デグーは牧草を食べることで奥歯の伸びすきを防ぎます。
2021年現在、家のデグーのチョコは前歯が使えません。痛みと腫れを伴うため一部抜歯しました。
それでも牧草を食べてくれていて、奥歯については問題なく過ごしてくれています。
牧草の種類
デグーが食べる牧草は主にイネ科とマメ科のものです。
イネ科の牧草
・チモシー;種類も豊富で手に入りやすく、主食としてお勧めの牧草です。一番刈り、二番刈り、三番刈りがあります。
・オーツヘイ;カロリーはチモシーと変わらないものの、糖分が少し高め。嗜好性が高く、これが好きな子は多いようです。穂の部分は、(中身があれば)えん麦で高カロリーなので注意が必要です。おやつ牧草的な扱いがお勧めです、
・オーチャードグラス;葉の部分が多く柔らかめで、独特の香りがします。好き嫌いが分かれるそうですが、家のデグー達はみんなこれを気に入っていました。
・イタリアンライグラス;嗜好性が高いので、おやつ牧草的な使い方が良いようです。低カルシウムです。
・バミューダヘイ;水はけが良く安価なので敷材としてよく利用されています。もちろん食用にしても大丈夫ですが、あまり食いつきの良い牧草ではありません。
・クレイングラス;ダイエット牧草として知られています。チモシーと比べて低カロリーでカルシウムも少ないです。好き嫌いの分かれる牧草です。
イネ科の牧草は低カロリーで低カルシウム、低タンパク質。その上繊維質が多く含まれています。繊維質はデグーの健康にとって重要な上に、歯の伸びすぎを防いでくれます。
是非かわいいデグーちゃんたちに、イネ科の牧草をたくさん食べてもらいたいですね。
マメ科の牧草
・アルファルファ
・アカクローバ
・シロクローバ などがあります。
マメ科の牧草はイネ科のものに比べてカロリーも高く、タンパク質やカルシウムも豊富です。
大人のデグーにとっては栄養過多(特にカルシウム)になりますので生後半年以内の成長期を過ぎたら、おやつ的な扱いでほんの少量をあげる程度にしてください。
嗜好性が高いので、子供デグーが牧草を食べる”とっかかり”になるかもしれません。
チモシーの種類
収穫時期の違い
・一番刈り;種を蒔いて、1番最初に刈り取られた牧草。繊維質も多く栄養豊富。固いので食べない子も多い。
・二番刈り;一番刈りが刈り取られた後に生えてきた牧草。繊維質、栄養共に一番刈りには落ちるけれど、これを好んで食べる子も多い。
・三番刈り;二番刈りが刈り取られた後に生えてきた牧草。葉の部分が多く柔らかい。敷材としても向いている。
圧縮率の違い
保管や輸送のために牧草を圧縮します。
・シングルプレス;圧縮率が低いため、そのままの形に近い。
・ダブルプレス;圧縮率が高く、茎などが少し潰れた感じになっている。柔らかい牧草が好きな子向き。
産地の違い
アメリカ産;固くて茎も太い
カナダ産;アメリカ産に比べ柔らかく、寒い地方のため茎も細め
北海道産;葉も茎も柔らかめ
食べるものを与えよう
チモシーの一番刈りをモリモリ食べてくれればいいのですが、デグーちゃんによって好みが違うため、食べてくれない事があります。
二番刈りを食べてくれるなら、二番刈りをあげてください。
チモシーにも、刈り取る時期や産地、プレスなどで多くのバリエーションがあります。
種類が違うものが少量ずつ入っているお試しセットも、通販などで手に入りますので、デグーちゃん好みの牧草を探してみてくださいね。
お試しセットを利用しても、デグーちゃん好みのチモシーが見つからない場合もあります。(家のチョコがそうでした)。そんな時は、イネ科の牧草(オーツヘイ以外)を食べてくれるならそれをあげてくださいね。
また、チモシーゴールド二番刈りは牧草をあまり食べない子でも
「これだけは食べてくれる」と評判の牧草なので、試してみてはいかかでしょうか。
まとめ
現在、家のデグーが食べるメインになっているのは、チモシーゴールド二番刈りです