ボジティブ風で実はネガティブな人って?

心の話
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ネガティブよりもポジティブの方が良い、という一般的な認識があります。

ネガティブな方が慎重で危機管理が出来るので良いとも言われます。それでも、ポジティブ風な明るい雰囲気が歓迎される場面は多いものです。

ものごとを悪いようにとらえて文句ばかりの人よりも、何かの可能性を見つけて前向きに努力している人の方が魅力的に感じます。世間での評価も高いでしょう。

そういう風潮の中、実際は違うのに、自分はポジティブだと思い込んだり、振りをしてしまう人もいます。

そのようにネガティブをこじらせてしまえば、本来の自分とは向き合えなくなります、

今回の記事では、そんなポジティブ風でネガティブな人について書いていきます。

ネガティブ/ポジティブとは

ネガティブとは?

否定的、消極的、悲観的であること。物ごとを悪い方向に考える傾向にある事です。一般的には、暗くてマイナスなイメージを持つ言葉です。

ポジティブとは?

肯定的、積極的、楽観的であること。物ごとを比較的良い方向に考える傾向にある事です。ネガティブとは逆の、明るくてプラスの、成功するイメージで使われる言葉です。

ポジティブとネガティブのどちらが良いのか?

答え:人によって違います。さらに言えば、その時々でも変わります。

ポジティブ思考で進んだ方が良いタイプと、ネガティブ思考でいた方が良い人がいます。

なので、どちらが良いかを知るためには、自分が

  • ポジティブ思考向きなのか
  • ネガティブ思考向きなのか

このどちらなのかを知れば良いということになります。

本当はネガティブなのに、ポジティブに振舞う理由

1.ネガティブだと嫌われると思っている

自分の中のネガティブな部分を人前で出すと、

「うっとうしいと思われるのではないか」
「嫌われるのではないか」
「構ってちゃんと思われて恥ずかしい」

など、そのような心配や不安からポジティブに振舞います。

このタイプは、人をほめ過ぎるくらいほめる傾向があります。ですがその内容は的外れな場合が多いようです。

何故なら、自分の本来の良さを分かっていなければ、他人の良さは分からないからです。

2.ネガティブな自分を認められない

このタイプの人は、しっかりテキパキとした、いわゆる「出来る人」のような印象を与えます。ですが、焦っている空気も感じます。

頼りがいがあり親切ですが、人のネガティブな部分を否定する傾向にあります。後ろ向きな意見に対し「そんなことを言っていれば上手く行くものダメになる」という評価です。

これは自分の見たくない面を相手に投影する「シャドウ」によるものと思われます。

3.ネガティブな人間はダメ、自分はポジティブで立派だと信じている

このタイプは、ポジティブさを強くアピールします。

ポジティブな自分は立派だと思いこんでいます。ネガティブ風な人を見付けると、嬉しそうに本人にアドバイスしたり、陰で悪く言ったりもします。

選民意識がポジティブさで現れた形です。

4.努力=ポジティブと思っている

前向きな努力は確かにポジティブです。

自分の良い面と悪い面の両方を見て、改善する努力なら問題ありません。

ですが、ただ「自分はとにかくダメなんだ」という、自分ではない何かになりたい理由での努力は、前向きとは言えません。

そのような努力は、自分の長所を消し、短所を強める方向性に進んでいきます。

そして、努力している自分=ポジティブな自分、という思い込みだけが、その人の心の拠り所になります。

足掻いているのに上手くいかず、心が不安定になっている人が多いのがこのタイプです。

5.単純に自分に甘い

他人に対してポジティブな助言ばかりするので、立派な人のような印象を持ちます。ですが、自分が困難におちいった時のみネガティブになるタイプです。

例えば足首を捻挫した人に対して、「手じゃなくてまだ良かったよ」「骨折よりマシだと思わなきゃ」と励ましたりアドバイスしたとします。

ですが、自分が足首を捻挫すると、大騒ぎしたり強く落ち込みます。

そして、「骨折よりマシだと思わなきゃ」と励まされたりしたら、「人の辛さも知らない癖に!」と怒り始めます。

自分の捻挫と人の捻挫はつらさが違うと思っているようです。

ポジティブな振りをする人の対策

ポジティブな振りをすることの問題は

自己認識が違っている」という、この1点のみです。

自己認識が違えば、自分が嫌いになります。意識と無意識のズレが生じるので何ごとも上手くいかなくなります。

運が悪くもなります。

これを前提にした上で、対策を書いていきます。

ネガティブのメリットを知る

ネガティブ思考の一番のメリットは、危機管理能力です。生き物の本能的部分でもあります。

悪い方向に考えて「無理だ」「ダメだ」と思うのではなく、危険を避ける方法や、どう動けば良いかを考える方向に持って行けば良いだけです。

あなたの長所を知る

自分嫌いな人が「長所」と判断している部分は、直した方が良い部分なことが多いです。無理をして作った「長所(仮)」なのでそうなります。

逆に、欠点だから消したいと願う部分に長所があります。

消したいと思う部分を個性ととらえてみて、伸ばす方向性で考えることを試してみてください。

人の重圧から解放される時間を作る

本来の自分とは違う自分になっているのは、他人に呑まれているからです。他人が望む自分や、他人に良い評価をされる自分を演じているに過ぎません。

一人の時間を作る、好きなことに没頭する、などで上手く自分を解放出来ると、本来の自分に戻れます。

度量を広くする

人として器が大きくなると他人を許容出来るようになってきます。そして、自分自身を一番に許容出来るようになります。

この器に関しては、物理的な器量=度量でも十分な効果があります。

ある日ふと「これが自分だから別にいい」と、あっさり認められる感じです。

そして「いちいち演技するのも面倒だな」と思うようになってきます。

まとめ

  • ネガティブ・ポジティブは良い悪いではなく、向き不向きの問題
  • ポジティブな振りをする問題は、自己認識を間違うこと
  • ポジティブな振りをする理由
    • ネガティブは嫌われるという思い込み
    • ネガティブな自分を許せない
    • ポジティブでいれば立派だという安心感
    • ポジティブ=努力だと思っている
    • 単純に自分に甘い
  • ポジティブな振りをしてしまうことへの対策
    • ネガティブの良い部分を知る
    • 自分の長所を知る
    • 人の重圧から解放される時間を作る
    • 度量を広くする
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