猫のストレスハゲ「心因性脱毛症」-治療費と治した方法

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家の猫のリュミは「心因性脱毛症」になり、病院に行って治療しても、再発を繰り返しました。

その期間は2年間くらいだったと思います。

今回の記事では、心因性脱毛症になった時にかかった費用や、繰り返していた再発がなくなった方法について書いていきます。

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この記事は私が過去に作っていたペットブログからのものを加筆修正したものです。

猫がハゲる原因

猫のハゲる原因はストレス以外にもあります。まず代表的なモノを書きます。

1.アレルギーによるもの

食事、ハウスダスト、蚤などのアレルギーになってハゲます。病院でアレルギーの原因を特定して、そのアレルゲンから離れる必要があります。

2.カビによるもの

白癬菌に感染してハゲます。かさぶたが出来たりフケがでたりもします。薬剤での沐浴を行ったり、病院で薬をもらって治療します。

3.ストレスによるもの

家のリュミはこれが原因でした。


他にも、日光が原因だったり、特定の栄養が欠けていたり、さらにはクッシング症候群などの重大な病気が原因になっていることもあるようです。

ストレスによる「心因性脱毛症」について

「心因性脱毛症」 になった経緯

近親者の病気→不幸と続き、2ヶ月ほどばたばたしていた時の話です。

リュミのお腹の毛がかなり薄くなり、傷っぽいものまで見えるようになりました。

少し前から「リュミのお腹の毛ってこんなに薄かったかなぁ…?」と気にはしていたのですが、少しずつ薄くなっていたので病気と分かるまで時間がかかりました。

見てください!このもっふもっふのお腹。何かいろいろ違うことが気になるかもしれませんが、このフサフサのお腹を見て下さい。このお腹の毛がなくなっていってハゲました。

ストレスによるグルーミングのしすぎが原因です。猫にはまぁ、良くある事なのだそうです。

ばたばたして、家にいる時間も少なくなっていたし、家にいても心がすさんでいるような状態だったので、リュミに大きなストレスを与えていたようです。

動物病院での治療費と治療法

心を落ち着ける薬と、傷があるので抗生剤と2本の注射を打ってもらいました。
「これでもう大丈夫ですよ」と言われたので

「次回はいつ連れてきたらいいですか?」と訊くと

「もし1ヶ月たっても治っていないようなら来てください。でももう大丈夫なはずですよ」との事でした。

(ちなみに、このハゲがリュミの病院を変えるきっかけになっていて、今も通っている動物病院での初診察です)

治療費はすべて込みで6800円でした。(この病院は診察代を取らないので、純粋な注射代です。ただし10年くらい前の話なので、今は金額が変わっているかもしれません)

先生の言うと通り、だんだんリュミのお腹は毛でふさふさになり、1ヶ月後にはほぼ元通りになりました。良かった良かった。

「心因性脱毛症」 の再発

ストレスがある限り治らない?

あのハゲ以来、今までは大丈夫だった程度のストレスでもハゲるようになりました。

グルーミングをし続ける事で心を落ち着ける癖がついてしまったのかもしれませんし、あの時の私が出ずっぱり状態がよっぽどショックで、トラウマ的なものを抱えてしまったのかもしれません。

猫の舌はザラザラで、それで皮膚を傷つけてもグルーミングし続けるのは一種の自傷行為です。

自傷行為をすればエンドルフィンというモルヒネと同じような脳内麻薬が放出されます。それでストレスや苦しみを麻痺させます。

1日半家を空ける用事があった時に、またハゲを作っていました。ハゲの治療を受けてから半年後の事でした。また病院に行って注射をしてもらって治りました。

仕事が忙しい時期で残業が続いたある日、またリュミお腹の毛が薄くなってきました。また病院に行って注射してもらえばすぐに治るのはわかっているけれど、これからずっとその状態を続けていくのか…?

なので、グルーミングをしすぎる程のストレスを抱えないようにする方法を考えました。

長時間のスキンシップで治りました

注)私がこの方法を選んだのは、リュミが私と一緒に寝るのが好きなことや、2時間以上べったりくっついて一緒に居たときの、満ち足りた顔を見たからです。スキンシップによるストレスホルモンの低下を狙って行いました。

場合によっては1人で寝続ける事で病気を癒すことがあります。そのことをご留意ください。

リュミのお腹の毛が再び薄くなり始めた時、ちょうど冬の長期休暇に入る時期でした。

休暇の間はとにかく布団の中で一緒に過ごしました。

季節が冬だったのが良かったです。電気毛布で布団をぬくぬくにして、暖房器具はほとんど付けずリュミが私の布団の中か、リュミの寝床(暖房をつけなくても暖かい)ぐらいでしか過ごさないような状態にしました。

私はトイレとかご飯とかお風呂とか、最低限の用事以外は布団の中で座って過ごしていました。ベッドサイドにパソコンを置いてネットサーフィンしたり、本を読んだりです。

リュミはその期間のほとんどを私の足の間で寝ていました。グルーミングの気配を感じたときは、声をかけて撫でました。

連休が終わっても、家に帰れば布団生活をしていました。

3ヶ月以上の期間をリュミとべったりスキンシップをしていたおかげで、それ以来、家を長時間空けることがあっても 心因性脱毛症の再発はなくなりました。

まとめ

リュミは子供の頃、遊んでほしい時は両手を挙げて踊ってアピールしていました。両手でバンザイしている写真はその時のモノです。

20年近く前の携帯カメラで撮ったものなので画像が荒いですね。

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