ベタ慣れデグーちゃんはとにかく飼い主さんと一緒に居たいと望みます。
だからといって、仕事や用事などの外出時、寝る時やお風呂の時にまで一緒に居ればデグーちゃんの命に関わるほど危険です。
なのでそれ以外の時間をなるべく一緒に過ごすことになります。
となると、家の中での用事=家事をしている時もです。
デグーちゃんによっては危険なこともあるので、飼い主さんの判断で家事の時も一緒に居るかどうかを決めてくださいね。
家のデグーが家事を見学するまで
最初は家事の時間はケージに入れていた
ベタ慣れチョコをお迎えして、なるべく一緒に過ごすようにしていましたが、べったり過ごすようにしいても、私が家事や食事をする時はケージに入ってもらっていました。
なぜなら、好奇心のままチョコが動きまわるため危険だからです。
ですが、私が家にいるのに一緒に過ごせないのは嫌なようなので、いつも急いで家事を済ませていました。
時間は1時間と決め、洗濯のスイッチを押す事からスタート。食事は時短メニューの麺類が中心となり、作りながら食べていた感じです。歩く道々で部屋を整頓して、洗濯を干し終わったらとりあえず家事と食事は終了。
そして、「ケージに入れられた!!」と怒るチョコをなだめて外に出していました。
疲れている時は、ご飯をウイダーinゼリーなどで済ませる事もよくありました。
ある休日「お腹空いたなー。ゼリーとかではなく食事らしいものが食べたいなー」と思いました。でもそのためにはチョコにケージに入ってもらわなければいけません。
「ケージに入れられたーー!」とブチ切れるのをなだめるのも大変だけれど、なによりもそれだけ腹立たしい思いをさせられるチョコは可哀想だな、と思いました。
家事をする時にも一緒に居られるよう練習をしてみた
とりあえずチョコの動きに注意しながら、肩に乗せたままでご飯を作ってみることにしました。
作ったのは焼きソバで、具はキャベツのみです。他の材料を切る余裕もありませんでした。
実際にやってみると、とにかく大変でした。
キャベツを取り出して左手に持てば肩から私の左手に走って行き、包丁を右手に持てば左手から右手に走って行き、と動きまわっていました。
そんな感じなので、私は左手でチョコを肩の上に固定しつつ右手でキャベツをおさえながら切っていました。
炒める時は、左腕でチョコを抱っこしつつ、左手におなべのフタを盾のように持ち、飛び散るかもしれない油を防御していました。安全のためフライパンから遠く離れ、右手を最大限に伸ばしつつの作業です。
結局焼きソバ1つ作るのに1時間もかかりましたが、簡単なものならチョコと一緒にいても作れるという事がわかったので、それ以来一緒に作るようになりました。
最初はそんな感じで大変でしたが、そこは賢いデグーちゃん。
私の服の中に入って襟首から顔を出して私が調理する様子を見学するようになりました。これはとても助かりました。右に左に移動しないので危なくないし、私も両手が使えます。
大根の皮をピーラーで剥くときは、ピーラーの動きに合わせて顔が左右に動くくらい真剣に見ています。
料理が出来上がったというのが解るようで、嬉しそうに襟首から上を向いて私の顔を覗き込みます。そんなチョコに「出来たねー」と声をかけるとピルピルと返事をしてくれたりします。
そうしてチョコは家事(を見るの)が大好きなデグーになりました。
デグーを乗せたまま家事をする時に注意すること
デグーちゃんはとにかく好奇心旺盛なので、珍しいものは齧りたがります、肩の上で完全に自由にさせていると、肩からなら届く電気系統のものを齧る可能性があります。
洗濯などでベランダに出た場合、ハンガーを伝って何処かに行こうとするかもしれません。うつむいて何かを取ろうとした時に下に落ちてしまうかもしれません。
何かの音にビックリした時にとっさに外に飛び出る事も考えられます。
そういう危険を考えると、服に入って顔だけ出してもらうのが安全です。動きが制限されるし、好奇心で動き出してもわかるからです。
最初は簡単な用事を少しずつやってみて、デグーちゃんががそれに慣れてくれるのを待つのが良いと思います。慣れてくれば、物珍しさで動きまわらなくなってきますし、見学するのに良い場所もわかってくるはずです。
家の場合は、安全な位置で家事を見学してくれるようになるまで2週間近くかかりました。
安全な位置は、私が教えたものではなくチョコが考えた場所です。でもそこは、本人からすれば安全な位置というより、見学しやすくて私に動きを邪魔されない場所だという事なのでしょうね。
まとめ
家のチョコにとって、料理を作っている様子はエンターティナー的なものに感じるようです。
退屈に感じたら「家事を見せて、料理を作って」と、催促をするようになりました。
お好み焼きを作るのを見るのが特に楽しかったようで、一時期は週の半分くらいお好み焼きを作っていたこともありました。