デグーにしつけは必要か?

デグーの気持ち
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デグーを甘やかしている、デグーが言うことを聞いてくれないという考え方があるようです。これは、ペットの代表である「犬」を起点に考えているからではないかと思います。

今回の記事では、私がデグーと接してきて考える「デグーとしつけ」について書いていきます。

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この記事は私が過去に作っていたペットブログからのものを加筆修正したものです。

まず、人間のしつけは何のためにするのか?

人間が社会で生きていくために、子供の頃からのしつけは大切ですね。人間にとってしつけは何のために必要なのか考えてみます。

1.日常生活を快適に送るため

トイレトレーニング、食事、歯磨きや入浴の習慣付けなど、衛生的で快適な生活ができるようになります。

2.生命の危機から守るため

急に道路に飛び出してはいけない、知らない人に付いて行ってはいけない、道に落ちているものを食べてはいけない等、病気や怪我の危険から守ることが出来ます。

3.礼儀作法を身につけるため

大声で騒いではいけない、他人を叩いてはいけないなど、周囲に迷惑をかけないようにする他、挨拶や礼儀正しい受け答えにより、周りの人に良く思ってもらえて、社会生活をより送りやすくなります。

4.自分を律する心を持つように

しつけもされず、甘やかされ放題で育つと、我侭になったり相手に対する思いやりを持てなかったりします。好きなだけ食べて飲んで体を壊し、心に落ち着きもなくかんしゃく持ちになる場合も少なくありません。

自分で自分を最低限にコントロールしたり管理する力は、しつけをされる事で基礎が身につきます。

※ 人間の心は エス(本能的な欲求)・自我(源我と超自我の調整)・超自我(しつけや理想による部分)に分かれます。そして超自我が多すぎると生きて行くのが辛くなります。ですが、超自我がなければ社会で生きて行くのが難しいので、適度には必要です。

デグーの場合は?

デグーへのしつけは、基本的に必要ないと考えています。

1.日常生活を快適に送るため と 2.生命の危機から守るため
については、飼い主さんのお仕事になります。

室内の散歩中にコードをかじって危ないのなら、かじらないようにしつけるのではなく、かじられないようにコードを片付けます。

3.礼儀作法を身につけるため、と 4.自分を律する心を持つように
については、デグーははじめから身につけているのでしつける必要はありません。

3.についてはじめから身につけている、と書くのは誤解が生じるかもしれませんが、デグーの世界での礼儀作法の多くはすでに身についているはずです。(デグーの習慣、と言い変える事も出来ます)

人とデグーがお互いにある程度通じ合っている事が前提になりますが、痛がれば引っ掻く事や噛む事をやめてくれます。次からは痛くないように気を使ってくれるという、思いやりの心をすでに持っています。

4.自分を律する心を持つように
についても同様で、デグーはすでに自分を律する心を持っています。もちろん、「足るを知る」というような悟りを開いているわけではありません。

ですが、デグーは満足の上限を知っています。

限界なしに、「もっともっと」という事はありません。満足の要求が高めの欲張りさんもいますが、それでも上限はあります。(人間用の食べ物など、デグーの食事に相応しくないものを与える等、快楽の感受性を不自然にいじった場合はもちろん除きます)

デグーに注意する時にやってはいけないこと

慣れてないデグーに怒ってはいけない

まだデグーちゃんと信頼関係を築けていない時に怒ってしまうと、デグーちゃんは心を開いてくれなくなるかもしれません。

最終的に慣れてくれたとしても、怒らなかった時に比べると時間がかかってしまいます。

デグーちゃんと仲良く楽しく暮らしていくためにも、最初はとにかくやさしく丁寧に接してあげてください。

勿論、慣れたからといってむやみに怒ってはいけません。

本気で怒ってはいけない

デグーちゃんは大人でも170~350gと、とても小柄です。

人間側が感情的になってつい力が入ってしまうと、決してデグーちゃんを傷つけるつもりはなくても痛い思いをさてしまうかもしれません。

ケージの中に入れる時に、つい戸を乱暴に閉めてしまって手や尻尾を挟んでしまうと大変な事になります。

デグーちゃんの尻尾はテイルスリップという、尻尾の皮だけずるむけになる状態になりやすいのです。むける範囲によっては大出血し、命にかかわります。

もし感情が高ぶる状態になってしまった時はデグーちゃんをそっとケージに戻して、頭が冷静になるまで待ちましょう。

長時間怒ってはいけない

相性の良いデグーちゃん同志が1つのゲージにいた場合、毛づくろいしあったりピルピルと相撲をとりあったり、べったりくっついて眠ったりとても微笑ましいくらい仲良しぶりを見せてくれます。

が、

そこは食いしん坊のデグーちゃん。おやつの時間ともなると激しく奪い合い

「デグー・キーック!」(←飛び蹴り)

「デグー・パーンチ!」(←張り手)

と、先ほどまでの仲良しさは何処に行ったのか、殴る蹴るの大喧嘩が始まります。

ところがおやつ争奪戦が終わると、お互いに毛づくろいをしながら「さっきはごめんね」「ううん、いいよ」とあっさり仲直りします。毎日その繰り返しです。

(喧嘩しないようなおやつのあげ方をするのが一番良いのですが…)

つまりデグーにとっての「怒り」から「許し」の長さはそれくらい、という事になります。

なので、「ダメでしょ」の一言で終わり、くらいが充分な長さだと思われます。

まとめ

デグーにするしつけとしては、いざという時に守ってあげる手段になる
「戻ってこい」
で充分ではないでしょうか。

後は、デグーが楽しんで飼い主とのコミュニケーションがとれる「芸を教える」ぐらいかと思います。

デグーちゃんのためを思って厳しくするより、遊んであげた方がお互い幸せになれるかもしれません。

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