デグーちゃんの下に敷いている布が真っ赤だったらびっくりしますよね。
多量出血？血尿！？と、心臓が痛くなります。
普通の尿なのに、時間が経つと真っ赤に変色する尿があります。
今回の記事では、その色素尿について書いていきます。
この記事は私が過去に作っていたペットブログからのものを加筆修正したものです。
衝撃の赤色の色素尿
私が色素尿を初めて見たのは、家の初代のデグーが病院に通っていた時です。衰弱し、あまりご飯も食べてくれなくて毎日点滴をしてもらっていました。
ある日家に帰って、キャリーの外に出そうとした時のことです。キャリーの底には、白くてやわらかい布と牧草を敷いていました。ですが、その白い布の一部が真っ赤に染まっていたのです。
出血？？
驚いて真っ青になってしまいましたが、出血の痕跡はありません。
点滴の薬が漏れたのか…？
病院に問い合わせました。
先生の話では、診察時に出血はなかったこと、点滴は透明なのでそれが原因で布が赤く染まらないということを説明してくれた上で
「尿が着色している可能性が高い」との事でした。
尿が着色…？と思いながら観察（というか、つきっきりの看病をしていました）していると、初代の子が私の服におしっこをしました。白っぽい服だったので尿の色がよくわかりました。
それはいつもの通りの色で。着色なんてしていないけどなぁと思っていたのですが…
2～3分もすると、尿の色はどんどん赤く変化していき、最後には真っ赤になりました。
色素尿とは
アルファルファ、タンポポ、クローバー、小松菜、大根葉などに多く含まれるポルフィリンという色素が尿中に出て赤く発色したものです。
ポルフィリンで赤く染まった尿は、病気の症状ではありません。
あの時初代の子には、病院の先生の「食べるものをとにかく食べさせて」の指示通りに、大好きな乾燥小松菜を多めにあげていました。
小松菜はとにかくポルフィリンが多く含まれているので、それが原因なのだと思います。
さて、チョコですが
ケージの出入り口のところで座っています。下に白い布が敷いてあります。ちなみにウトウトしていたのでこんな元気がないような写りになっています。
で、その白い布にしたおしっこが
こんな色になっていました。心配な感じの色ですね
尿試験紙ウリエースKCで検査した結果です。（検査紙を縦半分にカットして検査しています。ケチですみません。）
検査紙の先（右）から、潜血・たん白・糖です。
潜血、糖共に陰性です。
真ん中のたん白は、PHが高いため擬陽性反応が出ています。（たん白自体も出ているかもしれませんが、デグーの場合たん白が出ているだけでは病気と診断出来ません）
おやつ牧草にしているオーガニックメドゥヘイの中に入っているアカツメクサか、おやつペレットにしているメディマルデグーフードの（２種類の粒のうちの）アルファルファの方の粒に反応しての着色尿かなぁ、と思います。
色素尿の見分け方
おしっこが出た時は通常の色なのに、そのままにしていれば色が変わっていく場合は色素尿の可能性が高いです。
注：色素尿だからといって血尿でないとはいえない
矛盾しているように思われるかもしれませんが、
色素尿だからといって血尿でないとはいえません。もちろん、血尿だとも言えません。
おしっこが赤く見える原因が、血ではなく色素ですよ、というだけの話です。
実際、血尿（尿潜血）は、目に見えて色が赤い事が少ないものです。
尿検査紙で３＋（結果は－（陰性）～３＋まであります）が出ていても、血液の色が目に見えて判らない場合もあります。逆に言えば、目に見えて判るほどの血尿ならば、相当凄い状態とも言えます。
（もしくは怪我による血が場所によっておしっこに混ざっている可能性もあります）
まとめ
デグーの健康チェックをマメにしたい場合は、尿試験紙を使う事をお勧めします。
デグーがかかりやすい糖尿病についてもこれで管理できます。
