他人が好きなものを否定する心理は自己肯定感の低さから

心の話
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こんにちは。くまの(Kumano@Rpgmg)です。

人が好きなものをわざわざ否定してくる人がいます。

否定の頻度や傾向は色々ありますが、どのパターンでも理由は1つです。

それは、自信がないなどで本人の自己肯定感が低いから、ただそれだけです。

DVや虐待をするような人は自分に自信がありません。それと同じようなものです。

この記事は、

  • いちいち否定されてうんざりしている
  • 大切なものを否定されて落ち込んでいる

などいろいろなパターンがありますが、否定してくる理由を知ることで少しでも気にならなくなっていただくことを目的に書いています。

記事の内容
  1. 自己肯定感が低ければ人の好きなものを否定する理由
    1. 試し行為をしている
    2. 否定すれば強い反応が返ってくるから
    3. 自分の方が上だというマウンティングをしている
    4. 他の物より自分を褒めてほしいから
    5. 幸せそうなのが許せない妬み
    6. 人をコントロールをする手段
  2. 何かを好きになる理由は共通点を見出したから

他人の好きなものを否定するのは自己肯定感の低さからと言える理由

自己肯定感が低く他人の好きなものを否定する仕組み

自己肯定感は、自分で自分を肯定する感覚です。

自分は自分だからOKだという気持ちで、人からの評価は関係ありません

自分の価値を確信できる体験を繰り返すことで高まります。理想は幼少期に親によって育まれることです。

自己肯定感が低いまま育つと、自己肯定感の代わりに自己重要感を求めるようになります。

自己重要感とは「他の人に認められたい」「他人から大切にされたい」「特別に思われたい」という欲求です。

自己肯定感が低い人は、自己重要感を求めた結果「人の好きなものを否定する」という手段をとることがあります。好きなものを否定すれば大きな反応が得られ、自分が重要に扱われている気がするからです。

なので、自己肯定感の低い人は、とにかく人からの反応が欲しいために人の好きなものを否定します。

自己肯定感が低い人が他人の好きなものを否定するということではなく、人の好きなものを否定する人は自己肯定感が低い、という意味です。

理由1:試し行為

試し行為とは、主に幼少の頃親に対し困らせることをして、それでも親に存在を否定されず愛されるか、認められるかを確認する行為です。

大人になっても試し行為をする場合、幼少の頃に得られなかった自己肯定感を得たくて周囲の人を親代わりに実行しています。

あなたの好きなものなんて大したことがないという嫌がらせを言っても、変わらず仲良くしてくれるのか試しています。

理由2:間違ったコミュニケーション

嫌なことをされると人って反応しやすいですよね。

自己肯定感が低ければ、人からちゃんと反応してもらえないと強く不安を感じます。人からの反応の大きさを自分の存在感とはき違えているのです。

普通に話すよりも、相手の好きなものを否定したほうが大きな反応を得やすい、と経験で知ってしまえばそういうコミュニケーションに頼るようになります。

数人のグループで誰かが好きなものについて話している時、急に話題に入り「えー、あんなの全然良くないのに、変なのー」と否定したとします。

否定された本人はしょんぼりしたとしても、周囲の数人はそのことを咎めだすので、一気に会話の中心になれます。

こんなことを繰り返せば嫌われ敬遠されていきますが、本人には理解できません。

「えー、ひどーい」「うふふ」というじゃれ合い程度の感覚で言っている場合もあります。

なので、「冗談なのに本気になるなんて大人げない」と思うようです。

理由3:マウンティング

あなたの好きなものは良いものではない、自分の好きなものは良いものだと言うことで、

自分の好きなものの方が良い=自分の方が上等な人間だ、と言っています。

批評するだけでも、批評される対象よりする自分の方が立場が上だと思い込む人もいます。

自己肯定感が高ければ、わざわざ人の好きなものを蹴落とし自分が上だとアピールする必要はありません。

マウンティングするのは自信がない証拠です。

理由4:自分を褒めてほしい

自分以外の対象を褒める=自分を否定された、と思う人がいます。

TVを見て「あの料理美味しそうだね」と言えば、自分が作った料理は美味しくないと言う意味?」と怒ります。

雑誌を見て「このモデルさんの小物、センスいいよね」と褒めれば「自分はダサいって事?」と責めます。

コンサートに行って「歌がすごく良かった、感動した」と感想を言えば「じゃあその歌手とカラオケにいけばいいじゃない」と文句を言います。

人を褒めれば自分が否定されたと受け取る、ゼロサム思考です。

簡単に言えば、人を褒めずに自分を褒めてほしいという気持ちです。

人に褒められることでしか自己を肯定出来ないので、人を褒めることを極端に嫌がります。

理由5:人の幸せが許せない「妬み」

好きなものについて考えたり語り合うのは幸せなことです。

私はよくLIVEに行くのですが、その後「この前のLIVEどうだった?良かった」と言ってくれる人がいます。私が嬉しそうに感想を言うとジャンル的にまったく理解できないものでもニコニコ聞いてくれます。

そういう人は他の人の幸せな経験を聞くのが好きなようで、その人自身もいつも楽しそうにしています。

ですが、自己肯定感が低く妬みやすい人は違います。

「いい年してLIVEなんて、ねぇ」
「もっとまともなことにお金を使ったら?」
「そんな浮ついた気持ちで仕事がきちんと出来るの?」

などと嫌味を言ってきます。
(あなたの嫌味よりLIVEの方が何億倍も価値があると言いたい)

そのような人の末路は下の記事をどうぞ。

理由6:人を支配したい

他人の好きなものを否定する中で特に悪質です。貶すだけではなく恥の概念や脅して実際に行動を制限しようとするからです。

1クラス30人程度のトップ的な人とか、職場の小さな部署でまとめ役をしている人、小さな組織の長、の中には人の好きなものを否定し自分の思い通りにしようとする人がいます。

家族という小さな集団の中でも、親が子どもの好き嫌いを操作し制限しようとします。

これも自己肯定感の低さによるものです。

自分に自信があれば相手の好き嫌いを尊重し、自由な意思のもと付き合いを続けます。

コントロールしたいのは、相手の自由意思にまかせれば自分なんか相手にされなくなるという不安があるからです。もちろん当人は無自覚です。

最初は

「えー、そんなことがやりたいの? 別にいいけどぉ(クスクス)、レベルが低いって言うかぁ(クスクス)、なんか面白みもないんだよねぇ、いやー、わからないわー」

と、それが好きなのは恥ずかしいと羞恥心でコントロールします。

それでも効果がなければ

「それが好きなのはちょっと、ねぇ? 人に知られるとまずいってのは分かるよね?」

と、暗に自分の立場を使って仲間外れや嫌な立場にさせることをにおわせ脅します。

私が断言できるのは、こんな人が上に立つ組織や市場は成長もしなければ大きくもならないということです。(スピ系でもいくつか見てきました)

何故なら、トップが支配という形で他の人の才能や意志を潰すので、発展しようがないからです。(息苦しいルールが嫌で人が離れていくので、トータルで人が増えないという理由もあります)

意志は感性にも直結しているので、影響を受けると感覚が汚濁し妥協の範囲が広がります。心を扱う世界では顕著に表れます。
(本人が満足なら問題ありませんが無意識は違うようです)

何かを好きになる理由は?

今まで好きなものを否定する心理について書いてきました。

ではその否定されている「好きなもの」とは何かについて書いてみます。

何かを好きになる理由は1つだけではありませんが、確実にあるのは

自分の中にあるものとの共通点を見出し、強く共感・感情移入しているという部分です。

具体例を出してみます。

好きな俳優や女優、アーティストやスポーツ選手など、人そのものや作品を好きで応援している時、自分の中にあるものとの共通点を見つけています。

あこがれの人と自分は相違点だらけで何処に共通点が!?と思うかもしれません。

ですが、目標をどう叶えて実現させるかの方向性に共通点があります。言い換えれば「そこにシビれる!あこがれるゥ!」の状態です。

どんなに凄く立派な人でも自分の興味のない部分なら、「うわー凄いね」という感想で終わります。心を強く動かされたり何もかも忘れて熱中することもありません。

好きで応援する気持ちは、対象と同時に自分の中にある好きで大切にする部分も応援しています。憧れているあの人のようになりたいと影響を受けることもあります。

「あの人はあんなに苦しいことも乗り越えた、だから自分も見習って頑張りたい」と励みや心の支えにもなります。これも憧れの人を通して自分を励ましている行為です。

つまり好きなものを賞賛するのは、好きなものを通じて自分をも応援し成長させる気持ちだという面があります。

人の好きなものをわざわざ否定するのは、逆に相手の好きなものを利用して否定しているということです。

なので好きなものを否定されても、自分はセンスがないのかと悩む必要はありません。

絶許ぐらいの気持ちでいて良いと思います。

  • 好きなもの:自分の中の好きなものや成長させたいものを他者に投影
  • 嫌いなもの:自分の中の嫌なものや消したいもの(シャドウ)を他者に投影

という心理があります。

まとめ

  • 自己肯定感が低ければ、自己重要感を得る手段として相手の好きなものを否定する
    • 好きなものを否定しても仲良くしてくれるか試す
    • 相手が強く反応することで自分の存在を確認している
    • 相手の好きなものを否定することで自分が優れた人間だと主張する
    • 人を褒めるのは自分を否定された気がするので否定仕返している
    • 人の好き嫌いを制限することで相手をコントロールしている
  • 何かを好きになる時、同時に自分の中にある大切なものを見出している
    • 好きなもの:自分の中の好きなものや成長させたいものを他者に投影
    • 嫌いなもの:自分の中の嫌なものや消したいもの(シャドウ)を他者に投影
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