回し車の上で走り続ける小動物、我らがデグーちゃんもそうです。
代表的なのは、やはりハムスターですよね。
どうして同じ所をただグルグルと走るのか?については
走りたい本能、エサを探しているつもり、ただ楽しいから、といったことが言われています。
デグーについて「回し車で遠くまで走っているつもり」という話を聞きました。
面白い説だなと思ったので、考察・分析してみました。
この記事は過去のペットブログのものを加筆修正したものです。
デグーのお勧め回し車
デグーの回し車で有名なのは、SANKO メタルサイレント です。
上のリンクの25と、大きめの32があり、家では32の方を使っています。
2種類試してみて32の方が、安定性が良いと感じました。
デグーによっては、下の紫で塗っている部分が、回転する時に当たって危険な走り方をするコもいます。なのでどれが適しているかは個体によって変わります。
大きさの比較、左がメタルサイレント32、右がメタルサイレント25です。
デグーを飼育するまで、回し車といえばハムスターが回すガラガラとうるさいものしか知らなかったので、静かさと、スティール製ならではの軽さ丈夫さに驚きました。
ハムスターなど、種類によっては大きすぎて危険な場合もあるので、購入する前に安全性を確認してください。
考察1:部屋んぽ(室内散歩)中でも回し車で走る
デグーの散歩用に、部屋を1つ用意しています。(本や季節外の物置き場を片付けてそれ用にしている)
4畳半のスペースを自由に走り回れるのにもかかわらず、回し車の上も走ります。(散歩部屋用にもサイレントホイールを用意しています)
全力疾走しようと思えば、4畳半では方向転換しなければすぐにぶつかります。
回し車なら、そのまま走り続けられます。
どのように散歩をしたいか、ゆっくり探索したいのかただ走り回りたいかによって、回し車の役割を知って使っている様子が観察できました。
考察2:回し車での追いかけっこ
家のデグーのチョコが回し車で走っています。
目線の先にある白いふわふわしたものは猫じゃらしです。しっぽタイプのものです。
この写真の時も、猫じゃらしを追いかけながら「ピルピルチュイーー♪」とご機嫌さんの鳴き声で走っていました。
ですが、当然ながら追っかけても追っかけても追いつきません。
最初は楽しそうに追いかけていたのですが段々イライラしてきました。
3分もすると「キューー!キューー!」と怒りながら走っています。
「この生意気な尻尾めー!」と言わんばかりに、回し車から降りて飛びかかりはじめました。
「こいつめこいつめー!」と怒りはまだ収まらないようです。「ギュオギュオ!」と怒りながら攻撃を続けています。
結論1:回し車ではその場を走っているだけという事は理解出来ているか?
出来ていると考えられます。
回し車での追いかけっこの時も、降りて尻尾に飛び掛っています。このことから、回し車を降りれば尻尾に追いつくというのを理解していると判断出来ます。
チョコは自由に走り回れる散歩部屋でわざわざ回し車を回しています。
散歩部屋で走りまわるためには壁にぶつからないように方向転換したり、障害物を避けなければいけません。
回し車ならそんな事をしなくても走り続けられるので、走り回りたい気分の時は回し車に戻ってきているようです。
まとめ:最終結論
Q:デグーが回し車を回している時に遠くまで走っているつもりというのは本当なのか?
怒り狂うくらい回し車で追いかけごっこを続けるという事と、回し車はその場を走っている事は理解出来ているという2つの事をあわせて考えると…
回し車は、遠くまで走っているつもりになれる道具として活用しているという考え方が出来ると思います。
なので、あくまでも家のデグーの場合ですが
A:デグーが回し車を回している時に遠くまで走っているつもりというのは本当です!
回し車で走って、遠くまで走るごっこをしています。
猫でも、ごっこ遊びを理解するコは頭がいいと言われています。
入れ子構造を2段階まで最初から理解が出来ていて、高等動物の定義の「道具の使用」をやってのけるデグーの頭には相当良いと改めて感心します。