「無意識」と「心身の健康」の深い関係

心を楽にする考え方
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こんにちは。くまの(Kumano@Rpgmg)です。

自分の無意識の全てを知るのは不可能です。

ですが、無意識からの訴えを無視・抑圧していれば心身共に具合が悪くなります。

毎日「死にたい」「消えたい」と思うのは、無意識に気が付かないからかもしれません。

無意識は常に本人のことを考え、上手く行くように誘導してくれます。オカルトで「守護霊」と呼ばれるものの正体は無意識という説も一般的です。

今回の記事では、無意識に気が付かないことが原因で起こる不調について書いていきます。

記事の内容
  1. 無意識とは何か?
  2. 無意識を抑圧すれば具合が悪くなる5つの理由
  3. 無意識に気が付かないほどに症状が悪化する例

無意識とは何か?

意識と無意識

意識・無意識を簡単に書くと

意識:自分で認識・自覚出来る心の部分
無意識:簡単には認識できない心の部分

です。

水面に頭を出している氷山の一角で、全体の10%が意識
水面下にある、全体の90%にあたる大半が無意識です。

心のほとんどが無意識の部分なのに見えません。

無意識の階層は

  • 潜在意識(subconscious)
  • 無意識(unconscious)
  • 集合的無意識(collective unconscious)

の3つに分けるという考え方もありますが、一般的には心理学上でも潜在意識と無意識は同じものとして扱われています。

無意識の5つの定義

無意識は広義の意味で「気付かないもの」「見えないもの」です。

どう「気付かない」か「見えない」かで大きく5つに分けられます。

  1. 抑圧されたもの:トラウマや自覚したくない自分自身を無意識に抑圧したもの
  2. 未知のもの:気付いていないために活かせていない才能や可能性など
  3. 「意識」せずにするもの:「無意識のうちに○○をしてしまった」など
  4. 集合的無意識:個人の無意識より深い領域にある様々な時代や民族に共通したもの
  5. 本質を隠しているもの:思考の癖や偏見など

無視・抑圧している無意識の正体とは何か?

本来、認識していなければいけないものなのに、何らかの理由で拒否や否定をして無意識に追いやったものです。

人は安全に生きるための本能が備わっています。恐怖や怒りなどもそうです。

怒りの原因も解決法も見つかっていないのに、ただ「怒ってはいけない」と怒りの感情を否定する場合があります。

子供の頃に怒りの感情をただ否定され、思い通りになることを強要されたのかもしれません。逆に、無意味に怒られ続けたために「自分は怒る人になりたくない」と思ったのかものしれません。

他にも

  • イライラする
  • うらやましいと思う
  • 面倒くさいと思う
  • 頼まれごとを嫌と思う
  • サボりたいと思う
  • ある人を苦手だと思う

など、書ききれないほど抑圧されがちな感情があります。抑圧すれば無意識に追いやられます。

一見良くないように見える感情でも何か理由があります。自分を保つために必要なものもあります。

嫌な感情は、原因を探るために無意識に問いかけ自己対話をする良いきっかけになります。

「どうしても許せないこと」や「怒りがおさまらないこと」は、自分を知る大きなヒントです。

無意識を無視・抑圧すると具合が悪くなる理由

抑圧するためにエネルギーが必要

気持ちは強いエネルギーです。

物理で「作用・反作用の法則」というものがあります。

物体Aが物体Bに力を加えると、必ずBもAに同じ大きさで反対向きの力を返します。強い感情のエネルギーを抑えるには、同等のエネルギーが必要です。

気持ちのエネルギー、つまり気力を消費し続けるので疲れて具合が悪くなります。

不具合を教えてくれているのに無視するから

否定したいような感情でも、発生することに理由があります。

感情は体を守るための身体反応として発生しています。体にとって良いことなら喜びの感情を出して繰り返すようにします。逆に危険なことなら恐怖などで止めます。

嫌な感情は不具合のヒントを教えてくれています。無視すれば不具合はそのままです。

※ 依存などは本能を操作し感情が正常ではなくなるので注意

意識と無意識がちぐはぐでバランスがくずれる

自動車を運転していて、ハンドル操作やアクセル・ブレーキの指示通りに動いてくれなければ危険です。事故を起こすほどの不一致でなくても、少しのずれでも運転し続ければ疲れます。

又、無意識に抑圧したものが独自にシステムを作り出し勝手に行動させます。冷静に考えればやらないようなことを、ついやってしまうのはこのせいです。

無意識が意識に気が付かせるために不調をおこす

わざとトラブルを連発させて「何か変だ」と気が付いてもらおうと無意識が働きかけます。腰痛など、原因不明の痛みがある場合は体ではなく心の不具合が原因だというレポートもあります。

その他にも、自分が嫌だなと思っている個性は何故か攻撃され続けることがあります。

例えば、声が個性的でコンプレックスだった場合、声についてバカにされたり嫌われたりすることの繰り返しが起こります。

その声の魅力に気が付き活かすようになれば、驚くほどに解決します。

無意識が「声の個性的な魅力に気付け」というサインでトラブルを起こすのですが、これってかなりわかりにくいですよね。

不調が限界を超えて潰れる

体に痛みを感じなければ、不調に気が付かずセーブせずに限界を超えて潰れます。

同じように、無意識の不調に気が付かなければセーブ出来ずに潰れます。

立派になるには我慢が必要だとか、とにかく努力すれば上手くいくとか、心は清くなければいけないとか、そのような考えはエネルギーを無駄使いさせる上に心の自由も奪います。

無意識を無視・抑圧すると具合が悪くなるパターン

段階1:イライラする(嫉妬心の抑圧)

例えば「すっぱい葡萄」というひねくれた嫉妬です。本当は手に入れたいのに無理だから「あんなものは価値がない」と欲しい気持ちを抑圧します。

やりたい趣味があったけれど時間や労力、お金など何かの都合であきらめてしまった、でも未練がある状態だったとします。

他の人がその趣味をやっていて、楽しかった体験談を聞きました。

その趣味への未練を抑圧していれば「自慢話か」「あんなのやる意味がない」と思ってイライラします。

段階2:疲れて動けなくなる(嫉妬とイライラの抑圧)

段階1では嫉妬心を抑圧していました。

段階2は、嫉妬心+イライラを抑圧した状態です。

イライラというエネルギーを無理に抑え込むためにはかなりのエネルギーが必要です。イライラのエネルギー+イライラを抑え込むエネルギーで二重のエネルギーを使っています。

このエネルギー消費を無自覚でしているので、動けなくなるほどに疲れます。

上に書いた趣味の1つで疲れて動けないまではいかないかもしれませんが、いくつもの嫉妬心を抑圧してイライラしているのに、その全てを否定するなら、疲れが溜まりぐったりします。心のエネルギーを使い果たし、体が重く上手く動けなくなります。

段階3:死にたくなる(嫉妬+イライラ+疲れの抑圧)

嫉妬心を抑えてイライラしているのに、そのイライラを抑えて疲れている、さらにその疲れにさえ気が付いていない状態です。

疲れていることにさえ気が付かなければ、ただぼーっとして上手く考えられなくなります。そんな中浮かぶのは、何もかも面倒くさいから死んでしまいたいというネガティブ思考です。

生きることにさえ疲れ切っていることに気が付かないうつ状態の原因にもなります。

まとめ

  • 無意識とは、意識が気付かないもの・意識から見えないもの
  • 無意識の訴えを無視すれば具合が悪くなる理由
    • 抑圧するために疲れる
    • 不具合を教えてくれているのに無視をするから
    • 指令と実行がバラバラになる
    • 無意識が気付かせるためにトラブルを起こす
    • 限界を超えて潰れる
  • 無意識に気が付かないほどに、イライラ→疲労→死にたくなる、と病状が重くなる

体の健康は良いエネルギーを生み出すものです。なので体調が悪ければエネルギー不足で心も不調になります。

今回の記事での、無意識の抑圧はエネルギーの無駄使いです。エネルギーを不必要に使い不足するために心が不調になります。

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