猫の健康診断について。血液検査のデータの見方やかかった費用など

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家の猫のリュミの健康診断に行ってきました。

健康診断の結果が大丈夫だったので、ワクチン接種も済ませてきました。

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この記事は私が過去に作っていたペットブログからのものを加筆修正したものです。

猫の健康診断でわかる事

リュミのかかりつけの動物病院で診断してもらっている事です。

1.体重測定

前年度に比べてどうか。
極端に増えた場合は肥満、減った場合は病気やストレスなどの可能性を見ます。

2.身体検査

猫の全体的な外見、目、口、耳などの異常がないかのチェック。
触診で、臓器の腫れなどの異常がないか確認します、

3.血液検査

採血をして血液データから病状を判断します。

4.尿検査

私は、家で採取した尿を検査してもらっています。
PH、比重、糖、潜血、タンパク、ケトン体、ビリルビン、ウロビリノーゲンの他、顕微鏡で尿中に結晶などの不純物があるかどうか見ます。

猫の血液検査のデータの見方

リュミが実際に検査してもらった項目です。参考基準値は病院のものを使用しています。

検査項目参考基準値単位備考
白血球数55~19510^2/μl高;炎症、細菌感染、興奮、ストレス
低;ウィルス感染
LY
(リンパ球)
15~7010^2/μl高;リンパ性白血病
低;ストレス、ウイルス感染
GR
(顆粒球)
25~12810^2/μl高;ストレス、炎症
低;ウイルス感染
赤血球数500~100010^4/μl高;脱水 低;貧血
ヘモグロビン8~15mg/dl高;脱水 低;貧血
ヘマトクリット30~45%高;脱水、血液濃縮、多血症
低;貧血、出血、造血機能低下
MCV
(平均赤血球容積)
39~55fl高;出血、溶血、タマネギ中毒
低;鉄欠乏、慢性出血
MCH
(平均赤血球血色素量)
12.5~
17.5
Pg貧血がある場合のタイプ分け
MCHC
(平均赤血球血色素濃度)
30~36g/dl貧血がある場合のタイプ分け
RDW(赤血球分布幅)0~50%貧血がある場合に値が大きいと問題
GOT18~51IU/l高;肝、骨、筋疾患
GPT22~84IU/l高;肝疾患、中毒
ALP38~165IU/l高;肝疾患、骨疾患、胆管閉寒
血糖71~148mg/dl高;糖尿病、慢性膵炎
低;低血糖、飢餓状態
総蛋白5.7~7.8g/dl高;脱水
低;栄養不足、肝疾患、腎疾患
アルブミン2.3~3.5g/dl高;脱水   低;栄養不良、肝疾患、腎疾患、消化器疾患
尿窒素量17.6~32.8mg/dl高;脱水、腎障害、心不全
低;タンパク質欠乏、肝疾患
クレアチニン0.8~1.8mg/dl高;腎疾患、尿路閉鎖

今回の健康診断にかかった費用

血液検査:3800円
尿検査    :540円

計 4340円でした。(診察料はかからない病院なので)

リュミのかかりつけの病院はとても良心的な価格なので、他の病院ではもう少しかかるかもしれません。

高い病院では、同じ検査で(検査の項目も同じ)

診察料(及び再診料)1500円+血液検査9600円+尿検査1500円=12600 かかりました。

まとめ

今回の血液検査では、正常範囲より少し高めのデータがありました。

これについて先生は、
「正常範囲が厳し目に設定されているのでこの値は問題ではありません。
もしこの子(リュミ)が人間だったら
『今まで通り健康に気をつけてください』と言います」
と説明してくれました。

私は人間の健康の検査をするための学校を卒業して、数年そういう仕事をしていたので解るのですが、正常範囲から少しはずれたデータでも、あまり気にしなくていい場合がたしかにあります。(もちろん、値が正常と少し違っただけでも要注意な項目もあります)

値が高いので、たしかに気にする必要はありますが、本当に病気の時のデータはそんなものではない程高い値が出ます。

それを思えば、あれこれ気に悩むよりも「正常範囲に近い」と思ったほうがよっぽど精神衛生上良いのです。何せ「病は気から」と言いますから。

そういう項目に対して「今まで通り健康に気をつけて」という言葉をくれた先生は、本当に良い先生だなぁ、と改めて思いました。

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