猫の慢性腎不全用薬「セミントラ」について

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※ この記事は2018年1月のものです。2021年現在、週2回皮下注射に通っています。

去年、家の猫のリュミが慢性腎不全(に、なりかけている)と診断されました。

先日動物病院で再検査を受けた結果、慢性腎不全のステージが進んでしまった事が分かりました。

そこで、「セミントラ」という薬を使い始めた方が良いのではないかという先生の勧めもあり、使用する事にしました。

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この記事は私が過去に作っていたペットブログからのものを加筆修正したものです。

猫の慢性腎不全とは?

  • 体内の老廃物を尿として排出
  • 体の水分量の調整
  • 電解質、ミネラルなどの調整
  • 赤血球を作るためのホルモンの分泌
  • 血圧の調整

といった腎臓の機能が、長い年月をかけて失われていく病気です。

6割を失ったあたりから血液や尿の検査結果に表れてきますが、その時点では目立った症状はありません。

  • 食欲がない
  • 元気がない
  • 痩せてくる
  • 下痢・嘔吐

などといった症状が出ている場合は、腎臓の機能は8割以上失われています。

猫の慢性腎不全の薬「セミントラ」とは

セミントラの効果

血圧を下げる事で腎臓の負担を減らします。そうする事で、残っている腎臓の機能を長持ちさせる効果が期待できます。

腎臓は血液をろ過して老廃物を外に出すので、血圧が下がるという事はろ過する血液の量も減るという事になるのです。

初期の腎不全用の薬で、症状がかなり進んでいる状態での投与は状態がより悪化する場合もあります。信頼出来る獣医さんの診察の元使用してください。

セミントラの味は?

甘くて薬くさい味です。

子供用の咳止めシロップに近いものを想像していただければと思います。

セミントラの価格は?

家の猫がお世話になっている動物病院では

4800円(税込み5184円)

でした。

だいたい5000円~6000円ぐらいで手に入るようです。

通販で、3倍くらいの大きさのものが1万円くらいで売っている所もあります。

セミントラ1瓶で何日分くらい?

猫ちゃんの体重によって与える量が変わります。なので、猫ちゃんの体重によって何日分かは違ってきます。

参考として

家の猫は体重が3.7kgです。それで約30日分になります。

5㎏の猫ちゃんなら20日くらい

3㎏の子なら40日くらいの量です。

セミントラを飲ませる期間は?

慢性腎不全の場合、ダメになってしまった部分の腎臓が快復する事はありません。

残りの腎機能を守るためのものなので、ずっと飲ませ続けなければいけません。

セミントラの使用法

箱に入ったセミントラです。

箱の中身です。セミントラが入ったプラスチックの瓶と、注射器みたいなものがシリンジです。

蓋を開けました。押してから回さないと開かないしくみになっています。

上部の穴にシリンジの先をねじ入れます。

そのまま瓶をひっくり返し、シリンジのピストンをひいて必要量にメモリを合わせます。
メモリは体重の数字です。家の猫は3.7kgなので3.7あたりに合わせました。

セミントラのパンフレットのイラストです。

家の猫にあげる時は、ウエットフードに混ぜています。(口に直接投与すると、抗議の意味で吐くので…)

まとめ

2019年現在、点滴(注射)を受ける為に週に2回動物病院に通っています。

とにかく食べてもらって体重を維持する事が一番大事という事で、このセミントラも食餌には混ぜなくなりました。腎臓病食がメインでもなくなってきています。

そうでないと食べてくれなくなってしまったので仕方がない部分もあります。

その上で、病院に行くたびに食欲増進剤を投与している感じです。これで体重が保てています。

体重が保てている限り悪化した例を知らないと、動物病院の先生も言ってくださるので、なんだかんだと体重減少はないので、そこそこ順調なのかと思います。

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