エナジーバンパイアについての悩みは大きく分けて2つあります。
1つは、エナジーバンパイアの被害にあってつらい思いをしているというもの
もう1つは、自分はエナジーバンパイアで人に迷惑をかけているのではないか?というものです。
今回の記事では、エナジーバンパイアになっているかどうかの判断基準と、エナジーバンパイアになってしまう原因や治す方法について書いていきます。
エナジーバンパイアとは?
単純に言えば、気を使わせて疲れさせる人です。気を使わす=エネルギーを奪うことです。
気を使えば疲れます。疲れれば不調になります。
エナジーバンパイアについてもう少し詳しく書くと、自分のエネルギーを良い状態にするために、人に迷惑をかけることです。
エネルギーとは何か?ですが、これは気エネルギーを指します。
人を動かすエネルギーの元になるものは
- 物質(飲食物、脳内物質など)
- 気エネルギー(気持ちの力、徳など)
- 情報(五感や第六感で得たもの、伝えられたものなど)
の3つに分かれます。
上にも書いたようにエナジーバンパイアの目的は、自分のエネルギーを良い状態にすることです。その目的のために行うことは2つあります。
- 人から良いエネルギーを奪う
- 人に悪いエネルギーを押し付ける
人に、自分が持つ悪いエネルギーを与えると同時に、奪った良いエネルギーで自分を満たしています。
やられた側は踏んだり蹴ったりです。
エナジーバンパイアかどうかの基準は?
個人の感じ方が基準になる
人同士が交流した時には、多かれ少なかれエネルギーの循環が起こっています。相手が人でなくても、動植物相手でも起きています。
エネルギーの循環が起きている時に、完全に同量を交換し合っているというのはなかなかありません。
なので、今日は自分が貰う方が多かったとか、いつもより嫌なエネルギーを押しつけたかも、という日はあります。逆に今日はあげる方が多かったという日もあるはずです、
エネルギーが湧き出る気質のエルゴンなら、多くのエネルギーを受け取ってもらうほうが良いタイプの人もいます。
なのでハラスメントと同じで、個人の感じ方が基準になります。
相手が
「エネルギーを奪われて疲れる」
「嫌な気を押し付けられた」
と思えば、その人にとってあなたはエナジーバンパイアです。
これだけで話が終わってしまうので、エネルギーを奪う行動について書いてみます。
エネルギーを奪う言動の例(判定基準)
気を引く、気を使わせるなどといった方法で気エネルギーを奪います。
以下の言動が「習慣化」しているかどうかが、エナジーバンパイアの判定基準になります。
- 拗ねる
- 無視する
- 機嫌が悪いアピール
- 罪悪感を持たせる
- わざと意地悪をする
- わざと失敗をする
- 異常なかまってちゃん
- 愚痴を言う
- 会話泥棒
- 自慢話をする
- 欠点を指摘する(自信をなくすような)
- やたらと用事を言いつける
といった、困った行動もエナジーバンパイアです。
このような行動はその気がなくてもエネルギーを奪います。軽い気持ちでやっていたとしてもいつかは相手を疲弊させてしまうかもしれません。
小さな子どもが大人の気を引きたい時にする行動を想像してもらえば分かりやすいと思います。
見て見て! 私私! といったものから、ご機嫌取りを強要するものまでありますが、共通点は
「自分に注目して」
という部分です。
素直なアピールなら「交流」になり得ますが、相手に無理やりそうさせていればエナジーバンパイアです。
このような面倒をかける言動をしなければ、まずエナジーバンパイアではありません。単に相性の問題です。
何故エナジーバンパイアになるのか?
1.気持ちのエネルギーが不足しているから
気エネルギー=気持ちの力が不足しているので奪おうとします。
- 美味しくて体に良いものを食べる
- 睡眠をしっかりとる等、良く休む
- 適度な運動習慣
- ストレスを溜めないようにする
などで、体力が付きその結果気持ちも落ち着きます。
健康をおろそかにして体調が悪ければ気エネルギーも不足します。その結果奪ってしまうかもしれません。
体力不足を感じなくても、寂しさや満たされない気持ちからエナジーバンパイアになる場合があります。
自分が嫌いな程、その気持ちは強くなる傾向があります。自分で自分を愛せない分人から愛を貰いたくなるからです。
2.エネルギーを奪う方法を知っているから
これが一番の条件です。エネルギーが足りなくても寂しくても、方法を知らなければ奪えません。
バンパイアがうつるように、エナジーバンパイアも吸われることでうつります。
八つ当たりをされて奪われた人が、別の人に八つ当たりをして、エネルギーが奪えるということを知ってしまうのが1つの例です。
成功してしまうと、簡単に楽になれるのでそのような行動を繰り返してしまいます。
この場合は、意識してエネルギーを奪わない様に気をつけなければいけません。
エナジーバンパイアにならないためには?(治す方法)
1.与えたい人から貰う
エナジーバンパイアは、ハラスメントと一緒で、お互いの関係や程度によります。
世間には、エネルギーにあふれ受け取って欲しい人がいます。そのような人は受け取ってもらえないほうがストレスになります。
おせっかいと思えるくらい親切で、元気で常に積極的に動いているような人はそのタイプかもしれません。
そのようにエネルギーを与えたい人がいれば、遠慮なくもらって感謝を示せば良い関係が続きます。
2.貰った分を与え返す
これで一方的に奪うバンパイアではなく、エネルギーの循環であり助け合いになります。
エネルギーのやりとりは誰にでもあるので、多めにもらったとか、今日は貰いっぱなしだったとか、そういうのも多少はありです。
元気をもらったから優しさを返す、行動で助けてもらったから知識や技術で返すなどの方法があります。お互いに足りないものを持ち合っていれば、効率のよい循環ができあがります。
3.感情を整理する
特に怒りの感情を見つめていきます。
感情を持つのには理由があります。怒りによって相手をコントロールしようとしていないか確認してください。そのためには怒りの「目的」を知る必要があります。
そして、怒るのではなく要求を素直に伝えるようにします。
例えば、自分の手伝いをしてくれないのを、「気が利かない」「手伝わないのは人としてどうなのか?」と責めるのではなく、「手伝って欲しい」とお願いします。
罪悪感によって動かされれば疲れます。相手をコントロールするのはエネルギーを奪うのと同じです。
感情を見つめ整理することは、エネルギーを奪う行動をやめるきっかけになります。
4.体力を付ける
体力が付き健康になれば、ホルモンの分泌も正常になり、心が落ち着きます。
- 食事
- 睡眠
- 適度な運動
の3つが体力作りの基本です。
5.自分も人も大切にする
自分を大切に思うことが出来れば、人も大切に思えます。
人を大切に思うことが出来れば、自分も大切に思えます。
この世は、自分の不幸が誰かの幸せにつながるような身代り的なシステムではありません。ゼロサム思考、二極思考を離れることで、エネルギーを奪う意味を感じなくなります。
まとめ
- エナジーバンパイアは、自分のエネルギーを良くするために以下のことをする
- 人からエネルギーを奪う
- 自分の中の嫌なエネルギーを押し付ける
- エナジーバンパイアかどうかは個人の感じ方で決まる
- 困った面倒な言動が習慣化していなければ当てはまらないことがほとんど
- エナジーバンパイアになる理由は
- 気エネルギーが不足している
- エネルギーの奪い方を知っている
- エナジーバンパイアにならないためには
- あげたい人からもらう
- 別の良いエネルギーをお返しする
- 感情を見つめ整理する
- 体力を付ける
- ゼロサム(二極)思考から離れる