デグーの知能が高くて驚いた出来事11選

デグーの気持ち
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デグーって、あんなに小さいのにびっくりするぐらい頭がいいんです。

デグーは「小さい猫」「小さい犬」と言われるくらい情緒もあり意思疎通ができます。

おまけに、人間以外で道具を使えるのはサル類とデグーだけと言われています。

さらに、入れ子構造の二段階までを教えなくても理解するという研究も発表されています。

私がデグーと暮らしていて、本当に賢いんだなぁと思ったエピソードを5つ、紹介したいと思います。

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この記事は私が過去に作っていたペットブログからのものを加筆修正したものです。

1.芸をあっという間に覚えてしまう

デグーちゃんは教えれば、色々な種類の芸を覚えてくれます。お手、お回り、輪くぐりなどミニサーカスができるレベルです。

家のチョコにはそんなに教えていませんが、教えた3つを全て難なく習得してくれました。

1.ペットボトルの蓋開け

1度教えただけで覚えてくれました。芸を覚えてくれるだけでもびっくりなのに、「あっという間」に覚えてくれるなんて驚きです。

2.ゴロンゴロンの呼びかけで砂浴び

家のチョコは砂浴びを進んではしない子です。ですがデグーの体を清潔に保つためには必要です。なので「はい、ごろんごろんー」と促して砂浴びをしてもらっています。

寝そべって砂浴びしてくれた時に、「ごろんごろんしてるねー、賢いねー」と私が言った事で、

寝そべって砂浴び=ごろんごろん と覚えたようで、特に訓練もいりませんでした。

3.散歩中に名前を呼んで戻ってくる

呼べば戻ってくるという訓練を長い間していませんでした。

散歩スペースでもベタ慣れなのですぐ私の傍に寄ってくるので、呼んで戻って来てもらう必要もありませんでした。

何か緊急な事態が起きた時に、呼び戻しが出来ると安心とききました。

なので、チョコの姿が見えない状態から戻ってきてもらえるようにチャレンジしてみました。チョコは部屋の隅に入り込んで、ゴリゴリとかじり木をかじっています。

「チョコちゃーん」
無反応です。なのでテーブルをノックするように軽く叩いてみました、
コンコン「チョコちゃーん」
すると、部屋の奥から勢い良く跳ねながら駆けて来るチョコの姿が!

そのまま私の肩までかけ上がり、ギシギシとリラックスの歯軋りをしています。その後も何回か試してみましたが、ノックみたいな音をたててから呼べばちゃんと帰ってきてくれました。

2.お詫びのおやつの意味を理解している

チョコはかなりのベタ慣れデグーで、私の肩の上で暮らすことに決めているようです。

それなのに、私が仕事に行ったり眠ったりしている間にケージに入れるのは「ヒドい事」なので、詫びてもらわないと気がすみません。

なので、ケージに入れる時と出す時には「お詫びのおやつ」を差し出すことになっています。
入れるときは「入ってもらうけどごめんね」で、出すときは「入ってもらっていてごめんね」です。

おやつを出さないとぶち切れて怒り、「キィーー!」と叫びます。しまいには目を向いて、ゴリゴリとストレスの歯軋りまでします。

ケージに入れる時はおやつペレットで大丈夫なのですが、問題は出す時です。ちょっと帰宅時間が遅くなったり、ケージに理不尽に入れられた、と思った時はいつものおやつ(乳酸菌サプリを4分の1に割ったもの)では出てきません。

キィー!と怒りながら、出して出しての催促を続けます。

うーん、じゃあサプリ丸々1個分でどうだ!と見せると、チョコはそれを見た後、少し考えてから、「キィーー!」と怒りはじめました。

自分の怒りに対して、そのおやつでは足りないという事です。

「くやしいー!キィーーー!!」←動きが高速過ぎて写りがブレています。

仕方ないなぁ、ではとっておきのかぼちゃの種でどうだ!と差し出すと、チョコはそれを見て、ぴょんと私の手に飛び乗ってきました。そして機嫌よくおやつを食べて、いつものように甘えはじめました。

こんな交渉を日々繰り返すのってすごい知能ですよね。

3.「ちょっと待っててね」で待ってくれる

休みの日で多めに寝たい時や、チョコを肩に乗せたままでは出来ない用事の時でも「出して出して」とケージのガラス戸をぱたぱた叩いて催促する事があります。

そんな時に、「ちょっと待っててね」と声をかけると催促をやめて別のことをやり始めます。さすがに子供の頃は、「出してったら出して!」で催促をし続けていましたが今では「後で出してもらえる」の意味を理解しています。

ただし「待ってて」が効くのは1日1回くらいです。

出して→「待ってて」→素直に待つ→出してもらう(その後、充分甘える)→ケージに入る→出して→「待ってて」→ぶち切れ!といった感じで、2回目はダメなようです。さっきはちゃんと待ったのに!と思うのでしょうね。

4.クーラーのリモコンピッの意味を理解している

室温が30℃を超えているのにそれに気付がず、チョコを肩に乗せてぼーっと座っていました。

チョコは、なにかやってほしいことがある時は肩の上でじたばたします。

その時もチョコがじたばたし始めて、室温が不快なことに気が付きました。それでクーラーのリモコンを「ピッ」とONにすると、じたばたをやめて、肩の定位置に戻ってくつろぎはじめました。

クーラーをつけたばかりで室温が下がってない上に、まだ風さえ出ていない状態です。

リモコンの音だけで、これから涼しくなると理解しているんだと感心しました。

5.おやつを私の手に渡して「食べさせて」

これは家の初代デグーのことです。

食欲が落ちていたので、動物病院の先生の指導に従って食べてくれるものをどんどんあげていました。

ある日、粟ボールという、粟の実がぶどうのようにくっついて一つにまとまっているおやつをあげていました。

その子を腕にだっこした状態で、粟ボールを口元に持っていってモグモグ食べてもらっていました。

何度もそれを繰り返していると、私の持っている粟ボールを上から下までじっくり確認しはじめました。

私は気が付いていなかったのですが、差し出していた面の粟がなくなっていたのでした。

そして私の手から粟ボールを奪い取り、粟の実がついている面を表にした後、私の手に渡してきました。つまり、実のついている部分を差し出して食べさせてくれという事です。

賢い!!賢過ぎる!!

ちなみに、元気になってからは「おやつを食べさせてくれ」なんて催促はなくなり、自分の手にがっつり抱え込んで食べていました。食欲がないからおやつに対しても冷静になり、賢さを発揮できたのですね。

6.「お水を飲んでおいで」で飲みに行ってくれる

チョコは、私が家にいる時は肩の上で生活しています。

ウォーターボトルはケージ内にあるので、水を飲んでほしい時は苦労していました。ちょっと喉が渇いたくらいでは、ケージに戻って水を飲んでくれることがなかったからです。

飲んでもらうためにケージに戻しても「ケージに入れられた!」と怒ってしまい、出して出して!と大騒ぎします。

だから今までは、そろそろ水分補給したほうがいいのかな?と思ったあたりでケージに入れて、「出して!」という催促が出来ないように隣の部屋で息を潜めて待機していました。

そして水を飲む音を確認した後に迎えに行くのですが、「僕のことを理不尽にケージに入れた!!」と怒るのをなだめなければいけません。

でも、この頃は
「お水飲んでおいで。その後で出してあげるからね」
と言ってケージに入れると、ケージ内を一周した後に(←何故?)ウォーターボトルの所に行って飲んでくれます。

そうしてお水を飲んだ後、入れられたことを怒らずに外に出てきてくれるようになりました。

7.自分の名前は勿論、猫の名前も理解している

私はチョコに、同居している猫のリュミについて語りかける時は
「リュミおねえさん」
という呼び方をしています。チョコに話しかけると共に、リュミにも聞かせるためです。

チョコがリュミの所に行きたがってじたばたしている時に
「リュミおねえさんに抱っこしてほしいよねー」
と言うと、”リュミおねえさん”という言葉で、チョコが自分に対して何かしてくるという事が解るわけです。

そうするとリュミが、今は嫌だとか別にいいよとか何かリアクションをしてくるので、その意思を優先しています。

ある日チョコに対して、「リュミちゃん」と間違って声かけしてしまった時に、「ん?(何か違うよ)」という反応の後、リュミを待機する動きをしていました。(リュミが寝床から出てくる前に鈴の音が聞こえると、待機する位置があるのです)

「リュミおねえさん」ではなく「リュミちゃん」でも解るんだなーと感心しました。

8.服に爪が引っかかった時に、私が取り外すのを待つ

私が着ているパーカーの、フードの紐にチョコの足の爪が引っかかった事がありました。

普通の綿の紐なら引っかかった事がなかったのですが、その紐はラメっぽく加工してあったのでそれが良くなかったのだと思います。(危ないので、その後その紐は服からはずしました)

2~3回、引っかかった足を引っ張っていたので気がつきました。

それで、爪を引っかかりから開放してあげようと片手で紐を持ち、もう片方でチョコの足を軽く持ちました。そうしたらチョコは足の力を抜いて、完全に私のされるままになったのです。

これって、人間でも意識して力を入れてしまうような場面だと思います。なのに、これからはずすという事を理解して力を抜いて待っているとは、デグーって何処まで頭がいいのかと驚きでした。

9.会話らしいやり取りが出来る・声真似をする

チョコを家に迎えることが出来た時、嬉しくて嬉しくてそれを伝えたくてチョコに「ピルピル」と鳴いていました。

ピルピル鳴くと言っても、デグーちゃんのあの電子音のような声をリアルに再現は出来ません。

「ピッピッ」と言う時の、唇をはじくような動きを声を出さずにするのが近い感じかと思ってチョコにそれを繰り返し聞かせていました。

そうしたら、チョコが「ピッピッピッ」と同じように私に鳴き返してくるようになりました。

デグーの真似をする人間、の真似をするデグーです。

ただその鳴きまねをするとしゃっくりをし始めるので、やめることにしました。

口笛を吹くのではなく吸う時の音が、チョコには「ピルピル」と同じ意味に聞こえるようなので、今はそうして嬉しい気持ちを伝えています。

このようなリアルな声真似だけではなく、チョコは会話の雰囲気を習得しているかのような鳴き方をする事があります。

ポケットモンスターのピカチュウは、人間のような発声は出来ませんが、「ピカピカー」という声で、何か会話をしています。あれに近い感じです。

チョコが私の服の中に入っている時に撫でていたら、撫で方が気に入らないと「ギュオギュオ!」と怒ります。

そんな時に「ごめんねー」と言って優しく撫でなおすと「プクプピピー」と甘えた声で返事をしてくれたりします。

ウトウトしている時に背中を撫でたら、どうもそっとしてほしかったようで、振り返って私の目をしっかり見ながら「プー・プー・プー・プー・プー!」と鳴いてきました。

「し・な・い・で・ね!」と声を充てたら、イントネーションからぴったりです。

デグーちゃんって、本当は人間と話せるのではないかと思っています。

10.必死な状態でも相手が痛くないよう気をつける

ケージに入って待っていた寂しさが理解されない(=お詫びのおやつがイマイチ)と思った時、「くやしいー」とケージの中のプラスチック部分でジタバタします。

その時にこのプラスチックの上におしっこをすればチョコの足元はおしっこで濡れてしまいます。月に1度くらいこんな事になります。

そんな時は片手で保定した状態で、水で濡らして固く絞ったタオルで拭きます。その後に砂浴びをさせます。可哀そうですが、そのままにしておくと真菌症の原因になりかねないのでそうしています。

保定して拭かれるのは苦手なので、チョコは私の手に爪を立てて掴んでいます。

「痛い痛い!」と言いながら、チョコの食い込んだ爪をそっと私の手からはずしました。それでも再び爪が食い込んできます。

「痛い」というと爪を食い込ませる程しっかりつかんでいた片手を、まるで「前へ習え」のようにピシッと伸ばしてきました。

え?偶然??

と思いつつ見ていると、爪は再び私の手に。

「痛いよ」→再びピシッと前へ習え。

偶然ではなく、チョコなりに必死に痛くないようにしてくれていたのです。

そういう事を数回繰り返した今では、保定されても手に力を入れないようにしてくれます。

他にも、自発的に肌に爪を立てないように工夫してくれます。

ケージから外に出てもらう時に、手首あたりに少しジャンプして飛び乗るように手を差し出します。(もう片方の手には「ケージに入ってもらっていてごめんね」のお詫びのおやつを持っています)

チョコが腕や肩を走り回っても傷が出来ないように、夏でも長袖を着ています。普段はそんなに爪を立てなくても、落ちそうになってつかまる時や、大きな音が聞こえてびっくりした時は爪を立てるからです。

ですが、「出して!」の催促が激しい時は半そでのまま迎えに行くことがあります。

いつものように手を差し出すと、手に飛び乗る前に手と自分の角度を入念にチェックして微調整した後に飛び乗ってきます。

服を着ていない肌に飛び乗るので、私の手に爪を立てなくても飛び移れるように調整してくれているのです。これは教えたわけではなく自発的にやっている事です。

11.おやつへの推理力

チョコはベタ慣れデグーなので、ケージの中での留守番が嫌いです。

留守番で辛い思いをしたわけで、ケージから出る時に「ケージに入ってもらっていてごめんね」のおやつもそれ相応のものを要求します。

おやつがイマイチだと

「僕の気持ちなんてわかってないくせに!」

と私の手を振り払います。これは承認欲求になります。マズローの欲求5段階説の上から2番目です。

はっきり言ってこの時点でびっくりです。

さらにびっくりしたのは、私があげる予定のおやつの現物を見る前から予想していた事です。私がおやつを容器から取り出す音を聞いて予想していて、私がケージの戸を開ける前から、私に対して怒る、甘える等どう対応するか決めていたのです。

ランクの高いおやつだったら甘えて、低いおやつなら怒る、といった感じです。

さらに、おやつに対し細かいニュアンスまで伝えようとします。

ウィート・ヘイという牧草をとても気に入ってくれたので、お詫びのおやつとしてあげる事にしました。

袋からガサガサとウィートヘイを出す音はチョコにとって聞きなれない音で、ごちそうと予想したようです。

ケージの戸を開けて手を差し出すと、機嫌よく飛び乗ってきました。

「どうぞ」、とウィートヘイを差し出すと、そのまま固まってしまいました。その状態で頭の中をいろんな考えが巡っているようです。

固まってから2秒後、ピョンとそのまま後ろに飛んで

ケージの中に戻っていきました。

おやつが気にいらないならそのまま「そんなおやつは嫌だ!」と怒ればいいと思いますが、チョコが伝えたかったのは、

「ウィートヘイが気に入らない」

ではなく、

お詫びとしてのウィートヘイが気に入らない」という事だったようです。

ウィートヘイが気に入らないと誤解されて、今後もらえなくなる危険性まで考えるなんて、本当に頭がいいですよね。

まとめ

家のデグーについて話していたら、「犬種は何?」と聞かれたことがあります。その人は犬飼いさんでした。なのでデグーは犬レベルで賢いようです。

ずっと「デグーが」と言っていたのですが、犬の名前が「デグー」だと思われたようです。

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