自己肯定感を高める簡単な方法【応急処置】

心を楽にする考え方
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自己肯定感は、自分で自分を肯定する感覚です。

この感覚を高めるためには、しっかりと時間をかけて取り組む必要があります。本来自己肯定感は幼少の頃に周囲の大人から受け取るものです。それを補うためにはかなりの手間がかかります。

ですが、応急処置的に簡単に高める方法もあります。

今回の記事で書くのは、自己肯定感を手っ取り早く高める方法です。「とりあえず」自己肯定感を高めて、本格的な取り組みへつなげてもらえれば嬉しいです。

ほんの一分で自己肯定感が高まる方法もあります。とにかく今すぐにでも高めたい方はそちらから実践してみてください。

自己肯定感とは?

自己肯定感とは何か?

ありのままの自分を肯定できる気持ちです。自分はたた自分というだけで「価値がある」「大切な存在」と思う状態です。

自己肯定感が高ければ、心が安定し前向きな気持ちでいられます。

自己肯定感と自信の違い

自信は、自分の能力や実績に対し自分で良い評価をすることです。優秀な自分を信じている感覚です。

自己肯定感は、能力の優劣に関係なく自分を肯定できる感覚です。

別の言い方をすれば、

自分は優れているからOKだ→自信
自分は優れていてもいなくてもOKだ→自己肯定感

です。

自己肯定感が高まらないありがちなパターン

自己肯定感ではなく、自己重要感を高めようとすれば失敗します。

  • 自己重要感:自分は重要で大切な存在だと認められているという実感
  • 自己肯定感:自分が自分であるから良いという、肯定の自己評価

自分はダメではないと認識したいために、人から褒められたい、認められたい、うらやましいと思われたいという欲求が湧きます。

マズローの欲求5段階説の「他者承認欲求」です。

人から認められることは大きな自信につながります。それは否定するつもりは全くありません。「他者の役に立っている」「人に認めてもらっている」という感覚は大きな心の支えになります。

ですが、それだけでは人の評価に依存します。

人からの評価なんて、状況や気分で変わるものです。自分の価値が人からの評価のみで決まるのは不安定です。

自分で自分を肯定出来ないから人に肯定してもらおう、という行動は、自己肯定感とはかけ離れたものです。

自己肯定感を高める簡単な方法

効果を高めるための3つのポイント

まず、これらの行動は自己肯定感を高めるためにやると認識して行います。行動に対し効果を意識すれば、より効果が高まるという心のしくみがあるからです。

次に、自分のためにやるという認識を持つことです。人に褒めてもらう、良いねと評価してもらうことを目的にすれば、自己承認欲求ではなく、他者承認欲求を満たすための行動になります。

最後に、自分の力でやることです。気分を上げるために良い腕時計を身に付けるにしても、その時計は自分のお金で購入してください。

自己肯定感を簡単に高める具体的な方法

得意なことをする

ピアノを弾くのが得意、裁縫が得意、絵を描くのが得意、料理が得意など、何か自分が上手く出来ると思うものをやります。

人と比べればそこまでとか、いくらでも上手い人はいるとか、人との比較ではありません。自分で上手く出来ると思えるものならOKです。

実際にやってみて、自分は上手くやれているなと感じられれば自分に対し良い気持ちが持てます。好きなように上手く出来ている状態そのものが、精神的に満たされます。

気分が上がるものを身に付ける・持つ

自分なりに奮発して、良い時計や靴、アクセサリーなどを身につける、良い小物を持つことで、自分はこれだけのものを身に付ける価値があるんだと自分に言い聞かせて自己肯定感に繋げます。

月に数千円かけて、ネイル施術を受けるだけで自己肯定感が高まると書けば想像してもらえるでしょうか。

人に何も言わなくても、綺麗にしてもらった爪を見るだけで元気が出ます。爪が視野に入る機会は案外多いものです。その度に自己肯定感が高まるので、ものすごいコストパフォーマンスです。

同じように、憧れていた腕時計を見れば、それだけでやる気が出ます。

贅沢な時間を持つ

好きな入浴剤を入れてじっくり半身浴をする、少し早起きして出社前に喫茶店に寄るなどです。

朝早く出掛け、ゆとりを持ってコーヒーを飲んだり出来れば、しっかりした自分、贅沢な時間を使える自分と気分が上がります。

掃除をする

片付いた部屋は、自己肯定感を高めます。

綺麗に整頓された空間にいれば、自分はこれだけきっちりとした人間なんだと「実感」できると共に、自分はこの整った場所に居るのにふさわしい価値があると思うからです。

ものが散らかっていれば、視覚情報が多いために頭も疲れます。頭が疲れると自己肯定感が低くなる行動をしがちなので、掃除の効果は大きいものです。

かといって、しっかり掃除するのは時間がかかり手っ取り早くはないかもしれません。

その場合は、自分がよく居る、目に入る場所だけを片付けます。私の場合ならPCデスク周辺です。

綺麗に整った場所で何か作業をすれば、はかどりやすくなります。

とっても簡単!1分で自己肯定感を高める方法

とにかく自分で自分を褒めてください。

あくまでも人知れず、自分にだけほめ言葉を向けてください。

誰にも自慢出来ないような、それって褒める内容?といった感じのものがお勧めです。

  • なんか小指の爪の形が可愛い!最高!
  • コーヒーが美味しいのは自分の味覚が優れているからだ!
  • 犬と目が合った、犬も魅了している自分は素敵!
  • 健康的な血管、かっこいい!

とか、そんな感じでなんでも良いので褒めちぎってください。

何か用事が出来た時、

例えば、髪が伸びてきたから切りにいかないとと思った時に、「この髪の伸びっぷりセンスある!」

とか

手が汚れて洗わないといけない時、「この手の汚れ方が芸術的!」とか

誰にも良い悪いを判断できないようなことを、好きな時に必要なだけ褒めちぎってください。

自分か自分であるから価値がある、それを決めるのは自分自身という自己肯定感は、突き詰めればこのような感覚です。

この一見意味不明な気持ちがあるだけで人生は楽になり、少なければ苦しみます。人の心は不思議ですよね。

繰り返していくうちに、自分で自分を褒めるのは楽しいことだと気付いてくるはずです。

自己肯定感が下がる意外な原因と対策

疲れていれば、気分が沈みます。気分が沈んでいれば自己肯定感も低くなります。

気分が沈んでいる時は「自分ってダメだなぁ」と思いがちです。

自己肯定感が低くなっているのは、単純に疲れが溜まっているからという可能性があります。

睡眠不足

睡眠が足りないと、思考がどんどん悲観的になります。

この先なにも良いことがないのではと絶望を感じるくらいの時でも、気がすむまでぐっすり眠れば、気分がすっきりして前向きになることがあります。

血の巡りが悪い

肩がガチガチにこっている、首回りが固まっている、座りっぱなしで腰が痛いなど、血の巡りが悪ければ生気がなくなり、気分が沈みます。

半身浴や散歩、単純に伸びをするだけで嫌な気分が解消されます。

試しに、「自分なんてもうダメだ」というセリフを

  1. イスに座り頭を抱え込むポーズ
  2. 気持ちよく伸びをしながら

の、2つのパターンで言ってみて、違いを実感してください。

伸びながら「自分はダメだ」と言っても、ダメだとは思えませんよね。

ビタミンD・日光不足

うつっぽい症状に悩んでいる時に、専門の人が勧めるのが日光浴です。

1日20分程度で良いので日の出ている時間に外に出れば、数日で気分が改善します。曇りの日でもかまいません。(5分でも十分な効果があります)

日照りが少ない国で、気分改善のために売れているサプリはビタミンDです。

まとめ

  • 自己肯定感は、自分が自分だからOKだという感覚
  • 自信は能力を上げて持つもの、自己肯定感は自分の個性を認めて持つもの
  • 自分を肯定できないから人に自分を肯定してもらえば自己重要感につながる
  • 手っ取り早く自己肯定感を高める方法
    • 得意なことをする
    • 気分の上がるものを身に付ける、持つ
    • 贅沢な時間を持つ
    • 掃除をする
  • 自分で自分を褒めちぎれば簡単に自己肯定感が高まる
  • 気分が沈むと自己肯定感も低くなる
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