なんという意味不明なタイトルだ、という感じですが、そのままの内容です。
猫記事でもあり、人間心理に関する記事でもあります。(多分)
猫を動物病院に連れていった時の変な体験
家の猫のリュミは本当に動物病院が苦手です。キャリーに入れて自転車で連れていくのですが、その時から鳴きまくりです。
キャリーとは、アイキャッチ画像のような入れ物で、猫や犬などと外出する時に中に入ってもらうものです。
そしてキャリーの中からの叫びに近い鳴き声は、まるで「誘拐されたー! 助けてー!」と周囲に訴えているかのようです。
病院からの帰り道では全く鳴かずにおとなしいくしているので、「病院に行くのは嫌だー」と泣き(鳴き)叫んでいるのだと思います。
「だって箱入り猫だもん」
病院に着いてから診察の順番を待っている間は、キャリーに手を突っ込んで頭を撫でていると大人しくしてくれるのでずっとそうしています。
それでも、病院に入ってから受付を済ませるまでは鳴いてしまいます。
そんな私を。他の順番待ちの飼い主さんが薄笑いで見つめています。病院に入った瞬間、一斉にみんなが私の方を見るのです、薄笑いで。心なしか目も半開きくらいです。
ほんの一瞬の時間のことですが、これは本気で悩みました。何故ならその理由がわからないからです。
理由が分からない上に、あまりにも不思議で不自然ですよね。なので時折そのことを考えたりしていました。
ですが、ある時にその理由がわかりました。
動物病院で鳴きまくる猫を薄目半笑いで振返って見る理由
動物病院に来ている人たちは動物が好きです。好きだから飼っているのはもちろん、健康でいてもらうために病院に足を運んでいるわけですから、相当な動物好きです。
そんな時に、猫の「にゃーん」という叫び声が聞こえてきたら、「あ、猫だ!」と思ってその様子を見たくなるわけです。
それと同時に、その猫を連れている飼い主の気持ちを考えます。
こんなに鳴きまくる猫を連れて大変だろうな、本人は猫がうるさい事を気にしているかもしれない。そんな時に振返って見られたら「うるさい」と怒っているといると勘違いされるかもしれない。怒ってない事をアピールするためにも笑顔を向けよう!
そして、さらに飼い主の気持ちを考えます。
ここは病院だから、あの鳴きまくりの猫ちゃんは重い病気なのかもしれない。もし深刻な状態だったら、病気の猫を笑って見られたと思って飼い主が傷つくかもしれない。
こうして考えた結果、決して怒っているわけでもないけれども笑っているわけでもない好意を表現しているギリギリの顔が「薄笑い」に見えるあの表情です。
半目なのは、ガン見しないように気を付けているのと、微笑んでいるような目元を意識したらあんな感じになるようです。
さて、私は何故このことに気がついたのでしょうか?
それは、動物病院で診察待ち中に、ワンパクな犬ちゃんが入ってきたので思わず薄目半笑いで振返ってしまったからです。
私が今まで「??」と思ってきた反応と同じことをしているのにびっくりしました。そして周囲を見渡すと、他の人も同じ反応をしていました。
人間って一瞬で色んなことを考えるんだなーと自分で感心してしまいました。
まとめ
大阪の動物病院で、猫に文句を言われながらキャリーに手を突っ込んで撫で続けている飼い主がいれば、それは私かもしれません。
そして、大阪の動物病院でデグーに
もっとしっかり撫でてよ!
と、「キー! キー!」と怒られながら、摩擦熱が発生しそうな勢いで小さなデグーの頭を撫でている飼い主がいれば、多分それは私です。