「魂」と「本能」の違いは何か?

心の話
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2つとも全力で求めるほどに、強い気持ちが働きます。

あまりに強いため、区別がつかないことも良くあります。魂まで感じなければ、欲望を「魂の叫び」と思うかもしれません。

今回の記事は、この2つについての例を書いていくことで、魂と本能の違いを知るヒントにしていただくことを目的に書いています。

「魂の望み」と「本能の欲求」の例

モンキー・D・ルフィ

アニメ「ONE PIECE」のモンキー・D・ルフィの例が典型的に分かりやすいので書いていきます。

本能の欲求の例

「肉ー!!」

魂の望みの例

「おれ達の命くらい一緒に賭けてみろ‼!仲間だろうが!!!!」
「おれの仲間は…誰一人……!!!死んでもやらん!!!!」
「おれが誰よりも強くならなくちゃそいつらをみんな失っちまう!!!」

本能の欲求は、生命を維持させることです。「肉が食べたい」はそのままですね。生命の維持は心が壊れないことも含んでいますが、ルフィは肉体の維持が優先です。

魂の望みは、「心の奥から湧きあがるもの」という表現も出来ます。何故だかわからないけれどただ湧いてくるものです。「使命」「宿命」と感じる人もいると思います。

人が持つ魂の望みは、大きく分けて考えると2種類あります。あえて言語化すれば「目標」と「渇望」です。

これを両立させることが人生の課題かもしれません。

ルフィの魂からの望みは仲間を守ることです(渇望)。もう1つは海賊王になることです(目標)。しっかり両立が出来ています。

「魂」と「本能」を見分ける基準

いざという時にどちらを優先するかです。

ルフィの場合なら、仲間がピンチになっていて駆けつけるのか、目の前にある美味しそうな肉を喰らいつくすのかを比べます。

アラバスタ編の最後で、お金を貰うことを忘れて落ち込んでいるナミに、ルフィが肉を分けようとするシーンがあります。なので考えることもなく

肉 <<<<<<<<<<<< 仲間  ですね。

在るべき状態で生きていれば、魂の望みが本能の欲求より優先されます。その上で本能の欲求が生命維持のバランスを取ります。

ナミ

同じくアニメ「ONE PIECE」のナミを例を出します。

本能の欲求

「好きな物はお金とみかん」です。お金に対して強い欲望を持っています。

魂の望み

ナミの魂の望みは「つらい、悲しい思いをしている人が助けられる」ことではないでしょうか。つらい対象には自分も含まれます。助ける役割は自分でなくてもかまいません。

これが渇望的な望みで、目標は航海士という名の海との一体化と思います。

「………痛くも…カユくもないわ こんなの… あんたにあのコの痛みがわかる?……!!…それに比べたら…足の一本や二本や三本!!!へのカッパ!!!!」
「子供に 泣いて助けてって言われたら!!! もう背中向けられないじゃないっ!!!!」
「助けていいんだとわかった時のあいつらの強さに限度なんてないんだからっ!!!!」
「ルフィ……助けて…」(村人がつらい思いをしているという状態をナミ自身が何よりもつらく感じて助けを求めています)

つらい思いをしている人を見ると、とにかく動かずにはいられないようです。

魂からくる怒りの特徴は、冷静になり頭が冴えることです。

体が熱くなるほど何かが湧きあがった後、冷静にものごとを考え始めます。今の状況を打破する手段を、広い視野で長期的な視点で考えられます。

ナミも戦いの時にそんな感じに冷静になりますよね。怖がりのナミが、魂からの怒りを感じているからというのもあります。

本能がバランスをとる例

本能は生きるために大切なものです。本能の欲求が追い詰められた気持ちを救うことがあります。

空島で、神「エネル」に強い恐怖心を持ち追い詰められていました。ですが、大量の黄金を見つけた瞬間

「神!? …ああ、ナンボのもんよ!! 金より値打ちあんの!?」

と、元気になり、本来のナミに戻っています。

本能を狂わされるパターンに注意

本能に働きかけ狂わされれば、人はそれにはあらがえません。依存・中毒という形で囚われます。

唯一の対処法は、それは本能が狂わされていると気が付くことです。

ただでさえ強い本能の欲求が、狂わされることでより強いものになります。結果、魂の望みと勘違いしてより狂っていきます。

多いのは、報酬系の脳内物質=脳内麻薬 を過剰に分泌させられることです。

食べ物中毒

今回書くのは、「ストレスを食べることで解消する」「過食が止まらないという」という心理依存ではなく、お酒やタバコがやめられないといった麻薬的な食べ物中毒です。

人の体は今のように食べ物に恵まれた環境には適応していないと言われています。飢餓に備えるように本能も欲求します。

高カロリーな油脂類、甘い砂糖のものをおいしく感じるのは、効率よくカロリーをとるためのしくみです。

「砂糖、脂肪、塩」を組み合わせた食べ物は、脳に強い快楽を与える「報酬系」のものです。食べればどんどん欲しくなります。

中毒になりやすい配合比率、つまりよく売れる商品の研究もされています。

麻薬のように本能を狂わされ、体が不調になってもやめられなくなります。

ギャンブル依存

賭けごとで、

ずっと当たらないのに、急に大当たりがきて今までの損を取り戻しても有り余るぐらい勝った。

このような経験は、脳を快楽で満たします。

定期的に勝つのではなく、不定期に当たるのがポイントです。

あの快楽をもう1度味わいたい、今は負け越しているけれど勝てば取り戻せる、という気持ちが消せません。

ギャンブルをしている時の脳内麻薬に翻弄され、本能が狂っています。

魂の望みを知る方法

魂にたどり着くまでの順序

人が知覚・認識出来る順序は

体(本能)→ 心→ 魂   です。

「痛み」として考えると

体の痛み、心の痛み、魂の痛みの順に、正しく把握できます。体の痛みは分かりやすいけれど、魂についての知覚は難しくなります。

魂について知るためには、その手前の体や心を知る必要があります。

下の図は、体・心・魂を知覚する順に並べたものです。

グレーが波風が立っていてそこから先が見られない状態です。
白い(黒枠)のは、落ち着いて澄んでいるので、先も見通せる状態です。

上の図では体しか見ていません。

体には、脳内物質や脳機能も含まれています。

たとえば、禁煙中で脳内物質のバランスが崩れたとします。イライラして落ち着きません。そんな状態では心まで見ることが出来ません。

上の図では、体が整い落ち着いています。なので心まで見ることが出来ています。

ですが心は落ち着いておらず、把握できていません。

何かを抑圧している、トラウマが強く残っているなど、心に問題を抱えていればその先の魂を知ることはできません。

上の図では、体・心が落ち着いて把握できています。

この状態になって、魂を知ることができます。

魂を見るための「変性意識状態」

3つ目の魂まで見る手っ取り早い方法は、変性意識状態になることです。トランス状態とも言います。

瞑想をするのが代表的な手段です。

我を忘れるほどに集中すれば、変性意識状態になれます。

没頭して音楽を聴く、一心不乱に練習をする、黙々と掃除をするなど、強く集中した時に何かの思考が浮かんでは消えることがあります。終わった後には頭の中がすっきりします。

これは、瞑想した時と同じようなことが起きているのです。

瞑想も、「呼吸の瞑想」なら呼吸に集中して変性意識状態に入ります。

日常的に魂と対話するためには?

体を整え、心を整えていきます。

そうすれば知覚は常に魂まで届きます。

脳機能(脳科学)と心の機能(心理学)は、関係性が深いものですが別の物です。

心の問題だと思っていたものが、脳内物質のバランスが乱れていただけというパターンは思いの外多くあります。

脳内物質を含め、体を整える3要素は

  1. 飲食物:バランスが整った健康的な食事
  2. 睡眠:寝不足に気をつける
  3. 運動:ウォーキングや階段の上り下り程度でも

です。

体が整えば心も落ち着いてきます。

心が落ち着いた状態で取り組んでいけば、良い結果を得られます。

エンパスが、体や心が整っていなくても魂が見える場合があります。トランス状態になりやすいために感じ取っていることもあります。ですが受け取りは不安定で、振り回されがちです。
体力をつけていけば、安定して正確な知覚ができるようになります。なのでエンパスは特に体調を整えることをおすすめします。

魂の望みとは

人は何か目的を持って生まれてくると言われています。何か約束をして生まれてくるとも聞いています。

輪廻転生がある前提で書いていきます。

  • 「魂の望み」は、生まれる前に決めた目標
  • 「魂の叫び」は、前世の失敗を繰り返さないという誓い(渇望)

と書けばイメージしていただけるでしょうか。

この2つが、人の魂に刻まれたようにしっかりと根付いています。

内観を試みても、全く違う2つの強い願いが拮抗していれば混乱するかもしれません。どっちが自分の魂の声なのかと悩みます。ですが、2つ(以上)あっても不自然ではありません。

自分の魂が何を求めているのか分からない場合もあれば、1つだけ感じ取っている状態もあります。なので2種類を感じなくてもおかしくはありませんし、願いは1つなのかもしれません。

魂の願いは「綺麗」です。人間の心の「白い部分」である超自我と間違えるかもしれません。

見分けるポイントは、上にも書いていますが

  • 本能よりも何よりも優先される、突き動かされる感じがする
  • 強く求めているのに、頭の中は冷静で、叶えるための計画を的確に立てられる

この2つです。

まとめ

  • 本能は生きるためにあるもの、魂は心の奥から湧きあがるもの
  • 体→心→魂の順に認識できる
  • 瞑想や何かに没頭してトランス状態になれば魂を見つめられる
  • 本能を狂わされれば、それが魂の望みと勘違いすることもある
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