環です。
2.強化スケジュール・不定率強化による依存を「恋」と勘違い
勘違いする仕組み
ギャンブル依存が起きる仕組みがこれです。
何かをすれば必ず結果が出るのならそんなに気になりません。ボタンを押せば必ず機械が作動する、働けば必ず決まった日に報酬が出るなどです。
何かをしても結果が出たり出なかったりなら、そのことが気になります。ギャンブルはお金をつぎ込んでも何も返ってこないことがあります。別の日には何倍にもなって大金が返ってきます。
たまの「大当たり」は、ドーパミンという快楽物質を放出させます。ドーパミンは報酬系ホルモンと言われ、これがあるから頑張れるといった、意志決定さえも操る強烈なものです。
どのように騙されるか
恋愛テクニックとして、時には引いてみることも大切、じらして相手を夢中にさせる、というものがあります。それのかなりたちの悪いバージョンがこれです。
- 約束をしていてもいつドタキャンされるかわからない
- 何か行動を起こしても反応がある時とない時がある
- 連絡が取れる時とそうでない時がある、必要な返事がない、もしくは遅い
- 思い当たる理由もなく無視される。一方すごく優しい時もある
はじめはレスポンスも早く意志が通じていたのに、徐々にその間隔を広げていきます。誠実な対応がどんどん不誠実になっていきます。
始めから不誠実ならば付き合ってもらえません。なので最初は誠実にします。そして徐々に粗末な扱いをしていきます。
こうすれば相手は自分に依存をしてくる、自分は適度に無視したり相手したりと楽をしていればどんどん相手は自分のいいなりになると分かってやっています。
そこまでいかなくても、楽して相手に尽くさせてる目的でやっています。
冷静に見ればどう考えても大切にされていない状態です。なのに離れられなくて苦しい・つらい気持ちに囚われ続けます。
そんな気持ちが、たまの「大当たり」で帳消しになり、その日のためにまた搾取される日々を過ごします。
それは
- 脳内物質でコントロールされているだけ
- 本能の操作という最悪の手段を取られているだけ
- 大切に思う相手には絶対にやらないこと
なので、とにかく依存が抜けるまで離れてください。
3.苦痛を麻痺させる脳内麻薬を「恋」と勘違い
勘違いする仕組み
人は苦しい時に、その苦しみを麻痺させる脳内物質を放出します。
モルヒネと同じ作用があり、幸せな気持ちになれるエンドルフィンという脳内麻薬です。肉体や精神が極限状態まで追い詰められたときに分泌されます。「ランナーズ・ハイ」が有名です。
ランナーズ・ハイで多幸感が起きているなら、走っている苦しみを麻痺させる脳内物質が理由だと分かります。
恋愛で精神的に追い詰められている状態で多幸感があれば、「恋」で幸せな気持ちになっていると勘違いします。
どのように騙されるか
連絡もまともにもらえず大切にされていない状態なのに、たまに優しくされる「大当たり」でドーパミンが放出され、依存状態になっています。
ドーパミンで操られていなくてもつらい恋愛はあります。
つらいけれど好きという気持ちが抑えられない、その気持ちが精神を極限状態まで追い詰めていれば、エンドルフィンという脳内麻薬が放出されます。
何度もひどい目に遭わされて、あんな奴最低だと腹立たしくさえあるのに、
「でもやっぱり好き」
「自分にはあの人しかいないんだ」
と、強く心の底から感じるような、そんな錯覚した気持ちが湧きあがります。
相手と会う、電話をするなど実際に接触した時にエンドルフィンは放出されます。なのでエンドルフィンの多幸感が欲しいために、会わずにはいられなくなります。
エンドルフィンは、先に出てきたドーパミンという報酬ホルモンの放出とも関わっています。なので脳内麻薬があふれかえっている状態です。
ダメな恋愛だと思って会うのを我慢しても、麻薬中毒の状態なので、麻薬切れのような症状が起こる場合さえあります。
そのタバコやアルコールがきれた時の離脱症状のようなものを、相手への強い気持ちと勘違いします。
相手に会わないのはこんなに苦しいんだ=こんなにも好き
という勘違いです。
これも、相手への気持ちではなくエンドルフィンに操られているだけです。本能を操作されています。
なので、とにかく依存が抜けるまで離れてください。
騙されないためには?
相手の言っていることと行動が一致しているかどうかが、見極めポイントです。
口先だけではないか?、言葉と行動が伴っているか?、つまり誠実かどうかです。
極端な例え話を書くと、
「借金があるために結婚は出来ない、100万円用意してくれれば何とかなる」と言われます。相手が好きで結婚したいあなたは、頑張って100万円用立てました。
そうしたら「騙されて借金が300万円に膨れ上がっていた、あと200万円必要だ」と言われました。200万円用意しても、さらに催促されるのは目に見えています。
いつまでたっても何故か借金は消えません。これはあきらかに騙しにかかっている不誠実な状態です。
ここまでではなくても、
「会う時間が取れないのは仕事が忙しいからだ、あと半年すれば落ち着くから待って」と言われたとします。ですが半年たってもあなたへの時間をとってもらえません。言い訳だけされて行動は伴っていない状態です。
忙しいのが悪いのではありません。あなたにたいして誠実ならば、ずっと忙しいことを正直に言います。その中で話し合いをして最善をつくすはずです。
ですが、不誠実さに気が付いたとしても、離脱症状には抗えないと思います。その人に関わっている時のみが本能を満たせるからです。これが本能操作の恐ろしいところです。
薬物による本能操作をされれば、その薬物でしか満たせません。それと同じです。
逃れる方法は、騙されている心の仕組みを知ることです。同時に、本能を操作される脳の仕組みを知ることも大切です。
この仕組みを知れば、騙し搾取しようとする相手からは離れることでしか解決できないと分かります。
依存した相手と離れる方法
仕事や趣味に没頭する
つらい時には、それを考える暇がないくらい忙しく何かをするのが効果的です。
自分にとって少し難易度が高いような習いごとや勉強に取り組んでもいいかもしれません。
相手のことを思い出す暇もないようなくらいがむしゃらに何かをすれば、忘れる頃には何かすごい成果が残っているはずです。
自分を取り戻せるものに触れる
今まで生きてきた中で、これをやっている時に「これが自分だ」「こういうのって自分らしいな」と感じるものがあったなら、しみじみと「好きだな」「幸せだな」と思うものがあれば、再びそれを始めてみてください。
じっくり本を読む時間かもしれません、大きなスクリーンで映画を観ることかもしれません。
DIYかもしれません、気に入った自然豊かな場所での散歩かもしれません。自然体でいられる友達とのおしゃべりかもしれません。
本来の自分に戻ることで、操られおかしくなった本能を正しい状態に戻していきます。
復讐心に燃えてみる
幸せになるのが最大の復讐とは、よく言われる言葉です。
幸せになる、自分を騙してきた相手を見下すレベルまで上り詰めてみるなど、「仕事や趣味に没頭する」延長線上のような感じです。
基本的には相手のことが考えられないくらい忙しくしていて、どうしても思い出す時は「いつか見下してやるから」と、行動の燃料にします。
相手が見下す対象になった時は、未練さえもなくなります。見下せるレベルの人を相手にするほど暇ではないからです。
血の巡りを良くする
思い詰めている時は、頭に血が上(のぼ)っている、気が頭に上っている状態です。
気が上っているので循環させると書けば難しいイメージです。ですが血が巡れば同じく気も巡ります。なので血の巡りを良くしていき、同時に気を循環させます。
一番のお勧めは、日が出ている時間に外に出て散歩することです。
日光浴は、うつ状態の時に専門家が勧めるほどに効果が高いものです。
気分を回復させると同時に、血の巡りを良くして思い詰めることを予防してくれます。1日20分程度で良いので習慣化すれば、気持ちが段々回復していきます。
まとめ
- 情動の二要因説では、感情は体に起きた反応の理由付けとして感情を考える
- 感情を勘違いすることもあれば、勘違いさせられることもある
- 恋愛感情と勘違いし騙される3つのパターン
- 胸のチャクラが刺激され痛む
- 普段ないがしろにされてもたまの「大当たり」がドーパミンを放出する
- つらさを麻痺させるためにエンドルフィンが放出され幸せな気持ちになる
- 本能を操られているので離れるしか対処法がない
本能を操作されることで、
- 不健康な食べ物を際限なく食べる過食・食べ物中毒になる
- 体に悪いと分かっていても止まらない薬物中毒
- 借金をしてでも買い物をやめられない買い物中毒
- 借金をしてでもやめられないギャンブル中毒
- 騙されているような気がしても抜けられない恋愛中毒
のような状態になります。これは大抵金儲けがからんでいる詐欺のようなものです。
軽い依存でも抜け出すのは容易ではありません。深刻な状態の場合は専門の機関に相談してください。
脳科学の方面から、本能の操作についてはこれからも書いていきます。
別の言い方をすれば、心を閉ざした所に刺激を与えられ、圧迫され痛みが走る状態のことです。気エネルギーは物理的な働きもするので実際に痛みを感じます。