家の猫のリュミが急性膀胱炎になりました。
今現在は完治しています。ですが老齢(現在21歳6ヶ月)なこともあり再発の可能性もありそうです。
今回の記事では、家の猫の急性膀胱炎が判明したいきさつ、動物病院での治療と費用、再発防止対策について書いていきます。
猫の膀胱炎とは?
膀胱炎とは、排泄物である尿が腎臓で作られた後にためられる場所である膀胱が炎症を起こすことです。
膀胱炎になれば排尿時に痛くなる、頻尿になる、排尿が困難になるなどの症状が出ます。
判別方法は、おしっこの時に痛がって鳴く、頻繁にトイレに行くもしくはおしっこが出にくくなる、尿に血が混ざるなどです。
猫の場合、
- ストルバイト結晶が悪化して起こる慢性膀胱炎
- 細菌感染などで起こる急性膀胱炎
- ストレスが原因で起こる突発性膀胱炎
があります。
急性膀胱炎が見つかった経緯
(上の写真は家の猫のもので、今日(2023、7.25)撮った21歳6ヶ月時)
家では膀胱炎予防も兼ねてシステムトイレを使っています。
ですがなぜかおしっこのみ、トイレの入り口手前でするようになりました。
何故?と思いつつ、老齢なのでトイレの中に入る体力がなくなったのかな、以前16歳の猫飼いの人からマットの上でトイレをするようになったという話を聞いたなぁと思いつつ…。
トイレの前にペットシーツを敷いておくとそこでしてくれるので、汚れたらシーツ交換していました。
ただ、猫がおしっこについて何か問題があった時は膀胱炎の可能性も考えられるので、尿検査紙で検査はしていました。
その時は尿潜血(-)でした。
ある日の夜のことです。
ペットシーツにはおしっこに目で見てはっきり分かるほど赤く血が混ざっていました。
尿検査で(-)をしっかり確認した約2週間後です。
血が混ざっているから赤いのは当たり前だと思われるかもしれません。ですが、血が目視できるほどはっきり分かるのはかなり病状が進んでいます。
目では普通の尿に見えても、尿試験紙では尿潜血3+ということも普通にあります。
なので、もしかして手遅れ!?と思いつつ、動物病院が開く朝まで待ってあわてて連れていきました。
動物病院での治療と費用
病院へは血の付いたペットシーツと検体として朝にした尿を持っていきました。
朝のおしっこは血も混ざったようには見えませんでしたが、家で行った尿試験紙の検査では尿潜血3+でした。
病院で、
- いきなり昨日の夜に血のまざったおしっこをした
- 朝の尿には血は見えなかったけれど試験紙で3+だった
- 2週間前は尿潜血(-)だったこと
- 頻尿も排尿困難もなく痛がった様子もないこと
- 生活も普通通りでご飯も機嫌よく食べていること
を、伝えました。
診断結果は
急性膀胱炎で、おそらく細菌感染によるもの。治療は抗生物質の注射か飲み薬で1週間もあれば治る見込みとのことでした。
人間が風邪をひいた時、昨日は全然大丈夫だったのに夜に急に発熱した、と同じような感じで、急性膀胱炎は2週間前には潜血(-)でも、いきなり目に見えて血が出るほどの悪化というのは普通にあるそうです。
私のようなベテラン(?)の飼い主なら飲み薬だけで治療できるとのことでしたが、私の希望で今日明日と抗生物質の注射をお願いし、残りは飲み薬で治療することになりました。
何故飲み薬を勧められたかですが、単純に費用の関係です。
ここの動物病院は飼い主側の予算に配慮してくれていて、診察料もありません。抗生物質の注射が一回1300円なのに対し飲み薬は200円で済みます。
このような病院だから費用の心配が少なく治療も積極的にできるので有難いです。
急性膀胱炎にかかった費用
初日 抗生物質の注射(-いつもの慢性腎不全の注射1700)=1300円 計1430円(消費税込み)
2日目 抗生物質の注射(-いつもの慢性腎不全の注射1700)=1300円+尿検査800円+飲み薬7日2100円 計4610円(消費税込み)
合計6040円(消費税込み)
でした。
2日目の病院での尿検査で潜血2+でした
家で抗生剤を飲ませつつ試験紙で検査をした所
病院に行った4日後には尿潜血(+-)
6日後には(-)これで完治です!
抗生剤は(-)になってからも計7日分全部飲んでもらいました。
再発防止対策
老齢になると、猫はグルーミング(体の掃除)をしなくなる場合もあります。
家の猫は1年程前からそうなので抜け毛もひどくなったためペットブラシグローブで定期的に抜け毛対策をしています。
グルーミングをしないということは、トイレの後も同様ということなので、これが細菌感染の原因の1つになります。
かといってアルコールで拭くのも洗浄し過ぎで良くないはずなので、お勧めの洗浄方法をききました。
そこで、動物病院で取り扱っている「オーツ スポットフォーム ペット用 200ml」を教えてもらい、購入しました。
1日1回拭くくらいで充分だそうです。
散歩後の足先や局所の汚れ等を手軽に処理でき、拭き取りのみで水洗いの必要がありません。 適量のフォーム(泡)を散歩後の手足、排出後の汚れた部位などに塗り、よくなじませてからタオル・テイッシュ等でしっかり拭き取ってください。 ・本品は獣医師の指導の下で使用して下さい。
オーツスポットフォーム
まとめ
血を見た時は、手遅れ?カテーテル?手術??とめちゃくちゃあせって震えながら病院に行きました。
早期発見で1週間もあれば治ると言われた時はすごくほっとしました。
ペットシーツでしかおしっこをしなくなった家の猫ですが、今は普通にシステムトイレでしてくれます。