自分らしく生きる3ステップを発達理論で解説します

発達心理学
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会社を経営している人が、後を継がせる予定の子どもに、他社で修行をさせることが良くあります。これは、いわゆる「アホぼん」にさせないための対策です。

これは発達理論的に見ても理にかなっています。

次世代を継ぐ張本人から見ても「アホぼん」の状態より修行をして発達段階を進めた方が、やりたいことが出来るので自由かつ自分らしく仕事ができます。

発達理論は、組織や会社での人材育成に活用されています。

今回の記事では、人生を自分らしく生きていくためのステップとして書いていきます。

  • 自分らしく生きるとは
  • ロバートキーガンの発達理論
  • 発達段階を経て自分らしく生きる過程

自分らしく生きるとは?

心の制限が少ないままで、やりたいことを実行する、出来るように目指していけることです。

人間の心は3つの構造に分かれています。

  • エス:本能や欲求など、心の中の本能的な欲求や生理的な衝動を持つ部分(黒い心のイメージ)
  • 自我:エスと超自我を調整する部分。ここが「自己」だと認識されている(グレーのイメージ)
  • 超自我:道徳的で正しい理想を追い求める部分(白い心のイメージ)

この3つの内、超自我が心に制限をかけています。

超自我がなければ社会生活を上手く過ごせません。ですが多すぎても不自由になります。超自我によってエス(本能や欲求)を押さえつけてしまい、心が苦しい状態にもなります。

理想は、自分に適した量の超自我を持ちつつ、自分の心の声を大切にしていくことです。

そうなるための方法が、発達段階では説明されています。

ロバートキーガンの発達段階に見る、自分らしく生きる3ステップ

ロバート・キーガンの成人発達理論とは

ロバート・キーガン博士らが提唱する発達心理学の1つです。人間を発達段階で大きく5つに分類し、それに基づいて会社の組織開発や人材育成に役立てられています。

成人の発達段階区分は、発達段階2~5です。

人はこの順序で成長していきます。言い換えれば、この順序でなければ進めないということです。

簡単に書くと

・発達段階2→まだまだ子供
・発達段階3→我慢を覚えて空気を読み大人になった
・発達段階4→みんなを引っ張る頼もしい大人
・発達段階5→酸いも甘いも噛み分けた大人

と、なります。

自分らしく生きるための3ステップ

1.社会の中で自分を抑えつつ自分を知る段階

発達段階2:道具主義的段階(利己的段階)→  発達段階3:他者依存段階(慣習的段階)への成長

重力がなければ移動さえ不自由になります。法律がなければ犯罪に怯え外出もできなくなります。それと同じように、ある程度の自分へのコントロールや制限は必要です。

好きな時に起きる、食べたいものだけ食べる、嫌なことがあれば怒るなどの状態は自由に見えるかもしれません。

ですが、何か目標が出来た時に、それに向かって行動する持続性はありません。我慢を知らないからです。

このステップでは、自分を抑えて周囲に合わせます。人に使われるという経験をすることが、自分らしく生きるための土台・我慢強さを作ります。

2、自分を取り戻していく段階(感情の解放・内観など)

発達段階3:他者依存段階(慣習的段階)→ 発達段階4;自己主導的段階への成長

自分の心を知り開放し、全体を見ながらも自分の意見を述べていきます。発達段階3で「集団の善良な一員」を経験しているので、集団で上手くやりながらも自分の気持ちを表現出来ます。

このステップでは、周囲に気遣いながら、自分の大切にしているものや価値観を元に、自由に生きていく段階です。

3.自分らしく生きるのが当たり前になる段階

発達段階4;自己主導的段階 → 発達段階5:自己許容、相互発達段階への成長

自分を取り戻していく段階との違いは、自分らしさが当たり前なために、他の人らしさも受け入れられるところです。

自分は人生の主人公であると共に、多数の中の1つというのを理解しています。

みんなと協力しながら、自然な流れを作り出していきます。目に見えない大きな力に応援されながら前に進んでいると感じます。

3ステップの具体的な方法

1.社会の中で自分を抑えつつ自分を知る段階

我がままに好き勝手やっている段階から、集団生活の中で我慢を覚え人に従う段階に移ります。

小学校に入ってそうなる人も居れば、中学校の部活動で先輩にしごかれてからという人もいます。大人になって就職し賃金のためにという人もいます。

我が儘好き放題の段階を経験しているのも大切なことです。そこで自分の出し方を体験できるからです。

自分の出し方を習得している上で、周囲を見て合わせるというのがポイントです。

2、自分を取り戻していく段階(感情の解放・内観など)

集団の中にいる大人しい目立たない一員から、自分の意見を出していく段階です。自分を抑えることと、好き放題にするのとを経験した上で、その両立を目指していきます。

具体的には、小規模の団体をまとめる、引っ張っていくという役割を経験してこの段階に進みます。

みんなの意志を尊重しながらも、自分の方針に進めていく方法を模索することで叶います。

3.自分らしく生きるのが当たり前になる段階

1つ手前の、みんなをまとめ引っ張っていく段階でも、充分に自分らしい生き方は出来ています。

この段階に行くためには、壁や試練を超えます。

頑張ってきたものが全て無駄になる、大切なものを失う、自分の価値観が変わるほどのショックな出来事が起きる、という経験して、俯瞰(ふかん)力を持ち多くを受け入れるようになります。

穏やかな出来人が、過去に壮絶な苦労をしていたというようなパターンです。

キーガンの発達段階4のレベルでは成し得られない目標がある時に、ここに進んでいきます。

まとめ

  • 自分らしく生きるためには超自我が強くなり過ぎないこと
  • 発達段階の順序通りに進み成長すれば、自分らしく生きていく力が付く
  • 自分らしく生きていくステップ
    ・1.好き放題→我慢を覚える
    ・2.我慢→周囲と調和しつつ自分を出す
    ・3.調和しつつ自分を出す→俯瞰(ふかん)視点で多くを上手く進める

発達心理学
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