こんにちは。くまの(Kumano@Rpgmg)です。
何をやっても上手くいかない。悪いことがさらに悪いできごとを呼ぶ。
そのような負のスパイラルに陥った経験は、誰でも1度はあるのではないかと思います。
それが一時的なものではなく、いつも、何をやっても全く上手く行かない場合は、不幸のスパイラルが出来上がっていると思われます。
今回の記事では、そのような負のスパイラル、ネガティブなサイクルの5パターンと、抜け出す方法を書いていきます。
負のスパイラル・悪循環の原因は?
ふ‐の‐スパイラル【負のスパイラル】
連鎖的に悪循環が生じること。デフレスパイラルなど。「投げ売りと採算悪化という負のスパイラルが生じる」
デジタル大辞泉
負のスパイラルとは、悪いことが連鎖的に起き続けることです。
負のスパイラルに陥る原因は、知らないうちに不幸になるシステムを自分で作っていることです。
思い込み、育った環境、間違った知識などが原因で、やっている行動が負のスパイラルを作り出し、抜け出せずにいます。
なぜ抜け出せないかと言えば、自分の行動や考え方が原因と気が付きにくいからです。
負のスパイラルの簡単な例を挙げると
- 借金の穴埋めのためさらに借金をし、額がどんどん膨れ上がる
- 嘘をごまかすために嘘をつき、取り返しがつかなくなるほどに嘘を重ねる
というものがあります。
これぐらい簡単なものなら何が原因かはすぐ分かります。陥っている本人も何が悪いのかは分かっているはずです。
次に、誤解により陥りやすい負のスパイラスシステムのパターンを5つ書いていきます。
負のスパイラルシステム5パターン
1.不幸・貧乏の負のスパイラルシステム
直接悪いことをしていないのに、住宅などのローンの不履行、リストラ、離婚、病気、事故といった災難に遭ったとします。
人生そのものが立ち行かなくなり、親族も似たような状況で誰も助けてくれない。慢性的な病気があり、精神的にも不安定になります。
そうなれば頑張ろうというエネルギーも枯渇していきます。
自分ではどうにも出来ないので、同情を引き始め「お金がない」とアピールをして助けてもらおうとします。
解決策もないままお金がないと助けてもらえば、助けた側も不幸ループに巻き込みます。
この不幸ループは徳とカルマの法則が関係しています。
現時点の苦しみは徳が少ない状態です。
- 現在苦しい(仕事が上手くいかないなど)
- 苦しみから逃れたいという気持ちを生み出す
- 快楽に走らせる(自暴自棄にお酒・タバコ・ドラッグなどにのめり込む)
- 急速に徳が減る。(快楽の現実化は徳を消費する)
- 依存し体を痛めつけているため、どんどんカルマが増える
- 徳が少ないのでさらに苦しみが生まれる
- 快楽へ走りカルマを増やす
これを繰り返していきます。
抜けるためには自暴自棄になることで苦しみから逃れないようにすることです。苦しみに耐えればカルマが消費され減っていきます。その中でコツコツやるべきことをすれば徳も貯まっていきます。
引き寄せを間違って使い方をすれば、カルマの法則による負のスパイラルが起きます。
- どんどん引き寄せをして願いを叶える
- 徳が減り運が悪くなる
- 運を良くするために引き寄せを使う
- 徳がなくなりさらに運が悪くなる
詳しくは下の記事をご覧ください
2.誘惑に弱くなる負のスパイラルシステム
心が疲れると誘惑に弱くなります。
サボりたい、依存しているものを我慢出来ないなどを繰り返せば、生活も立ちいかなくなるかもしれないし信用も失います。何より自分で自分を信用出来なくなり自分が嫌になるかもしれません。
この状態がずっと続くのはやはり不幸です。
この不幸ループは体調(体内炎症)が関係しています。
心は体調による影響がかなり強く出ます。
感情に強く作用する幸せホルモンやストレスホルモンも体調により放出される量が変わります。例えば幸せホルモンのセロトニンは腸で作られるので、腸の調子が悪ければ上手く分泌されずメンタルが不安定になります。
- 体が疲れている(体内の慢性炎症による)
- 疲れているので手軽にな加工食品で済ます(もっと慢性炎症レベルが高くなる)
- 炎症レベルが上がり疲れているので、運動など下げる行動をしなくなる
- ますます疲れる
- 手軽な食品添加物たっぷりの食事で済ませる(さらに炎症レベルが高くなる)
慢性炎症レベルが高いような体調では、幸せホルモンが減りストレスホルモンが増えるのでイライラしやすくなります。この時点ですでに不幸かもしれません。
心が疲れ衝動を制することが出来ず、自暴自棄な行動をとりやすくなります。
何をするにも疲れていてやる気も出ず、健康に気を配る余裕もなくループから離れられません。
対策は慢性炎症のレベルを下げ体調を良くすることです。
3.自己犠牲の負のスパイラルシステム
自分を犠牲にしてまで人に尽くせばこのループに入ります。
- 人のために自己犠牲する
- 利他的な優しい人だと褒められる
- もっと褒められたくて自己犠牲をする
- 周囲に悪く思われるのが怖くて自己犠牲をやめられなくなる
- この人は自己犠牲をしても当然だ、いつものことだと感謝されなくなる
- この人は雑に扱ってもよいと判断される
- 嫌な目に遭わされるようになる
- 人に嫌われたくないためにますます自己犠牲をするようになる
頑張って人に親切にしているのに、逆に嫌な態度をとられるのはなぜかというと、人にまともに接する人は自己犠牲をする人から離れ、嫌な接し方をする人が寄ってくるからです。
例を出します。
人に喜んでもらおうと、毎回食事を奢ったとします。繰り返せば、まともな人は「いつも奢ってもらってばかりで悪いな」と思い、今回は自分が出すと申し出てくれます。それでも奢ることで喜んでもらいたいので申し出を断り今回も奢ります。まともな人は居心地が悪く感じ離れていきます。
遠慮なく奢ってもらうタイプの人は、あなたを単に奢る人として付き合います。お金が苦しい時に、今日はご飯を奢れないと申し訳なさそうに伝えても、相手にとってあなたはただ奢る人で奢らないあなたには価値がないと思っています。なので「いつも奢ってくれるのにケチ!」と文句を言います。
このように、自分の身銭を切って奢ってばかりいれば、感謝してくれるひとは離れていき、あなたの財布を当てにするような人が近づいてきます。
このような感じで、自己犠牲をして相手に尽くす人の周囲には、親切な人を粗末に扱うような人が集まります。なので尽くしても嫌な思いしかしないという悪循環に陥ります。
対策は自分を大切にすることです。
4.人助けによる負のスパイラルシステム
3の例とは違う人助けのパターンです。
- 困った人を無償で助ける
- クレームには真摯に対応する
- 愚痴をただ聞いてあげる
- 機嫌が悪そうな人に気をつかう
といった、いろんな意味で困った人のことが放っておけないので助けるというパターンです。
優しくて良いことのようですが、何かいけないのでしょうか?
これはオペラント条件付けを使って、相手に悪いしつけをしているのと同じだからです。
上の例を当てはめると
- 困ったと言えば助けてもらえる(困っていると得をする)
- クレームをいれるとサービスをしてもらえる(文句を言うと得をする)
- 愚痴を言うことでコミュニケーションがとれる(愚痴を言うと得をする)
- 機嫌が悪い態度をすれば気を使ってもらえる(機嫌が悪いと得をする)
というしつけを相手にして、学習させています。
親切にしている人は餌付けをしているのと同じです。その結果、困った人がどんどん寄ってきてゴールの見えない親切を続けなければいけません。
親切にされた相手は、悪いことをすれば得をするとしつけをされた状態です。努力をしなくても良い思いができるので、困った状態から抜けられません。
これで、双方が不幸になるシステムが出来上がりました。
対策は、オペラント条件付けをやめることです。
困っているその相手は自力でも解決する力があると信じてあげて、見守るようにします。
5.思い込みによる負のスパイラルシステム
思い込みによる負のスパイラルは、自己成就予言効果という心理効果が影響します。
自分が持つ世界観は自分の中で成就します。
例)
- お金は苦労料→苦労しなければお金は手に入らなくなる
- お金は汚い→汚い金持ちか清貧のどちらかになる
- 自分は価値のない人間だ→自分に価値を感じない人とばかり接するようになる
- 自分は幸せになってはいけない→幸せになりかけると不安で耐えられなくなり逃げる
などです。
自分は幸せになれないという思い込みは成就されます。
無意識的に不幸になるように行動し、幸せになりかければ逃げだします。
目標を追いかけている状態が好きで叶うことを避けるハッピーマニアタイプも同じようなもので、目標が叶いそうになると全力で拒否して逃げ出します。
対策は、今の不幸な状況は自分の願いが成就した結果と気が付くことです。
気が付き認めることが出来ただけでも好転していきます。無意識的に不幸なシステムを作らなくなるからです。
まとめ
- 負のスパイラルから抜けられないのは、自分で不幸になるシステムを作っているから
- 負のスパイラルシステムの5つの例
- 1.不幸・貧乏の負のスパイラルシステム→カルマの法則
- 2.誘惑に弱くなる負のスパイラルシステム→健康・体調によるもの
- 3.自己犠牲の負のスパイラルシステム→自分を大切に出来ないから
- 4.人助けによる負のスパイラルシステム→オペラント条件付けによるもの
- 5.思い込みによる負のスパイラルシステム→自分の思考が現実化している