外部からのものを受け取る、いわゆるHSP・エンパス気質の人は感受性が高いことに悩みがちです。
感受性が高いのは良いことだと言われたとしても、実際はつらくて疲れるので喜べません。
感受性が高いだけではメリットになりません。良い場に出向き、良いものを受け取る機会が多ければ、「感受性が高くて良かった!」と思い、さらに磨きをかけたくなります。
今回の記事では、感受性の高い人が受け取って困っている4種類について。合わないものを受け取る場合の対策について書いていきます。
感受性が高い人の対策
どのタイプの方でも、共通して出来る対策があります。
受け取ることについて必要以上に囚われない、不安定な状態を回避するためのものです。
散歩・ウォーキング
足腰を使えば血か巡り、頭に血が上った状態を避けられます。
日の当たる時間に自然を感じられる公園などの散歩がお勧めです。一日10分程度でも日に当たる習慣を持てば憂うつな気持ちが改善されます。
半身浴・サウナ
これも、血のめぐりを良くするのが目的です。
半身浴の後冷水シャワーを浴びる、サウナの後水風呂に入る、などではかなり高いリラックス効果が得られます。「サウナで整う」というものがそうです。
常に受信しているHSPやエンパスが、汗を外に「出す」ことで、気分がすっきりします。
自然に触れる
雄大な自然を感じれば、自分の悩みは小さいように思えます。そうして俯瞰視点を持ち、楽になれます。
実際に出かけなくても、川のせせらぎなどの自然の音をゆったり聴くだけでも効果があります。
食事に気をつける
エンパスは、気質だけではなく体質もエンパスな場合が多いようです。
なので食べ物に体調を左右されやすいようです。
健康に悪いものを食べれば体調が悪いから気分もすぐれない、なので受け取ったものが処理出来ずにつらくなります。
野菜を多くたんぱく質をしっかりとって、添加物を少なめにするだけで体調はよくなります。
瞑想をする
瞑想をして心を落ち着けるという目的もあります。
今回、特にお勧めしたいのは、慈悲の瞑想です。
慈悲の気持ちを自分に送ることで、心を満たします。
同じような何か嫌なものを感じ取っても、心が満たされた時と、心がつらいときでは、刺激への耐久度が変わります。
幸せなら多少のことは気にならなくなる、とも言い換えられます。
なので趣味に没頭する、好きな音楽を浴びるほど聴く、好きな本に囲まれて休日を過ごす、といった方法で心を満たすのもおすすめです。
感受性が高い4つのタイプの特徴と活かし方
感受性が高い人は、この4つの内の複数を強く受け取ります。それでも、特に受け取りやすいものとそれほどでもないものがあるはずです。
上の感受性が高い人の対策を基本に、タイプ別の方法も使ってください。
「感情」に対して感受性が高い
悩み
話している相手の感情を受け取るだけではなく、同じ部屋にいる人の感情も受け取ります。
思考や他のことよりも、感情が最優先になっている状態です。受け取った感情に呑まれ振り回されるので、気持ちが落ち着かず安定しません。
長所への変え方
まず、今持っている感情が自分のものか、人のものなのか理解していきます。
人のものと理解できれば一歩引いた状態で細やかな感情まで理解できます。結果、心の余裕から他人への的確な気配りが可能になります。
そのためには、まず自分の特徴をしっかりと把握します。感情の動き方には癖があるので、それを知っておきます。
良い感情を受け取る機会が増えれば、感情への感受性は負担ではなくなります。なので出来るだけ雰囲気の悪い場を避けると良いです。
「思考」に対して感受性が高い
悩み
考えすぎてしまうので、行動に移すのに時間がかります。
自分の思考だけではなく、人の思考も分かってしまうので何を優先すれば良いのか分からなくなります。
長所への変え方
俯瞰(ふかん)力を身に付ければ、このタイプの悩みは楽になります。
自分や他人の思考が解った上で広い視点で考えれば、みんなが上手く行くようなシステムや法則の発見が出来ます。この能力はどの世界でも重宝されます。
「こんな時あの人ならどう考えるだろう?」をリアルに実践出来る能力です。シミュレーションするだけでも世界が広がります。
「無意識・集合的無意識」に対して感受性が高い
悩み
自分でも怖くなるほどに勘が当たります。望んでもないのに霊感やサイキック能力があるような扱いを受けます。
集合的無意識を受け取れば、つらい事故やニュースがある時は常に苦しい気持ちになります。
エンパスは特にこの感受性が高く、常に自分を取り巻くものを受け取り続けるので精神状態が不安定になりがちです。
長所への変え方
無意識や集合的無意識の感受性が高ければ、感情も思考も受け取れます。
安定して感じ取れるなら、多くの人が幸せになれるような、徳の循環を作り出せます。俯瞰した目線が持てるので物ごとの解決法が分かります。人の無意識は全ての答えを知っているからです。
まず、見たものや感じたものの中で、真実と虚偽を見極める基準を持てるようにしていきます。勘を全て正解と思うのではなく、理屈が通るかどうかしっかり考えれば、見分けがつくようになります。
「五感」の感受性が高い
悩み
体への強い刺激に耐えられない、苦手なものが受け付けられないなどです。
ちょっとした雑音でもつらく感じる、触り心地が好きでないだけで鳥肌が立つといったものがあります。
HSPの人が生きづらい原因の代表的なものです。
長所への変え方
苦手な感覚の強い場所を避け、出来ればその五感を活かせるような場に行くのが確実な方法です。嗅覚が鋭い特技を活かせるような場所で仕事をするといった感じです。
何への感受性なのかが分かりやすい分、避けやすいものでもあります。
※ 五感の感受性が強い原因として、音ならば音に込められた意味に耐えられないといった場合もあります。
まとめ
- 感受性が高い悩みへの対策
- 日の当たる時間に外を歩く(曇りの日でもOK)
- 半身浴やサウナでのデトックス
- 自然を感じる
- 健康的な食事を心がける
- 心を満たす
- 感受性が高い4タイプ
- 感情:自分と人の感情を区別する
- 思考:俯瞰視点を持つ
- 無意識:勘を精査する
- 五感:得意を活かせる場に居るようにする