【考察】ベタ慣れデグーは飼い主のお世話をしている

デグーの気持ち
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デグーちゃんの中に「ベタ慣れデグー」と言われる、飼い主さんにべったりな仔がいます。

私が接したデグーちゃん達は、初代、二代目に加え2ヶ月ほどお預かりした3匹です。その3匹ともものの見事にべったべたのベタ慣れちゃんでした。

ベタ慣れデグーちゃんはとにかく人懐っこくて甘えたがりです。

ですが、ただの甘えっこなのではなく、飼い主(私)の世話を焼いてくれているのでは?と、7年余りを過ごしていて思うようになりました。

家のデグーが飼い主(私)の世話を焼いてくれた話

家のデグーはただ私に甘えてベタ慣れなんだと思っていました。

が、ずっとべったり居るのはこれってデグー側が私をちやほやしてくれているんじゃないかと感じるようになりました。

その視点で、家のデグーのチョコの行動を考察しなおしてみました。

私が昔書いた記事の文章で

『激しいめまいでまともに動けなくなる状態が続いたことがありました。

チョコの「出して!」に対して「もう少し寝かせて…」と頼んだところ、私の様子がおかしいことに恐怖を感じたのか「チュン! チュン!」と叫びはじめました。

結局ケージから出して、椅子にもたれかかって何とか安静な状態で過ごせましたがやはりきつかったです。

それでもチョコは、具合の悪かった私が不安だったようで、その後しばらく一日10時間以上一緒に居たがるようになりました。』

というものがあります。

ですが、これってチョコが私を心配して看病してくれたのではないか?と思っています。

「もう少し寝かせて…」と、凄く具合が悪そうな、つらそうな声で言いました。

その瞬間、チョコの顔つきが変わりました。目をひん剥いたような必死の形相で、ケージのドアにへばりつき私にむかって「チュン! チュン!」と叫び続けました。

デグーちゃんと暮らしている方はご存じのことですが、あまり「チュン!」という鳴き方はしません。ネズミっぽいから「チュン」とか「チュウ」と鳴くイメージがあるかもしれませんが、アンデスの歌うネズミという異名を持つほど多彩な鳴き声があります。

「チュン!」なんて、ものすごく驚いた時やショックな時に出す叫びのようなものです。

私という仲間が命の危機と判断して、寄り添って元気にしてあげたい!と、看病を必死で申し出てくれたんだと、後で気が付きました。

私が元気になってもしばらく10時間くらい一緒に居たがったのは、病み上がりを心配してくれたのですね。

これだけの話ではなく、基本的にチョコは私の体の辛い部分で寝ていることがほとんどです。

私は以前、気功関係の勉強をしていました。人の体から気を発する場所はある程度決まっていて、体の調子が悪ければここ、自己嫌悪におちいっていればここ、悲しい気持ちならここ、という場所があります。

チョコは肩の上で寝ている時でも、私の調子が悪ければその気を発する場所に移動して眠ります。辛い部分に寄り添ってくれているのですね。

さらに、家に来た業者の人が落ち込んでいるのを素早く察知し、愛想をふりまき元気づけた話もあります。

何故ベタ慣れデグーが世話を焼いていると考察したきっかけ

このデグー研究レポートを読んだことがきっかけです。

参考 デグーの環境モニタリングにおけるパートナーの影響

↑ のレポート内の実験で、デグーが大きな音で驚いた時に別のデグーがコミュニケーションを取り、警戒状態を解く話が書かれています。

このレポートの実験内容を簡単に書くと

野生の動物は、捕食者から身を守りながら採餌を行わなければならないのですが、

  • 単独で採餌
  • 仲間と採餌

ではどのような違いがあるかを見る。

身を守るような脅威として

  • アラーム音声を鳴らす
  • タカの模型をレールに滑走させる

のを、『ヒマワリの種を任意の場所に隠し』た場所で行う。

驚異の後、デグーの行動を

  • フリーズ(驚いて固まっている)
  • 環境モニタリング(周囲を観察)

の2つについて観察する。

その結果として書かれている以下の文章に注目しました。

積極的に環境モニタリングをしたデグーは、パートナーに対しても積極的にコミュニケーションを行い、これによりパートナーの警戒行動が解除される様子が頻繁に観察された

すなわち、役割分担というよりも集団でいることにより、過剰な警戒が取り除かれた可能性がある。この行動は、社会的集団を形成するデグーにとって、1 匹が周囲の環境を確認するとグループ内のデグーに知らせ警戒行動の短縮という利益をもたらす社会的な行動であると考える

デグーのような被食動物(食われる立場の動物)は臆病で、何か怖いことがあればフリーズしてしまい身を守れずに危険な状態になります。

ですが、周囲を積極的に観察する個体は、仲間とも積極的にコミュニケーションを取り、仲間の警戒状態を解いた。

ということです。

仲間と積極的にコミュニケーションをとる=ベタ慣れ

と、考察しました。

『役割分担ではなく集団でいることにより過剰な警戒が取り除かれた可能性』とあります。

これについては、私の経験則と考察の話ですが、集団でいることで『1 匹が周囲の環境を確認するとグループ内のデグーに知らせ警戒行動の短縮』させるデグーはある程度決まっているのではないか、です。

デグーちゃんの中でも、1人が好きで臆病な仔と、飼い主さんにべったりで好奇心旺盛な仔がいますが、やはり後者のベタ慣れちゃんが警戒を解く役割になりやすいのではないかと思います。

まとめ

デグー七変化

  1. 上から見るとドラゴンキッズ(ドラクエ)
  2. 下から見るとジョーズ
  3. 横から見るとウサギ
  4. 正面から見るとカピバラ
  5. 猫のような愛らしいしぐさで
  6. 犬のようになつっこい
  7. その名はデグー
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