こんにちは。くまの(Kumano@deguneko)です。
エナジーバンパイアとは、人のエネルギーを勝手に吸い取っていく人のことです。
奪う側は、意識的に奪う場合も、気が付かずにやっていることも両方あります。本人ですら気が付かずに吸い取っているパターンでは、悪気がないので気が付きにくいかもしれません。
奪われる側は気が付かないうちにエネルギーがなくなるので酷く疲れます。
一方、自分がエネルギーをいつの間にか奪って迷惑をかけているのでは?と悩んでいる人もいます。
今回はエナジーバンパイアについて、奪われ方や対処法、自分がバンパイアにならないために気を付ける方法について書いていきます。
エナジーバンパイアから受ける被害
1.気力が奪われる
バンパイアが吸い取っているエネルギーとは、気持ちのエネルギー=気力です。
人を動かすエネルギーの元になるものは
- 物質(体力、ホルモン分泌等)
- 気エネルギー(気持ち)
- 情報(知った情報やニュース等)
の3つに分かれます。
この3つは相互に変換が出来ます。
体←→気持ちへの変換
体が元気なら気持ちも明るくなり、嫌な気持ちになれば体も疲れます。気持ちと体感は強いつながりがあり、緊張すれば筋肉がこわばり肩を落とせば気持ちが沈みます。
情報←→気持ち・体への変換
良い知らせを聞けば気持ちが明るくなり、嫌なニュースを聞くと気分が暗くなります。情報は生命を維持するために活用されるので、危険な情報はまず体へ伝わりホルモンの分泌に影響します。危険な情報が入れば、体がアドレナリンを分泌し、怒りの気持ちになるなどです。
その結果、気持ちの力だけのはずなのに
- 精神力
- やる気
- 根気
- 集中力
- 体力
- 元気
- 勇気
- 運
- 度量
までもが奪われることになります。
2.悪いエネルギーを浴びせられる
エナジーバンパイアになる人は、自分への不満を抱えています。
自分の機嫌を自分でとることが出来ず、その不満の原因さえ分からず、嫌な気持ちを奪う相手に浴びせにいっている状態です。
こう考えるとエナジーバンパイアも大変なのですが、そこで同情すると気が合ってしまい余計にエネルギーを奪われるので注意が必要です。
エナジーバンパイアのマウンティングタイプを想像すると分かりやすいかもしれません。
自慢、優越感、見下し目線、嫉妬、いやみ等のマイナスなエネルギーを浴びせてきます。
その結果、嫌な気持ちになります。自分の問題ではないにもかかわらず、その聞かされたことについて考えたり悩んだりしてしまいます。
エナジーバンパイアのエネルギーの奪い方
1.仲良しアピールしながら攻撃する
フレネミーという言葉をご存じでしょうか?
フレンド(友達)とエネミー(敵)を合わせた造語です。
友達で仲良くしたい風を演じつつ、裏では秘密をバラしたり、悪い噂を流したりします。
問いただしても「え?言っちゃだめだったの?」「褒めていただけなのに気を悪くしたらごめんね」などととぼけます。
これがあまり親しくない人なら、嫌な奴だと心のガードも出来ますが、友達を装われ気を合わしてこられているのでエネルギーを奪われます。
2、罪悪感を持たせる
こちらが悪いと思わせるような言動を繰り返します。
単純に悪い点(それが実際に悪いことでなくても)を指摘する場合もあります。可哀そうな自分を見せ、同情出来ないなら冷たい人間ではないかと思わせる方法もあります。
「こんなにあなたのことを思っているのにどうしてわかってくれないの?」という押し付けもそうです。
そのようにして「気」を使わせたり「気」をるように誘導し、「気エネルギー」を奪っていきます。
3.感情を乱す
正面から嫌味を言ってきたり、バカにした言動でこちらの感情を乱します。
自分の言動によって相手が恐怖、怒り、憎しみなどの感情で心を乱すのを見て、自分の存在の大きさを確認し自信を付け気持ちを満たしています。
そんなことでしか自信が持てないというのも大変なのですが、自分で自分を助ける方法を本人が見つけない限りどうしようもないので、距離を置くしかありません。
4.受動的攻撃
直接的には攻撃せず、問い詰められても言い訳ができる範囲で嫌なことをするパターンです。
- 不機嫌さをアピールする
- 聞こえるように陰口を言う
- 約束を忘れたふりをして困らせる
- わざと仲間はずれにする(お菓子外しなど)
陰口は「あなたのことではない」と言えばよいですし、仲間はずれは「気が付かなかった」ととぼければ済み。受け取り方が悪い扱いされます。
でずが本当に忘れたり気が付かなったのなら、びっくりして事実確認をしたり全力で謝るものです。
なので平然としている場合はわざとだと判断が出来ます。
5.マウンティング
- 相手がコンプレックスに思っている部分について自慢話をする
- やることや意見などにダメ出しする
- 相手の状況をこき下ろす
等、これはエネルギーを奪うのによく使われる方法です
自分のほうが上だと思い込み相手を無理にでもねじ伏せることでエネルギーを得ます。
これは、幼少の頃に親からの愛情が得られなかったのをこじらせてしまい、自分は他人とは違う特別な人間だと思わなければ精神を保てないという、選民意識であり、オレ様・女王様スキーマです。
エナジーバンパイアの被害にあわないために
1.気を合わせない
かわいそう、助けになってあげないといけない、こんな自分はダメなのかな?など、相手がエネルギーを奪おうとしている状態なのに、同情し気を合わせます。
気を合わせる相手からはエネルギーが奪い放題になるので被害に遭いやすくなります。
相手が悲しげにしていてもつられず、怒りに誘導しようとしても平然としているだけでエネルギーは奪いにくくなります。
2.気を逸らす
気を合わせないよりもっと強い撃退法として、気を逸らすという方法があります。これをすればバンパイアはエネルギーを奪えないのに、酷いことをしている気がして逸らせないようです。
簡単な方法は、相手の言葉をそのままの意味に受け取ることです。
僻み的に「ずいぶん楽しそうだったね」と言われれば「うん、楽しかった!」と返します。嫌味に気が付かずそのまま返していけば、伝わっていないことにイライラしてボロを出します。
3.距離を置く、縁を切る
可能なら物理的に離れるのが一番です。
縁を切るとか酷いのではないかと思われるかもしれません。ですが相手は相性の問題として、あなたにエナジーバンパイアの行為をしています。
エネルギーが楽して奪えるなら自分でなんとかしようとしないので、相手のためになりません。切れるのに繋がりを保つのは一種のオペラント条件付けです。
4.いい人、立派な人になろうとしない
いい人、立派な人になろうとする人の中には、自分は立派でなければ認められない、生きていく価値がないという心の根のわだかまりを抱えている人がいます。
上を目指したい要求が自然に湧き出るものではなく、深層恐怖や脅迫観念に基づくものといった場合にどうなるか、ですが
そんな理想の自分になど成れないので、達成出来ない自分を不必要に攻め続けます。エナジーバンパイアは罪の意識を持つ人が大好きなので、鋭い嗅覚で近寄ってきます。
急いでいても困っている人を見かけたら助けるのはいい人だからでなく、その人にとって助けたほうが心が楽だからです。
道にゴミが落ちていれば拾うのは立派な人だからではなく、掃除をした方が心が楽だからです。
何が自分にとっての楽かを長い目で見て考え、楽になる道を選べば、エナジーバンパイアとの付き合いも選択肢からなくなります。
5.前向きに楽しく生きる
前向きに楽しく生きていけば、エナジーバンパイアとは波長が合わずエネルギーが奪えません。気も合わないので近寄りにくくなります。
自分がエナジーバンパイアにならないためには?
自分が気持ちのエネルギー不足な場合、自覚して自分でなんとかすることです。
人からもらいたい時には、自覚してお願いすることです。例えば「嫌なことがあったから話を聞いて」「ストレス解消のカラオケに付き合って」などです。
意識と無意識の一致はとても大切です。エナジーバンパイアは自分がエネルギーに飢えているから欲しいという無意識に気が付かないために回りくどい方法で奪っています。
相手に気を使わせて奪っていくのはバンパイアですが、自覚してお願いし、相手が困った時に助けてあげるならギブ&テイクです。
その他、体調管理に気を付ける、好きな映画や音楽に触れるなどで、体・情報→気持ちにエネルギーを変換して補充も出来ます。
まとめ
- エナジーバンパイアが与える被害
- 気持ちのエネルギーを奪う
- 嫌なエネルギーを浴びせてくる
- エネルギーの奪い方
- 仲良しのふりをして攻撃する(フレメニー)
- 罪悪感を持たせる、同情させる
- 直接的な攻撃や嫌がらせ
- 冠絶的な嫌がらせ
- マウンティング
- 被害に遭わないために
- 気を合わせない
- 気を逸らす
- 物理的に距離を置く
- いい人、立派な人になろうとしない
- 前向きに楽しく生きる
- 人からエネルギーを奪わないために
- 自分の無意識の望みを自覚する
- 自分でエネルギーが補充出来るようにする
- 人から欲しい時はお願いしてみる
エナジーバンパイアのことが気になり過ぎる場合は、奪われる側にも心の問題があるのかもしれません。
何故そんなに気になるのか、何故奪わせ続けているのを見つめていくと、自分の中にある深層恐怖に気が付くこともあります。