心理学的ホメオスタシスが行動前の不安の原因だった

心の話
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ホメオスタシスと言えば、ダイエットをしても体重が減らない「停滞期」の原因として有名です。そのため、ホメオスタシスにあまり良いイメージはないかもしれません。

ですが人の体を自動的に一定に保つのは大切です。

大切なのですが、それが原因で成し遂げにくいことがあります。その代表がダイエットで、体重を順調に減らすために体の仕組みを知り対処していきます。

心には、心理学的ホメオスタシスがあり、必要な機能だという一方、やりたいことの邪魔にもなります。

そこで、心の仕組みを知って対処していきます。

今回の記事は、何かを始める前に不安を感じる原因としての心理学的ホメオスタシスについて書いていきます。

  • 心理学的ホメオスタシスとは
  • 心理学的ホメオスタシスと不安
  • 心理学的ホメオスタシスによる不安の対策

心理ホメオスタシスとは

ホメオスタシスとは?

恒常性維持とも呼ばれる機能です。

外部からの影響にかかわらず、体温や血糖値などの生理的状態をある一定の状態に保つ機能の事です。それがあるために人は生きて行けます。

人は、気温が高くても低くても、体温を一定に保ちます。

血圧・水分・浸透圧が保たれる、傷口がふさがる、ウィルスなどを身体から排除するといったものもホメオスタシスです。

心理学的ホメオスタシスとは?

環境や習慣などを一定に保とうとする心の動きです。

この機能のおかげで、通常の精神活動が行えたり、他の人との関わりが保てます。

朝起きて仕事に行き、家に帰って休むという一定の習慣も、この機能で維持されます。

環境の変化は危険だと脳は考えます。今まで安全に暮らせていたのに、変化が起これば生命の危機が起きるかもしれないと、人の脳は判断します。

そのために、何か新しいことを始めようとすると、それを全力で邪魔をする心の働きが出てきます。

新しいチャレンジに対し、不安・怒り・悲しみなどの嫌な感情を作り出します。

そのために、新しい習慣作りやチャレンジが難しくなります。

今回の記事は、心理学的ホメオスタシスが不安を作り出す例を書いています。

心理学的ホメオスタシスで不安になる例

何故不安が起きるのか

人が感情を持つ時理由は、それを持つことでメリットを感じるからです。(あくまでも本人がそう感じているだけで、実際は違う場合もある点に注意です)

怒りや悲しみなどのつらい感情もそうです。不安についてもそうです。

それを持てば身を守れる、問題が解決できる、といった理由があります。

心理学的ホメオスタシスは、変化=悪 としています。ずっと同じような状態で居続けることが安全を守るという判断です。

安全を守るというメリットのために、感情を利用します。

不安を感じることで新たな挑戦をやめてくれるなら、不安という感情をどんどん発生させて変化を止めます。

これが、心理学的ホメオスタシスで不安になる理由です。

どのような不安が起きるのか

何か新しいことをはじめようと考えただけでも、以下のような不安な感情が湧いてきます。

  • やることで発生するデメリットを探す
  • やらなくていい理由を探す
  • 過去の失敗を思い出す
  • 他の人の失敗例を思い出す
  • 出来ない理由を探す
  • 出来ないと思い込む
  • 理由もなく虚しさがこみあげてくる

といった感じに、その事についてネガティブな考えが出てきます

実際に起きる不安の例

毎朝ジョギングしようと思い立つと、以下のような不安が沸き上がるかもしれません。

やることで発生するデメリットを探す→「早起きをすれば睡眠時間が減る」

やらなくていい理由を探す→「ジョギングをしなくても通勤で歩いている」

過去の失敗を思い出す→「学生時代ジョギングで足をくじいたな」

他の人の失敗例を思い出す→「○○さんはジョギング中にこけて怪我をした」

出来ない理由を探す→「ランニングシューズを持っていないしわざわざ買いたくない」

出来ないと思い込む→「毎朝ジョギングなんて続くわけがない」

理由もなく虚しさがこみあげてくる→「ただ走るなんて無意味だ、そうだ人生も無意味だ」

このように嫌なことばかりが浮かぶので、ちょっとした決意程度なら簡単にあきらめてしまいます。

強い決意の場合は、この不安と対峙するのでキツイ思いをし続けます。

心理ホメオスタシスで行動を阻まれる問題点

やらない、出来ないそのものよりも、やるべきなのに出来ないという心の葛藤や自責が問題です。

やらない自分は駄目だと思いながらも、自分や他の人に対する言い訳を常に考えます。これは、自分の心に嘘をついている状態です。

この状態では心が疲れます。自信もなくなります。自分嫌いにさえなります。

心理学的ホメオスタシスへの対策

心理学的ホメオスタシスの「しくみ」を知る

新たに何かをしようとする時に不安になるのは

心理学的ホメオスタシスが働いているせいだ、ということが分かることが、一番の対策です。

不安だな、怖いな、と思うのは、脳がそのように機能しているだけで、実際に不安に思っているわけではないと知ってください。

本能的に脳は変化を嫌います。脳の一番の目的は生命を維持することだからです。

今安全に生きているのに変化をすれば、その先には危険があるのかもしれない、ならこのままが安全だと、脳は判断します。

何かに挑戦したい、成りたい、手に入れたい、という気持ちは生命の安全維持とは関係ありません。なので脳にとって重要視されません。

心の中に不安をどんどん増やして、新しい取り組みをやめてもらえるならば、脳はそのような心の動きになるように働きかけます。

不安にさえすれば安全になれるという判断です。

不安になるからやめるなら、次に何かをする時にも不安になるというのが脳のしくみです。

なので何か不安を感じても、そんなものだと割り切って実際に行動してみてください。

考えが大きくなる前にとりあえず何か行動をすれば、心理学的ホメオスタシスの影響が少なくて済みます。

まとめ

  • ホメオスタシスは恒常性維持の機能で、外部の影響に関係なく体内を一定に保って生命を維持させる(なので必要なダイエットでも変化を嫌う)
  • 心理学的ホメオスタシスは、心を一定に保ちルーティンワークを続け、生命を維持させる(なのでより良い習慣付けでも変化を嫌う)
  • 変化を止めるために、不安、怒り、悲しみなどの感情を使い行動を制御させる
  • 何か変化をしようとする時の不安は、心理学的ホメオスタシスの働きかもしれない
  • 考えすぎる前に行動すれば、受ける影響は少なくてすむ

24時間年中無休で、ずっとあなたの傍にいて、新しい行動をさせないように見張っているのが「心理学的ホメオスタシス」です。

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