こんにちは。くまの(Kumano@Rpgmg)です。
「器量」大きくする・上げるためには3段階あります。
器量がある、器量が大きい状態は、人をまとめ上に立つために必要なものと言われます。
社会的な成功のためだけではなく、自身の目標を達成するためにも有用なものです。
今回の記事は、3段階に分けて説明することで、器量について頭の中で整理し取り組むヒントになることを目的にしています。
器量とは何か?
器量には、
- 能力や人徳、度量、才能を示すもの
- 見目、ルックスを示すもの
の、2つがあります。
この記事では、1.能力や人徳、度量、才能を指す器量について書いています。
体力・気力・精神力と器量
人を構成し、動かすものとして以下の3要素があります。
- 物質:体、脳内物質、飲食物など(体力に関わる)
- 気エネルギー:気持ちの力、徳やカルマなど(気力に関わる)
- 情報:五感や第六感を通じ自分で得たもの(精神力に関わる)
これに従って、器量は3つに分けられます。
- 物理的な器量(度量):体力を付け度量を大きくする
- 気持ち的な器量(人徳):徳を貯め壁を乗り越え人徳を上げる
- 精神的な器量(才能):自己変容し、潜在的な能力を見出す
体力・気力・精神力の育て方については下の記事を参照してください。
第1段階:物理的な器量(体力)
「気は物理的なもの」と言われるのはここです。
器量は気の量、つまり気が乗る器としての大きさだと「気」で説明されますが、それがこの体力の部分です。
落ち着き払っている、人としての器が大きい、の意味での器量はこの段階です。
「度量」と同じような意味です。
健康に注意し体力をつけ規則正しい生活をすることで、体からのエネルギーが湧きます。
チャクラで言えば、健康になれば第2チャクラ、規則正しい生活で第3チャクラが使えるようになります。
簡単なことのようですが、この2つがしっかり出来ている人はあまりいませんよね。
目標ややりたいことにむしゃらに取り組んでいるような人は、必然的にこの器量も大きくなります。
修行のために弟子入りをした時、最初は掃除や力仕事など、体力が必要なことをやらされます。仏教でも、特に修験道は気が遠くなるほどに歩きます。
まず体力を付け、その道を達成できるような、基本的な器量を身に付けるためです。
気は、多い所から少ない所へ流れるという、物理的な法則があります。
元気一杯で活気のある「気の量が多い人」と、元気がなく疲れている「気の量が少ない人」では、元気で気の量が多い人のほうが、場に影響を与えます。
影響を受けるのは気が流れ込んできているからです。
体力が付いて気の量が多くなれば、他所から気が流れ込まなくなります。周囲に振り回されることがなくなり、落ち着いて余裕がある状態になります。
物理的に気の量が多くなれば、その器である器量も大きくなります。
これが基本的な意味で「器量が大きい」状態です。
第2段階:人徳としての器量(気力)
この器量は、気持ちの力で大きくなります。チャクラで言えば、第4・第5チャクラになります。
方法は2つです。
1つは、徳を積むことです。
良い気エネルギーは「徳」
悪い気エネルギーは「カルマ」
と、呼ばれます。
人「徳」ですので、徳を貯めていきます。
徳は良いエネルギーなので、良い行いや良い心がけで貯まっていきます。良いものは同質のものを呼びます。
結果、どんどん良いことをしたいという気持ちが高まります。「良いこと」の質も上がっていきます。良いことをしたいために、人間的な成長を目指すようになり、人徳も上がります。
もう1つは、人生の課題、壁を超えることです。
例を出します。
人前で話すのが苦手な人が、チームのリーダーになってみんなに指示を出すような役割になるとします。
みんなが困らないように苦手を克服していくのは、壁であり課題です。
家族が大きな病気をして、看病や病院の付きそいの他、治療費のために仕事を増やさなければいけなくなれば、そのスケジュールをこなしながらも精神を保つという壁にぶつかります。
職場で上司のパワハラに遭い、心が持たない状態になるのなら、転職をするのも、上司と対峙するのも壁であり課題です。壁から逃げれば、精神を病み潰れてしまうかもしれません。
課題の大小はあるけれど、それを乗り越えることで成長し、器量が上がります。
人の上に立つ器量を身に付けるための合宿があります。
会社が役職に就く人をそこに送り、育成してもらうこともあるようです。
そのような合宿では、駅前に立たせて大声で歌わせたり、自分の欠点をみんなの前で叫ぶような課題を与えられます。
合宿は短期間で身に付ける必要があるため、このような課題を与え、乗り越えさせていきます。
第3段階:能力、才能的な器量(精神力)
能力、才能といっても、記憶力が良いとか、手先が器用といったものではありません。
俯瞰(ふかん)能力、先を読む力、危機を打破する力、閃き、論理的思考能力、などを指します。
この器量は、インテグラル理論での「ティール」段階を目指すようなものです。チャクラで言えば、第6・7チャクラです。
ここに至るには成長だけではなく「自己変容」、時には「自我の崩壊」レベルの変化が必要です。
まず自己変容に必要なものとして
- 集合的無意識とのアクセス(自分にとって未知の「感情」や「信念」を知る)
- 気づきと共にものの捉え方や認識を変化させる
- 自分を縛っている価値観や解釈からの解放
の、3要素があります。
このような変化は、日常を生きている限り中々起こりません。
そこで、ティール段階に移行するための壁がやってきます。
- 自分の価値観をくつがえすほどの衝撃体験
- 全てを失うような出来事
- 生死の保障もない危機的な状況
といったものです。アイデンティや人生観の崩壊をまねくような経験、と言えます。
この壁にぶち当たった時に、人が進む道は3つあります。
- 気が狂う
- 悪の方向に進む、人生から逃げる(クズ化)
- 俯瞰(ふかん)力を身に着け乗り越える(ティール)
ティール段階に至る、第6チャクラが使えるようになるための壁に当たっても、その段階に行けるとは限りません。
ですが、徳をしっかり貯めて壁が来るべきタイミングでしっかり受け止められれば、精神的な器量は上がります。
通常は何かに取り組み極めた結果、才能が身に付きます。第六感と言われるものは多くの経験の積み重ねから生まれるものだからです。
サイキック能力や引き寄せに釣られて第6チャクラを開けるのは、因果の逆転なので危険です。詳しくは下の記事を読んでください。
まとめ
- 器量は能力や人徳、度量、才能を示す
- 器量は3つに分けられる
- 物理的なもの
- 心、気持ちのもの
- 精神的なもの
- 物理的な器量は、健康になり体力を付け大きくする
- 気持ちの器量は、徳を積み壁を乗り越え上げていく
- 精神的な器量は、何かを極め自己変容することで持つ